【春闘】心構え~豊田章男氏から~

心構え・役割

こんにちは! 北の熱い講師 オッケーです!

物価高騰で所得の目減りが激しい中の春闘が始まりましたね。

【春闘】心構え~豊田章男氏から~

豊田章男氏が社長を退任

トヨタ自動車が2023年1月26日、自社製作のトヨタイムズニュースに緊急生出演し、社長交代を発表しました。
トヨタの社長交代は約14年ぶりで、4月1日付で豊田章男社長(66)は会長に就き、佐藤恒治執行役員(53)が社長に昇格すると、ご自身の口で発表しました。

業界世界一企業

ほぼ同じくして、

トヨタ自動車の2022年(1月~12月)の世界新車販売台数(ダイハツ工業、日野自動車を含む)は、前年比0.1%減の1048万3024万台となったことを2023年1月30日に発表しました。
コロナ禍前の過去最高だった2019年の1074万台には、わずかに及ばなかったことになります。
新型コロナウイルスの感染拡大や全世界的な半導体不足などによる部品供給の停滞が生産のブレーキとなったものの、アジアを中心とする販売増加や生産の最適化(トヨタ生産方式)などで、1,000万台の販売数を維持したとのこと。

このことにより、1,000万台に届かなかった独フォルクスワーゲンより、頭ひとつ抜けて、3年連続の世界一を維持しました。

皆さんがご承知の通り、今の時代に日本が業界のトップになることは、稀なことです。

単純に、トヨタ生産方式の企業と切磋琢磨された従業員の皆様に賞賛を贈りたいと思います。

労使会議

2年前にちょっと話題となったことをご紹介します。

2020年2月19日に、直系従業員7万人と言われるトヨタ自動車の労使交渉が始まりました。
2020年春闘交渉が始まったのです。
労使協議会に豊田社長がいつも座る“指定席”にいないのです。
議論をするためのテーブルが三角形型に配置されているのです。
例年なら、組合と会社が向かい合うようにテーブルを並べ、交渉する相手が目の前にいる。
しかし、今回は真正面に向き合う相手がいない。
3辺にはそれぞれ、①組合、②会社(副社長の河合満氏、執行役員、幹部職・基幹職の代表=いわゆる管理職)、③社長の豊田章男氏と、河合氏を除く副社長、取締役が並ぶ配列になっているのです。

労働組合側と経営側がひざ詰めで向き合う労使協議は、経営側を「トップ級」と「管理職級」の二手にわけた「労使使」の配席という異例の形となったのです。
カーボンニュートラルからの電動化など自動車業界が変革期を迎える中で、日本企業の春闘を牽引してきたトヨタ労使で何が起きているのかと、世間がざわついたのです。

トヨタ労使の春闘協議は例年2~3月、計4回開催されるとのこと。
毎回、豊田社長をはじめとする経営幹部やトヨタ労組(当時の組合員は約6万9千人)の代表者ら200人以上が参加し、賃上げや待遇改善などを組合側の要求をもとに議論を重ね、最終的に経営側が回答を出すというのが通例です。
2019年までは、労使双方のトップである労組委員長と社長が普通に向き合う席の配置だったのです。
労使会議と言うと、この形が、ごく普通だと思います。

それを、豊田社長が変えたのです。

リーダーとは

さらには、この年の会議では、

豊田社長が2回目の労使会議の最後に、こう発言します。

管理職のテーブルの方に向けてです。

豊田社長は、切り抜いて発言しましたが、以下の言葉です。

ボスは部下をせき立てるが、 リーダーは部下をコーチする。

ボスは権威を切望するが、 リーダーは好意を期待する。

ボスは恐れを抱かせるが、 リーダーは熱意を持たせる。

ボスは『私は』と言い、 リーダーは『私たちは』と言う。

ボスは時間通りに来いと言い、 リーダーはみずからが時間前に来る。

ボスは間違いを非難するが、 リーダーは間違いを改善する。

ボスはやり方を知っているが、 リーダーはやり方を教える。

ボスは仕事を苦役に変えるが、 リーダーはそれをゲームに変える。

ボスは『やれ』と命じるが、 リーダーは『さあやろう』と言う。

イギリスの高級百貨店チェーンの創業者であるハリー・ゴードン・セルフリッジの言葉です。

豊田社長曰く、「熟知たる思い」だとも発言しました。
「労使」特に「使う側の姿勢」に問題があるのでは、、、と。

稲盛和夫氏の哲学

話は、少し横に逸れますが、

京セラを一代で世界的な企業に成長させ、経営破綻した日本航空の会長として再建に尽力した京セラの稲盛和夫名誉会長が2022年8月24日に逝去しました。

稲盛さんの言葉に、

成功した経営者が『俺は社長だ、専務だ』と威張っているのをかいま見るが、そんなんじゃいかんと思う。
上に上がれば上がるほど責任は重くなって、これでいいのだろうかと常に自戒して、努力をしていく、そんな生真面目な経営者であってほしい」とみずからの経営哲学を話していました。

経営哲学の根底にあるのが「フィロソフィ」と呼ばれる哲学=考え方です。

「人間として何が正しいか」「人は何のために生きるのか」という問いに向き合う考え方で、人として当然、持つべき根源的な倫理観や道徳観、それに社会的規範にしたがって誰に対しても恥じることのない公正明大な経営や組織運営を行っていく重要性を説いたものです。

コミュニケーション不足

経営者側が、自ら率先して部下とコミュニケーションを取っているか?
ちゃんと責任を取っているか?部下に転嫁していないか?

結果として、「裸の王様」となり、部下からの「信頼」を受けられていないのでは?
そのことさえも気づかずに来ていないか?

ということが、春闘の前段階に存在するのではないでしょうか!

真のリーダーシップ

経営者(陣)には、「決断力」が不可欠です。
トップマネジメントではなく、リーダーシップが必要です。

【マネジメント】あなたを【中心人物】にする

毅然として、真摯に従業員と対峙する覚悟が必要です。

これからの春闘


言わずもがな、天下のトヨタ自動車の春闘は、日本の春闘を左右すると言っても過言ではない、影響力のあることです。

皆さんの会社も、これから、春闘だと思います。
トヨタの数字をベースにしての労使会議ですね。

ライフラインを始めとするあらゆるものの物価高騰による、実質賃金の下落を受けての交渉です。

労使とも、落としどころをどこにするかの駆け引きです。

今春は、非常に難しい局面ですね。

今日は、豊田章男社長の一片の言葉を紹介しました。
経団連会長のポストに、ここ数年の内には就くでしょうね。
社長職としての最期の春闘にどう臨んて行くのでしょうかね。

リーダーとは

読者の皆様、色々な階層の方がいらっしゃるようですね。

それぞれのお立場から、考察して、来る春闘をお迎えくださいませ。

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!

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