【地域活性】二大商圏の綱引き

地域活性

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

二大商圏の綱引き

「さっぽろ地下街」が開業

昨日11月16日に、1971年に「さっぽろ地下街」が開業して、
50周年を迎え記念のイベントが開かれました。
さっぽろ地下街は、札幌市中央区中心部に広がる2つの地下街のことです。
札幌の中心の大通駅を起点に、大通公園の地下を東方向に、札幌観光の代表スポットのさっぽろテレビ塔まで続く「オーロラタウン」があります。
また、札幌駅前通の地下を大通駅から南方向に、全国有数の大歓楽街のすすきの駅まで続く「ポールタウン」と2つのタウンからなります。
飲食店や衣料品店など135店舗が営業しています。
翌年となる1972年札幌オリンピックに向けた札幌市営地下鉄建設に合わせて建設されました。
地下空間の発展は、積雪寒冷地にある札幌の市街形成の特徴のひとつといえるものです。
利便性だけを考えた地下歩道ではなく、通路の両側に店舗を配置し、
「北の街さっぽろ」の華やいだ雰囲気を醸し出してくれる空間であったと思います。
特に、10~20歳台の女性をターゲットにしたアパレル系のショップがポールタウンに入っており、平日夜、週末などはすすきの方面に向かって歩く女性の大混雑が続きました。
札幌が全国有数の「大都市」に肩を並べた瞬間であったと、オッケーは思います。
当然のこと、地上は猛吹雪であっても、快適に通れ、信号もなく歩ける歩道は、冬季は貴重です。なので、地下街に通じる連絡通路を持っている商業ビルの収益は大幅なアップとなったはずです。

「札幌駅前通地下歩行空間」の誕生

ある時期から、地上・地下を合わせての状況に変化が現れ出します。
「札幌駅前通地下歩行空間」の誕生です。
JR札幌駅地下から地下鉄大通駅までの地下歩道です。
札幌駅前通地下歩行空間は、実は2011年3月12日に開通しました。
日付でお気付きですか?そうです。前日に発生した東日本大震災による甚大な被害状況を考慮して一連の開通記念イベントを中止したのです。
また、当面の間は歩行空間内の照明の明るさを落とす措置を取りました。開業1周年に合わせて行った一般募集により、札幌駅前通地下歩行空間の愛称が「チ・カ・ホ」に決まった経緯があります。
よって、札幌駅北側から地下歩行空間を通って地下鉄南北線すすきの駅までの1,900 mがほぼ直線でつながっており、日本国内で最も直線距離が長い地下通路(地下道)となっています。

札幌駅前開発の進化

そもそも、札幌駅地上地下は、JR 札幌駅改築に伴い、大通り地区と肩を並べる一大商圏になっていました。
開店数年で地域一番店になった百貨店が出来、駅上立地の商業ビルがあり、広大な地下街が出来上がりました。

「駅前」「大通」地区の綱引き

「駅前」「大通」地区の二大商圏の戦いが始まりました。

ただ、その戦いも、次のラウンドに入りそうです。
いや、もう入っています。
「大通」地区は、それぞれのビルの躯体の耐震構造問題があります。
「駅前」地区は、新幹線開通に向けての、再開発問題があります。

北海道新幹線開通予定の2030年度末には、どのような「街」になっているのか、人の流れはどうなっているのか、早く目にしたいと思います。

いかがでしょうか。

オリンピックの候補地に立候補する方向

札幌市は、2030年冬季オリンピックの候補地に立候補する方向で進めています。
世界から来る観光客で溢れるであろう中心部の姿が、どうなっているのでしょう。
間に立地する、三大がっかり観光地?「時計台」は、どちらに勝敗を下すのでしょうかね。高くもない「高みの見物」ですかね。
ボールパークは、お隣の「北広島市」に2年後に出来上がります。
「200万人都市」になれそうでなれない「札幌市」の確実に起きる戦いです。

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!