【阪神・淡路大震災】マンパワーはバカに出来ない!

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こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

6434人の犠牲者、家屋全半壊(焼)約47万世帯という甚大な被害をもたらした都市直下型地震、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)から今日で丸27年になります。

阪神・淡路大震災

その日の朝、テレビをつけた時に、「!ここどこだ!」と
目を疑った記憶が今でも蘇ります。
高速道路が横倒しになり、あちこちで火災が発生していました。
神戸市長田地区が、スポーツシューズの生産を中小の企業が行っていたので、その後のシーズンに、シューズ販売生産不足が起きたことを思い出します。
その当時、オッケーは、スポーツ用品のマネジャーであり、
大手スポーツメーカーから、復興協力のお願いで、大阪の子会社を紹介するので、取引をして欲しいと依頼を受けて、本社に事情を説明し、早期の口座を開設して、いきなり大阪から札幌に異動させられた若い所長と代理くんの後押しをした記憶があります。

「マンパワー」の凄さ

その年に、「マンパワー」の凄さを感じたことが起きます。

「オリックス・ブルーウェーブ」プロ野球チームのリーグ優勝です。

神戸の街は崩壊しましたが、被災者は悲しみを乗り越え復興のために前向きに生きたのです。
オリックス・ブルーウェーブが、『がんばろう神戸』を合言葉にユニフォームの右袖に「がんばろうKOBE」のワッペンをつけ、被災地神戸の復興のシンボルとして「優勝」という目標を掲げたのです。
シーズン開幕を迎えたブルーウェーブは、被災地という状況でありながら神戸での開幕戦に踏み切るのです。
神戸にとどまり、市民とともに戦おうというチームの想いと、被災者である市民が応援してくれたという背景がありました。
迎えた開幕戦、交通事情の悪い中、グリーンスタジアム神戸に、3万人の観衆が訪れたのです。
その応援に応えるかのように開幕戦勝利を飾ったチームはその後も快進撃を繰り広げ「優勝」という栄光を勝ち取り、市民を勇気づけました。

「がんばろうKOBE」という合言葉を胸に、チームとファンや市民が一丸となった結果、リーグ優勝に繋がったと言われています。

監督としてオリックスをリーグ優勝に導き、被災者に大きな勇気と希望を与えた 故 仰木彬氏が、10年後の2005年に当時を振り返り神戸新聞の取材にこう応えています。

 コンディションは最悪だった。優勝できたことが不思議なぐらい。当時はおとなしい子ばかりで頼りなかった。それが気持ち一つで変わる。人間の瀬戸際の強さを感じた。 プロ野球選手が気持ちを一つにするなんてなかなか難しいこと。復興への思いが団結心を生んだ。すごいと思った。みなさんから「元気づけられた」と言われたが、逆だった。神戸で試合をしていなければ、絶対にリーグ優勝はなかった。
使命感があったのだと思う。普通、優勝は球団のためであり、選手のためのもの。影響を及ぼす範囲は小さい。だが、95年は社会的意義があった。通常の通念とはまるで違った。

『使命感 胸に「がんばろう神戸」を合言葉に希望のリーグ制覇』
神戸新聞2005年1月12日より抜粋

オリックス・ブルーウェーブ登録選手の中に、誰がいたかご存じですか?「鈴木一朗」です。そうです!イチローです!
「前に進むために」 というインタビューに応えた昔の記事が出て来ました。今から17年前の記事になります。

 神戸に「行く」ではなく、「帰る」と、イチロー選手は表現する。阪神・淡路大震災については「忘れない」ではなく、「忘れられない」。十年前、神戸市西区学園東町にあるプロ野球・オリックスの合宿所「青濤館(せいとうかん)」で震災に遭った。ここ数年、1月17日には神戸で黙とうを捧げる。イチロー選手にとっての「1.17」とはー。

「あの日のことを、僕らは、被災した人たちは、いつだって忘れることはないんですが、もう一度、しっかり自分の記憶、気持ちの中にとどめる日ですよね。それと、前に進んでもらいたい。後ろ向きにならずに。10年たったわけですし、忘れるという意味ではなく、気持ちを切り替えられる区切りになると思うんですよね。僕は、次に起こることは何か、いま何をすればいいのか、いつも考えます。無駄というか、生かされないことの方が多いんですが、考える労力を惜しむと、前に進むことを止めてしまうことになる。それぞれの生活の場で、考える内容や質は変わるでしょうけれど、考えてみてほしい。僕も新しい年、無駄なことをたくさん考え、そこから新しい何かが見えてきたらうれしいですね。」

『-イチローインタビュー(下)ー
《前へ進もう》震災後の結論「野球をしなくては」神戸という街。一生付き合っていく。』
神戸新聞2005年1月3日より抜粋

いかがでしょうか!

前向きに行こう

『マンパワー』はバカに出来ない!
コミュニケーションから出て来る、
「集団パワー」の「突破力」は「本物」「ガチ」です。
「負・マイナス」で考えずに「正・プラス」で突き進んでいく力、
この力は、ご承知のように「自分」から作り出されるものです。
『心の持ちよう』です!
【スローガン】のような、皆が意識に残るものが必要かもしれませんね。
実質、(年始・成人の日などで)新年仕事始めであろう、今日!
『前向きに行こう』の気持ち大切です。

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!