【内村航平】トップアスリートの考え方

心構え・役割

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

1月14日に、あるトップアスリートが引退会見しました。
社会人にも通じる話なのではないだろうか!と思い、
一考察を。

トップアスリートの考え方

内村 航平

オリンピック4大会(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ、2020年東京)に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得しました。
また、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む21個のメダル(金メダル10、銀メダル6、銅メダル5)を獲得しています。

国内大会ではNHK杯個人総合10連覇、全日本選手権個人総合でも10連覇を達成しました。

昨年の2020年東京オリンピックでは、鉄棒で出場し、残念ながら落下し決勝に進めなかったですね。
真骨頂の「ピタッ!と着地」を観たくて、テレビ応援していた方、多かったと思います。

引退会見

オッケーが、「流石だな!」と思わせた発言がここです!

「僕はもうちっちゃい時からずっと父親に『体操選手である前に一人の人間としてちゃんとしていないとダメだ』と言われ続けて育てられたので、その意味がようやく分かったというか。大谷翔平くんもそうですし、羽生結弦くんもやっぱり人間としての考え方が素晴らしいなって思うからこそ、国民の方々から支持されて、結果も伴っている」

体操だけやっていてもダメだ、人間形成が出来ていないと、
真のトップアスリートとはいえない。と言い切りました。

発信者

実は、オッケーが「本物のアスリートだな!」と思ったスピーチがあるのです。
恐らく、皆さんも記憶にあるのではないかと思います。
それは、遡ること、2020年11月8日の国際大会「Friendship and Solidarity Competition(友情と絆の大会)」です。
国立代々木競技場で行われた2000人限定有観客の大会でした。
その大会閉会式の場で、内村選手がスピーチを行ったのです。
このスピーチが、すばらしいのです!
世論がコロナ禍でオリンピック開催に対して、
厳しい見通しが続く雰囲気の中での発信!
敢えて言います!
これは「発信」です!

「僕としては残念だなと思うことは、コロナの感染が拡大し、国民の皆さんが五輪が出来ないんじゃないかという思いが80%を超えていると。しょうがないとは思うけど、出来ないじゃなく、どうやったら出来るかをみなさんで考えて、そういう方向に変えてほしい。非常に大変なことであるのは承知の上で言っているのですが、国民のみなさんとアスリートが同じ気持ちでないと大会は出来ない。なんとか出来るやり方は必ずある。どうかできないとは思わないでほしい」。

世論のオリンピック開催はコロナ禍においていかがなものか!という風潮に傾き出した時期でした。
内村選手は敢えて、オリンピック参加を夢見て、突き進んできたアスリートとして、国民に伝えたかったのだろうと思われます。
感染対策で2000人に限定された観客からは、この日一番の拍手が起きたとスポーツライターの多くの方々が書いていました。

いかがでしょうか!

『出来ないじゃなく、どうやったら出来るか』
『人間としての考え方が素晴らしいなって思うからこそ、
国民の方々から支持されると思う』
この発言の真意というか、
トップアスリート「内村航平」という人物を、自身で客観視出来ることを、利用して、世に発信していく力の強さに感服します。

みなさんも、会社で「~は難しいねぇ~」的な諦め発言が、
横行していませんか?
「~は、どうやったら、少し道が見えて来るだろうか!」的な
発言が、あちこちで出て来る社風に変えて行きませんか!

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!