【日本ハム】2軍プレミストドーム移転 札幌市長、誘致に慎重

地域活性

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

大和ハウスプレミストドーム(旧札幌ドーム)が、騒がれています。

札幌市運営している収支が、改善出来ていないことが、そもそもの訳なのです。

日本ハム2軍本拠地、北海道移転

9月に、日本ハムが千葉県鎌ケ谷市にある2軍本拠地を、1軍と同じ北海道に移転させるプランが急浮上しました。

背景にあるのは、ロッテと西武が絡む〝縄張り〟問題があるらしい。

長くロッテから「鎌ケ谷退去要請」を受け続けていた日本ハムは、さまざまな問題をクリアしてでも2軍の北海道移転を急ぐ可能性があるわけです。

道内誘致合戦勃発

2軍施設は、当時は1軍本拠地が東京ドームだった1997年にオープンしています。

鎌ケ谷スタジアムや若手選手が生活する勇翔寮、室内練習場などが設置されています。

さまざまな諸問題の解決と環境を改善すべく、日本ハム側は数年前から二軍施設の北海道移転を検討中なのは確かなようです。

現時点で札幌を始め恵庭、千歳、江別、苫小牧などが候補地に挙げられています。旭川市も球団に移転を要望しているようです。

だが、いずれの都市に移転した場合でも自治体、球団の金銭的な負担がのしかかることになります。

新庄剛志監督が前本拠地に白羽の矢を立てる

11月下旬の日本ハム球団納会で、新庄剛志監督(52)が、2022年までチームの本拠地だった札幌ドーム(現・大和ハウス プレミストドーム)の〝有効活用〟に意欲をのぞかせるコメントをしました。

北海道と千葉を拠点にしているため一、二軍選手の移動が容易ではない。

そこで指揮官は慢性的な赤字が続く前本拠地に白羽の矢を立てて、妙案を投げかけた。

「私見」として「それなら札幌ドームが(移転先として)一番いいのでは」と旧本拠地の再利用を提案していきたいとコメント。

理由をこう語る。「まず一番は屋根(ドーム)がありますし、鎌ケ谷の球場を改修、移転する金額ぐらいで地面(硬いグラウンド)を代えればいいんじゃないかなと。
二軍が札幌ドームなら一、二軍の入れ替えもやりやすくなる。
僕も午前中に二軍を見に行って、ナイターで一軍の采配もできるし。今年にしても(二軍から)選手を一軍に呼ぼうとしてもすぐに来れなかったりしたことがあったので、、」

さらに利点について。「そうなったら何が一番いいって、親子ゲームができるんですよ。
屋根があるので雨天中止の心配がないですし、例えば調子が悪い選手が(二軍戦に出て)打ったりもできる。
打たなくても(二軍戦で)ボールを見極めたりタイミングを取ったりもできるじゃないですか。
それを(一軍に)持ってきてくれるだけでも全然違いますからね。」

札幌ドーム経営推移

札幌ドームは日本ハムが本拠地をエスコンフィールド北海道に移転後、稼働率が急激に悪化。

今年3月期の決算では純損益が約6億5000万円の赤字が明らかになるなど、経営難が続いています。

赤字幅は今も拡大の一途をたどるため、ドーム側は今年7月に命名権を売却。4年およそ10億円で「大和ハウス プレミストドーム」に生まれ変わったが経営環境は依然として厳しい状況が続いています。

仮に日本ハムの〝古巣復帰〟が実現すればドームを管理する札幌市、札幌ドームには朗報のよう思われます。

ただ、札幌ドームと日本ハムは長年にわたり高額使用料等で折り合いが合わず「仲たがい」が続いたようです。

その結果、球団側が2023年に本拠地を北広島に移転した経緯があります。

両者の深い溝を埋めるのは容易ではないが、新庄監督は現状を理解した上で〝雪解け〟を期待しながら、次のように持論を語りました。

「もちろん札幌ドームへの移転というアイデアは自分の想像でしかない。
でも、そういうアイデアを出すのも僕の仕事。(チームの)采配をするだけが僕の役目ではない。
『いらんこと言うな』と言われるかもしれないですけど、いいんです。二軍の移転を本気で考えているんですから。
球団と札幌ドーム(札幌市)の間にはいろいろあると思うんですが…仲良くならんかな、って(苦笑い)」

