こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
「野球」の話で、またまたです!笑
セ・リーグもDH導入

セ・リーグが27年シーズンから指名打者(DH)制度を導入します。
さかのぼること、1975年(昭50)にパ・リーグが先んじて採用して以来、52年後の大きな転機となります。
セ・リーグが2027年シーズンから指名打者(DH)制度を導入することを8月4日の理事会で全会一致で電撃決定しました。
1975年からパ・リーグが採用したもののセは9人野球の伝統を守り続けてきたが、国内の高校、大学野球が相次いでDH制導入を発表するなどしたことや、セパの格差解消のために方針を転換したようです。
セのDH導入は2016年頃から検討されていた

元ロッテで捕手としてWBCなどでも活躍した“モノ言う”評論家の里崎智也氏(49)がコメントしています。
ついにセ・リーグが守り続けた伝統の“封印”を解いたということですね。
2022年にメジャーリーグでも「9人野球」を貫いてきたナ・リーグがDHを導入。
国内では高校野球、東京六大学野球、関西学生野球も来春からの導入を決め、その時代の流れの中で、プロ野球のセの動向が注目されていました。
セのDH導入は2016年頃から検討されていました。当時は巨人と阪神が主導していました。
よりエンターテイメント性を高め、ファンの関心を集めたいとの狙いがあったようです。
2019年の日本シリーズで巨人がソフトバンクに4連敗。当時の原辰徳監督が、セパの“格差”に「DH制は使うべきだろうね」と発言し、再びセのDH導入論争に火をつけました。
新型コロナ禍の影響もあり、2020年の日本シリーズでは全試合にDH制度が採用され、巨人は投手の負担軽減などを理由にペナントレースでも暫定的な導入することを理事会で提言したが、賛同を得られず議論は停滞。
2023年の監督会議では、フリートークの中で、オリックスの監督としてDHの野球を経験している阪神監督の岡田彰布氏が「オレはずっとDH反対。打順をシャッフルしたり、ピッチャーが回ってくるとか回ってこないとか、そういう醍醐味がちょっとない」と反対意見を述べるなどしていた。
だが、セ以上に「9人野球」にこだわっていた歴史のある東京六大学が方針を転換し、野球人口の減少を食い止める意味もあり、高校野球がDH導入を決断したことで、一気に潮目が変わりました。
元々WBCや五輪などでもDHが採用されていて、国際化にも乗り遅れていた現状がありました。
ただDH導入となると、ドラフトの戦略など補強に関する準備が変わってくるため採用は、来年ではなく2027年からとなった。
SNSなどでは早くも賛否が飛び交っています。
里崎氏は「機構が決めること。いいも悪いもないですよ。
デメリットもメリットもあります。ただどの球団も同時にスタートするのだから、戦力補強の対応、準備を理由に1年導入を待つ理由はよくわからない」という意見。
そして「DHを導入することの効果については間違った見解が広がっている」とも主張しました。
DH導入でセの野球はどう変わるのか?
里崎氏が考えるメリットとしては、野球がダイナミックになる部分です。
「現状のセの野球では、下位打線で機動力を使うことはほぼない。
どういった選手起用をするかにもよりますが、投手が打席に立たないことで、下位打線でも機動力を使えて、得点能力が上がり、野球が常に動く可能性がある」
また投手交代の妙が減るとのネガティブ意見に関しても里崎氏は否定的です。
「DHが無いと投手の交代機が難しく、采配の妙があるとも言われていますが、DHの方がむしろ投手交代は難しいですからね。
打線の巡りで投手の打席に代打を送る自動的な投手交代がないので、本当の交代機を見極めるベンチの能力が試されるんです。
実はDHのある野球の方が交代機は難しいんです」
一方でDH効果とされる“常識のウソ”をこう指摘しました。
「守れない選手やベテランに出場機会が生まれるという議論がありますが、今季のパで、そういう選手が何人いますか?ソフトバンクの近藤は怪我もありDHで起用されていますが、外野は守れる選手。
オリックスの杉本もDHがなくとも守れます。日ハムのレイエスや楽天の外国人選手らがDHの恩恵は得ていますが、DHがあれば、選手の出場可能性が増える、パワーバッターが育つという考え方はちょっと違うんじゃないですか」と。
そしてこう続けました。
「出場機会だけで見れば、逆にDHで選手の起用の幅は減りますよ。代打の神様という言葉は死語になります。
セでは投手、捕手に代打機会があるが、DHなら捕手か、よほど調子の悪い選手、守備固めくらいしかない。むしろ選手の出場機会は減るんですよ。
城島がマスクをかぶっていた時のソフトバンクの全盛期は、ほぼ選手交代がなかったですからね」
代打や控え選手の出場機会はDHが導入されれば減る傾向になると言われています。
また今回のDHの採用理由としては否定されたが、スラッガーの育成や、野手9人を相手にし、先発投手のイニング数が伸びるなど、DHの野球では、投手のレベルアップにつながるとの見方があります。
原辰徳氏が、日本シリーズ惨敗後に主張したセパの格差解消というDH効果です。
しかしながら、里崎氏は、
「僕はその考えには前から反対論者です」とキッパリ否定しました。
「1990年代には、数多くの名投手がセ・リーグにいたじゃないですか。スラッガーもそうです。
近年、パのレベルが上だと評価されているだけで、DHの効果で、セパに格差が生まれたわけじゃないですよ」
巨人の斎藤雅樹は、1990年から3年連続で20勝をマーク。メジャー挑戦した横浜の“大魔神”佐々木主洽は、セパを通じてナンバーワンストッパー。
打者では、1998年、2000年と本塁打王を獲得した巨人の松井秀喜、1991年に首位打者を獲得したヤクルトの古田敦也らもいた。
高校野球が変わる?!
里崎氏は、一方で高校野球のDH導入には「懸念がある」と発言。
「アマチュアはデメリットが大きいと思うんです。高校野球で言えば、選手を集めることのできる私立高校が有利になりますよ。
センスのある投手が主軸を打つことの多い公立校がどうしても不利になります。ますます格差が広がるんじゃないですか。
高校野球でも大谷ルールを同時に採用するそうなので、第二の大谷が出てこなくなるという危険性は、回避されたのかもしれませんが、まずピッチャーはバッティング練習をしなくなりますよ」
メジャーでは、2022年から、いわゆる「大谷ルール」が採用され先発投手が指名打者を兼ねることができ、マウンドを降りた後もバッターとしてそのまま試合に継続出場することが可能になった。
高校野球ではその「大谷ルール」を同時に採用し二刀流を目指す選手の可能性を残した。
里崎氏はそこに救いの余地はあるという見方だが、私立と公立校の格差が広がると危惧しています。
セと高校野球、大学野球のDH導入が、日本の野球界にもたらす効果が見えてくるのは、数年後なのかもしれません。
歴史的な決断を下したのは間違いない!

「魅せる野球」を想定する
「プロ野球に、もっと、エンターテイメント性を追求する」ということだと思います。
球団別の収支に大きな差があり、そのことで結果として、「職業野球」の面からみると、年俸に差が出ている現状があります。
リアルに表面化するのが、「トレード」「FA移籍」です。
よく言われることで、選手が魅力に感じるのは、「年俸」であり「複数年契約」です。
「球団」も一民間企業です。観客動員数が収益に直結します。
「魅せる野球」で、ひとりでも多く来場者を増やすことが大命題なわけです。
個人的見解ですが、来シーズンの2026年から、導入すべきと思います。

今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です。
いってらっしゃい!
