こんにちは! 北の熱い講師 オッケーです!
以前から言っていますように、熱烈な「日ハムファン」です!!
Fビレッジ新駅構想
開場経過状況
プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新本拠地として、札幌市の隣町の北広島市に新球場「エスコンフィールド北海道」が開業し4ヶ月が経過しました。
新球場の収容人数は3万5000人。開幕戦が行われた2023年3月30日には3万1092人の観客が来場し、新球場へのアクセスを担うシャトルバスには長蛇の列ができ、冷たい風が吹く中、最大で1時間半待ちという事態も発生しました。
北広島市Fビレッジ周辺の気温は、開場・開幕イベントがあり、18時30分試合開始であったこともあり、10℃を切っていました。
さらには、Fビレッジ周辺には、建物が無く、風がまともにあたる立地であり、体感は5℃くらいであったと思われます。
北広島駅までのおよそ2kmを歩いたほうが早いと判断した方々も多く、シャトルバスをあきらめた方々も多く見られ、北広島駅では入場制限する事態が発生しました。
さらに、駐車場から出るだけで1時間かかるなど、周辺では大渋滞が発生。
新庄剛志監督も、観客は最後まで試合を観戦することをあきらめ、「今のままなら7、8回で席を立つ」ことになると発言しました。
当初から危惧されていた新球場へのアクセス問題が、改めて大きく表面化しています。
JR北海道の新駅計画
新球場・エスコンフィールド北海道のある北海道ボールパークFビレッジには、JR千歳線が隣接していることから、新球場に直結する北海道ボールパーク新駅の設置も当初より計画されていました。
と言うより、駅ありきが前提で、想定していた感があります。
JR北海道が具体的な計画を発表したのは、3年半前の2019年12月のことです。
計画によると、ボールパークに隣接した曲線区間に島式ホーム1面を設置し、駅舎とは跨線橋で接続するものとなっています
ホーム外側に特急列車や快速列車、貨物列車の通過線を敷設し、北広島・新千歳空港方には臨時列車の折り返しを行うための引き上げ線を作る計画となっています。
駅の全長は500m。当初の総工費は80億~90億円で工期は7年間。新駅の開業予定は2028年とされました。
大工事計画です。
このボールパーク新駅は、北広島市がJR北海道に対して設置を要望した請願駅で、この巨額な建設費用の全額が自治体負担となるものです。
JR北海道は、エスコンフィールド北海道の開業が迫った2023年2月になり突如、北広島市に対して、人件費や資材価格の高騰を理由に、新駅設置費用の増額を要求しました。
その金額は当初の約4割増しとなる「最大で125億円」と提示することになったのです。
これを受けて北広島市は、「その工費での合意は難しい」とし、上野正三市長は、2月の市議会で新駅の設置について「JRへ工費の削減と工期の短縮を求める」と答弁をする事態となったのです。
北広島市の動きを受け、JR北海道の綿貫泰之社長は、3月の記者会見の場で、新駅の設置について「今の場所で設計見直しをしても大きなコスト削減にはならない」「工費圧縮に向け場所をずらすことを含め再設計」と表明することになりました。
その後の発表がないままで、利用者は、仕方なく、あきらめの境地?の状況となっています。
首都圏の新駅建設費
各地の都市近郊での新駅設置費用は、一般的にどの程度の金額となるのでしょうか。
近年開業した主だったJR線の新駅整備の事業費を調べてみたところ、事業費が100億円を超えるのは首都圏の新駅整備くらいで、それ以外の地方都市圏は高くても50億円以内に収まっているデータがあります。
突出して高額であり、目に付くのは、JR山手線の高輪ゲートウェイ駅の192億円です。
それ以外は京阪神や名古屋都市圏の新駅もおおむね50億円以内で、九州の福岡や熊本都市圏の新駅に至っては25億円以下です。
JR北海道のボールパーク新駅の事業費は、当初計画の80億~90億円でも高額ですが、新たに示された125億円は、千葉市の幕張新都心に今年開業した幕張豊砂駅に並ぶ額です。
発想を柔軟に
こうした現状に対し、一部の交通コンサルタントが提言しています。