札幌市秋元克広市長、定例記者会見

札幌市の秋元克広市長は12月25日の定例記者会見のなかで、こうコメントしました。

「多目的施設のため(他のイベントと)重なる可能性がある」と誘致に慎重な姿勢を示しました。

秋元市長は新庄監督の発言について、
「ドームを評価して使っていこうというメッセージを出していただき、ありがたい」と強調。
一方、1軍本拠地が北広島市へ移転して以降、ドームはプロスポーツ以外のイベント誘致を強化しているため、「完全に2軍の本拠地として使うことになると、バッティング(重複)するのではないかと思う」とコメント。
また、球団から正式な打診はないという。

移転プランの判明後、球団は「施設が老朽化している現状を鑑みれば、さまざまな検討を行うのは必要。現段階では何も決まっていない」とのコメントを発表した。

イースタン・リーグの遠征費用問題

移転となれば高額なコストがかかり、イースタン・リーグの遠征費用も大きな負担になります。

他の7球団(巨人、ヤクルト、DeNA、西武、ロッテ、楽天、オイシックス)の財布への影響も避けられない。

仁義なき「ねじれ現象」

日本ハムが北海道への1、2軍完全移転を検討している裏には、上述しましたが、同じパ・リーグのロッテ、西武が絡むフランチャイズ問題があるといわれています。

現在の鎌ケ谷スタジアムは千葉県鎌ケ谷市にありますが、千葉県は千葉ロッテマリーンズの保護地域です。

ロッテは1992年に川崎球場から現在のZOZOマリンスタジアムに本拠地を移したが、ロッテの2軍施設「ロッテ浦和球場」はさいたま市にあります。

埼玉県は埼玉西武ライオンズの保護地域です。

つまり日本ハムはロッテのフランチャイズ権を侵食し、ロッテは西武の保護地域を脅かすという仁義なき〝ねじれ現象〟が続いているのです。

こうした事情から、ロッテはプロ野球実行委員会など公の場で長く「千葉にある2軍施設の退去」を日本ハムに要請しており、「事あるごとにクレームをつけていた」と球界関係者は話しています。

西武が静観する理由

ロッテも西武の保護地域を侵食しているからか、老朽化の進む浦和球場から本拠地のZOZOマリンスタジアムに近い場所に新たな2軍球場を建設する方向で検討中という話があります。

しかし、球界関係者からは「一から2軍施設をつくるよりも、日本ハムが出て行ってくれたら鎌ケ谷を使うつもりかもしれない。なのでロッテは日本ハムを一刻も早く追い出したいのでは」という声も。

いずれにせよ、日本ハムもロッテも老朽化が顕著で時代遅れの2軍施設をこのまま放っておくことは出来ません。

日本ハムの2軍が北海道に、ロッテの2軍が千葉に引っ越せば、フランチャイズのねじれ現象は一気に解消するわけです。

ただ、ロッテの2軍が保護地域にある西武は、ここまで表立って抗議していないようです。

「浦和の施設があまりにもひどいので眼中にないのでは」という球界関係者のコメント。

「知恵の輪」状態

各方面の負担軽減や現場の利便性向上を考えれば、一考の余地がある新庄監督の「札幌ドーム再利用案」です。

実現までには課題が多いとはいえ、両者にとって悪い話ではないようです。

あくまで個人的見解ですが、「札幌市vs日本ハム」は、「お互いのプライド」が、大きな壁になっていると思います。

その行方が注目される、長い話でした。笑

今日を大切に明るく元気に行きましょう!

お仕事の方、お疲れ様です。

いってらっしゃい!

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