【北海道内スーパー売上】使い分けで勢力図が変わる!

地域活性

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

札幌は、今、「スーパーマーケット戦国時代」になっています。

道内スーパー売上

出所:北海道新聞社

帝国データバンク札幌支店がまとめた北海道内スーパーの2023年度売上高ランキングが公表されました。

イオン北海道(札幌)が前年度比4.8%増の3560億800万円で、4年連続1位となりました。

コープさっぽろ(同)、アークス(同)を含めた「3強」が上位50社の売上高合計の8割を独占しています。

節約志向が高まる中で各社の競争は激しさを増しています。

23年度に決算を迎えた道内企業約7万社のうち、スーパー経営の売上高上位50社を抽出した売上高です。

2位はコープさっぽろで3.3%増の3174億9500万円です。

3位はラルズ(札幌)で5.3%増の1482億8200万円です。

4位はホクレン商事(同)で2.3%562億8700万円です。

5位がダイイチ(帯広)で3.2%増の485億9600万円となっています。

50社の売上高の合計は3.6%増の1兆2554億7200万円となっています。

各種コスト上昇を受けて販売価格への転嫁が進む中、上位企業で増収が目立ちます。

コープさっぽろの業務提携先やアークスのグループ企業、イオン北海道をまとめた道内大手3強の売上高合計は4.2%増の1兆93億4300万円。

この売上高は、50社合計の80.4%を占め、前年度より市場占有率が0.4ポイントアップしました。

スーパー業界の再編

数字を見る限りは、3社の寡占状況に見えますが、、

2023年度の売上なので、今年2024年度の閉店撤収、継承出店、道内進出などの状況変化の数字では、当然ありません。

あらゆる地域で、変化が生まれています。

代表的なスーパーを紹介します。

TRIAL(トライアル)

あなたの「生活必需店」をコンセプトとしたディスカウントストアを標榜しています。
九州福岡市を地盤とした店舗ネットワークで、日本全国に展開しています。
店舗フォーマットは、中型の「スーパーセンター」を中核としながら、小型から大型まで多岐に渡っています。

商品ラインナップは、食品(特に生鮮食品)に注力しており、こだわりのおいしさを追求している。
非食品は生活用品やハード用品を取り扱っています。

価格戦略は、EDLP(Every Day Low Price)を基本方針としており、競争力ある価格提案を行っています。

かつ丼398円?は安くて美味しいと有名です。

ダイイチ

株式会社ダイイチは、北海道帯広市に本社を置くスーパーマーケットチェーンです。

道内初となるセルフサービス方式のスーパーマーケットを開いた企業です。

セブン&アイグループの傘下。2024年2月9日にイトーヨーカ堂が北海道からの撤退を正式発表した際には、イトーヨーカドーアリオ札幌店跡の食品売場部分に引き継ぎ出店することを発表しています。

「ラピダス」の千歳進出を睨んで、2024年秋頃千歳市に開業予定で、DCM、ケーズデンキ、サツドラなども出店予定のランドブレイン千歳モールへの出店を予定している企業です。

イオン北海道

今年10月にはイオン北海道が西友(東京)の道内全9店を買収しました。

買収した同一地区に、同じ品揃えで、戦っていくのか疑問を感じます。

ロピア

食品スーパー「ロピア」を運営するOIC(オイシー)グループ(川崎)が11月23日、札幌市北区で北海道初出店となる「ロピア屯田店」をオープンしました。☟
【ロピア屯田店】開店2日目【マーケットリサーチ】

総合スーパーのイトーヨーカ堂と西友が撤退するなど小売業界の競争が激しい道内で、「大容量・低価格」を前面に打ち出し、消費者の支持を集めたい戦略です。

一方、道内では出店攻勢を強めるだけでなく、加工会社などの生産拠点も設け、道内外の店舗で「北海道ブランド」の商品を増やす戦略も構築。

屯田店がオープンしたのは、OICグループの商業施設「シーナシーナ屯田」1階。

イトーヨーカドー屯田店(7月に閉店)だった建物を、イトーヨーカ堂から承継した。

『ミニ・コストコ』戦術

精肉売り場には、ロピアの代名詞とも言える1キロ超の大容量パックが並ぶ。

低価格を実現するため、大量仕入れに加え、小分けにしないことでパック詰めなどの手間を減らしている。

精算は現金のみ コスト削減策

精算は現金のみで、手数料がかかるクレジットカードは使えない。ペットボトル飲料も常温で販売している。

ロピア方針

「子育て世代をターゲットに、安く、おなかいっぱい食べてもらうための品ぞろえで、他社とは全く異なる」と会社関係者のコメント。

ロピアは直近5年で首都圏を中心に店舗数を倍増させており、屯田店は105店目。

グループの売上高は2024年2月期に4126億円で、5年で3倍以上伸ばしています。

道内では29年2月期に25店まで店舗数を増やし、売上高計1千億円を目指す戦略です。

札幌を中心に旭川、函館への出店もうかがう企業です。

約2割がPB 道内にも生産拠点

ロピアの売り場で目立つのが商品の約2割を占めるプライベートブランド(PB)です。

PBは委託製造が一般的だが、OICグループの食品会社などで製造し、独自性ある商品開発やコスト抑制につなげている。

目指すのは、ニトリなどに代表される企画から製造、販売まで一貫して自社管理する製造小売り(SPA)の業態です。

道内でも屯田店開店より一足先に、10月に北海道千歳ハム(千歳)を傘下に収めています。

スーパーマーケット再編が活発化

札幌を中心に再編が活発化しており、本年度も動向が注目されています。

道内のスーパーマーケットの市場は、前述したように、イオン北海道、コープさっぽろ、アークスの3陣営による寡占が続き、
結果として、イトーヨーカドーと西友の本州2チェーンの撤退につながった形です。

イトーヨーカ堂撤退後の一部店舗はダイイチが承継しました。ロピアは寡占市場に風穴をあけ、物価高にあらがう「令和のダイエー」となるのか。

ロピアの道内進出を受け、道内大手スーパーの幹部は「メインの客層が異なるので影響は少ない」と静観の構えを見せています。

ただ、札幌や苫小牧に展開する豊月(苫小牧)が既存2店をディスカウント業態に転換するなど、対抗する動きも出始めており、道内の小売業界でのロピアの存在感は、出店数の増加とともに高まりそうです。

今の消費者は、「生鮮3品(肉・魚・野菜)」「惣菜」の『味と価格』に敏感です!

店ごとに、買う物を決めています。

その目線を変えることが出来るのは、どの店舗か!

『消費者の選択』が注目されています。

数日後は、12月です。

『年末年始商戦』戦いが始まります!

今日を大切に明るく元気に行きましょう!

お仕事の方、お疲れ様です。

いってらっしゃい!

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