「北広島駅隣の島松駅の待避線を活用して臨時列車の折り返しを行えば、2駅分列車を回送する必要は生じるが、新駅の設備は130mの対向式ホーム2面のみに簡素化でき、工費は20億円程度に、工期は2年に大幅に圧縮できる」とコメントしています。
JR千歳線の島松駅には、貨物列車が退避できる長さ400mの待避線があり、「信号システムを改修すれば6両編成の電車を3編成留置可能で折り返し運転もできる。」とのことです。
さらに、1997年頃までは、駅に隣接した日本石油札幌油槽所向けの貨物列車の発着があったほか、国鉄時代には陸上自衛隊島松駐屯地への専用鉄道も分岐していたことから駅構内は広く、かつて貨物駅だったスペースが遊休地となっているそうです。
こうしたことから、「このスペースに留置線と乗務員詰所を新設することで、多数の臨時列車を最低限の回送で低コストに運行できるようになる」と提言しています。
JR北海道の計画では上下線共用の島式ホームが採用されており、札幌方面と北広島・新千歳空港方面の両方向の乗降客が、一つのホーム上に混在することになります。
さらに改札口のある駅舎からホームには1本の跨線橋しかないことから、試合開催時には帰宅客が集中し大混雑が懸念される。
これに対して、交通コンサルタントの提案は、
上下線別の対向式ホームを採用し、札幌方面の乗降客と北広島・新千歳空港方面の乗降客を分離するというものです。
圧倒的に多くの帰宅客の利用が見込まれる札幌方面のホーム幅を広く取り、球場側から直接出入りできる構造にすれば、混雑緩和も期待できるのではと計画しています。
島松駅で列車の折り返しを行うためホームのみの設置ですみ、駅の長さをJR北海道計画の500mから130mにコンパクト化することも可能ではないかと提案しています。
さらに、新駅の設置場所を、すでに線路をくぐる歩行者用道路がある北広島方の直線区間に数百メートル移動すれば跨線橋の建設も不要になり、工費と工期の大幅な圧縮が実現できる筈としました。
また、大混雑の球場輸送列車の乗降を本線上で行うと、後続列車の遅延を招くのではないかという懸念についても、「例えば、あらかじめ各扉の乗車人数を50人ずつと決め、ホーム上に人数の目安を示す印を付け整列乗車を徹底すれば、千歳線で運行される3扉6両編成の電車に短時間で900人が乗車できる筈とのことです。
「こうした工夫を徹底すれば、本線上での乗降を迅速にし、遅延を防止する方法はいくらでもある」と説明しています。
さらに、この場所であれば、Fビレッジに隣接する北広島高校へのアクセスも容易になり、通学の利便性向上も実現できることから、新駅はプロ野球観戦者のみならず北広島市民にとっても大きな利益をもたらすことになると発言しています。
安全神話
JR北海道は「一度に多くのお客様が1カ所に集中する状況を想定し、お客様が安全かつ迅速に列車に乗降いただくために必要な設備」との説明をしています。
ジリ貧になる
日本ハム球団は、「バックネット問題」と同様に、確信犯とは言いませんが、「駅ありき」が前提で、想定していた感が、やはりあるのではないかと思われます。
「三日三月三年」という言葉がありますが、「慣れる」ということではないと、オッケーは思うのですが、、、
札幌市民の、「ほら!やっぱりねぇ~~!」「だから、札幌ドームでよかったしょ!」という声が上がり出しています。
秋元札幌市政に対して、「もっと、日ハムにメリットを与えればよかったしょ!」と発言する方々が、少なくないのも現状です。
「北の大地」に、わざわざ東京から来た球団です!
「600億円」かけた一大事業です。
「やっちゃった!」わけで、「ホントに、出来ちゃった!」わけで、、、
このままだと、野球観戦客、新球場見学者が、ジリ貧状況になります。
日ハム球団が、必死になって、北海道観光ルートに入れ込む、修学旅行見学旅行などの集客戦略を行っています。
道民が、なんとか支えてあげないといけない事と思うのですが、、、
みなさんはどうお考えになりますか?
北海道民、札幌市民、日ハムファンでなければ、どうでもいい話ですかね。笑
今日を明るく元気に行きましょう!
お仕事お疲れ様です。
いってらっしゃい!
追伸
その後、進展がありましたので、追記しますね!☟