【リーダーシップ】松坂選手の矜持を見た-6選-

心構え・役割

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

昨日、プロ野球選手 松坂 大輔 選手が引退しました。
今日は。「リーダーシップ」の観点から、オッケー流解説です。

リーダーシップの資質

松坂 大輔

先ずは、長い略歴から、

「平成の怪物」と称される
日米通算 377戦170勝108敗2セーブ
パ・リーグ投手最多記録となるゴールデングラブ賞7回受賞
2006年、2009年、WBC(世界野球)ではエースとして日本代表に貢献
アテネオリンピックの銅メダリスト
1998年、横浜高校3年の春・夏の甲子園連覇と達成する。
高校時代の逸話(「平成の怪物」と言われる所以)から、
野球部仲間に「サボリのマツ」と言われるほどの練習嫌いであったが、2年生時の夏の神奈川大会準決勝の対横浜商業高校戦で自身の暴投によるサヨナラ負けをして以降奮起して猛練習をするように変わったらしい。
バッテリーを組んでいた捕手は、入学時が、芸能人の上地雄輔です。
3年の夏、準々決勝で上重聡(後に日本テレビアナウンサー)のPL学園高校に延長17回の試合に250球を投げ完投勝利する。
翌日の準決勝、明徳義塾戦でも1イニングに登板。逆転劇を呼び込む。
決勝の京都成章戦では決勝戦でのノーヒットノーランを達成する。
圧倒的な活躍で春・夏連覇を達成した。
150km/h超の球速を出し、切れ味鋭いスライダーを武器に超高校級の投手として「平成の怪物」として注目を集めた。
ドラフト会議では、指名順位1位で日本ハムファイターズ及び横浜ベイスターズ含む3球団が競合の末、西武ライオンズが交渉権を獲得する。
直後の会見では「自分の意中の球団は横浜ベイスターズでした」と語っていたが、西武へ入団した。
背番号は18。本人はずっとこの番号に憧れていたという。
2021年、右手のしびれが取れず、1軍、2軍ともに登板なく、7月7日にシーズン限りでの現役引退を発表しました。

引退試合への向き合い方

対日本ハムファイターズとの引退試合で背番号「18」を着用して登板することが決定し、10月14日付で背番号の変更が公示されました。
昨夜、本拠地メットライフドームでの北海道日本ハムファイターズ戦に先発登板し、近藤健介選手(横浜高校後輩)へ5球投げ四球を与えた。最速は118㎞だった。
投球を終えた松坂は、日本ハムベンチに向かって、「ありがとうございました」と一礼をします。
万雷の拍手を受けながら、ベンチへ下がり、試合中もベンチから盛り上げた。
最後の登板後には「最初、グラウンドに出た瞬間のファンの皆さんの拍手に感動しました。正直、プロのマウンドに立っていい状態ではなかったですが、最後の相手になってくれた、北海道日本ハムファイターズの皆さん、打席に立ってくれた近藤選手、そして今日球場までお越しいただいたファンの皆さん、球場には来れなくてもテレビなどで応援してくれたファンの方々に感謝しています」と話しました。
「平成の怪物」は日本中のファンだけでなく、多くの選手の目標であり、あこがれだったはずです。
超有名大手企業のCMの出演本数も、多く、キリンビバレッジ、全日本空輸、日立製作所、カシオ計算機、ミズノ、トヨタ 、アサヒビール「スーパードライ」、コカ・コーラ 、ナイキ、興和 バンテリンコーワ 、サントリー「伊右衛門」など。

【矜持】の6選

「平成の怪物」として、子供たちの、あこがれの存在で居続けた

松坂選手に憧れて入団した現プロ野球選手が、非常に多いこと。
リーダーは、憧れられるほどの‟オーラ”を持つこと。

「松坂世代」(80年生まれ)として、同世代の先頭旗振り役を続けた

杉内・和田を始め、多くのプロ野球選手を輩出する、高校野球のレベルを引き上げた功績は大きい。
プロ入団1年目、最多勝16勝を挙げ最高勝率も獲る、「有言実行」型。リーダーは「有言実行」「率先垂範」型でなければならない。

昨日の試合前の会見が、ユニフォーム姿であった

本人曰く、引退マウンドに立ちたくなかった(結果ストレートでも118キロしか出なくなっていることなど)が、お世話になったファン、関係者に対してのお礼をしなければならないと思ったとのコメント。
一時代を築いた、プライドがさせた行動であると感じた方々多数。
リーダーは、自分の会社に対して、ロイヤリティを持ち、プライドを持ち続けて、部下に見せ付けることも必要である。

職業野球人としての健康管理意識が高い

昨夜の登板前の、チームスタッフ(後輩たち)に、「一日でも長くプロ野球選手で居続けるために、健康管理に金を使え」と挨拶を行った。
リーダーは、役職意識をしっかり持ち、健康管理に日々注視すること。

対戦選手を事前に左バッターを要望した

球団を通して、手のしびれの影響で、自分の投球で相手選手に球を当てる可能性があるので、配慮をお願いしたとのこと。
リーダーは、絶えず俯瞰した冷静な判断能力を持っていなければならない。

登板後の、相手チームへの感謝を、ベンチ前に歩み寄って行った

試合後のコメントにあるが、相手チームからの配慮に対し、帽子を取り、頭を下げる仕草は、スポーツマンシップを感じさせるものであった。
リーダーは、「礼を重んじなければならない」姿勢を部下に見せることも必要である。
カテゴリーキラーに対しても、「真摯な姿勢」で対することが最低限必要である。

いかがでしょうか!

リーダーシップの根底

リーダーシップの根底にあるもの、心掛け

自分を客観視すること。
相手の意識を想起すること。
周りの方々へのインパクトを与え続けること。

さぁ!

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!