【札幌】【除排雪体制】大丈夫？！

こんにちは　北の熱い講師　オッケーです！

札幌市街地での‟初雪”の観測がされていません。
昨日朝に一部の地区で降雪がありましたが、記録になっていません。
今シーズン今年度はどんな‟冬”になるのでしょうか？

札幌の除排雪

札幌の除排雪

今年度計画・体制・予算公表

札幌市は9日、今シーズンの雪堆積場を５カ所増やし、計80カ所とすることを明らかにしました。
昨シーズンの大雪を踏まえ、雪の受け入れ可能量を41万立方メートル（25メートルプール約680杯相当）増やす計画です。このうち31カ所の一般向け堆積場では、作業員の労働環境を改善するためとして週１回の休日を導入するそうです。
札幌市が開設する堆積場は、市の排雪だけを受け入れる「公共向け」と、市のほかに市民が利用できる「一般向け」が存在します。
増設する５カ所のうち、豊平川河川敷３カ所と清田区の１カ所は公共向けで、手稲区の１カ所は夜間専用の一般向けとして使う計画です。
これにより、公共向けは49カ所、一般向けは３１カ所となり、計2,678万立方メートルの受け入れが可能になるとのこと。
昨シーズンは降雪量としては例年から特出した量が降ったということではなく、24時間の短時間降雪量が20センチを超える、俗にいう‟ドカ雪”が6回もありました。
21年12月18日に５年ぶりの更新となる55センチの降雪があり、22年2月6日には60センチの短時間降雪量があって、積雪が多く、２月中旬には満杯となって閉鎖した堆積場も多く、最終的には排雪量が平均の1.7倍となり、記録上最大量であった平成24年度を超えて、容量2,637万立方メートルのうち、2,543万立方メートルが埋まってしまったため、市は増設を決めたようです。
また、一般向け堆積場は金～日曜のうち週１回を休日とする計画です。これまで休日は年末年始だけだったが、堆積場の車両誘導員らの休暇確保のために定休日を設けることにしたようです。
市の昨年度の除雪費は当初予算から補正予算を積み上げ、過去最高の316億円に達した経緯があります。
本年度は昨年度の経緯を踏まえ、予算を251億円として計上しています。今シーズンは、この予算で済むことを願いたいですね。
同時に、札幌市は９日に示した本年度の除雪事業実施計画に、2019年度から試行している生活道路の新たな除雪方法について、今冬も一部地域で実施する方針を盛り込みました。
圧雪路面の整地を中心とする除雪で、昨シーズンは大雪対応のため年度途中で休止せざるを得ない状況となりましたが、雪かきする市民の負担を軽減することなどを目的に再開することとしたようです。
一部地域で試行してきた新たな除雪法は、雪をかき分けて、路面の雪を道路の両脇に寄せる除雪の頻度を減らす代わりに、凸凹路面を削って平らにする作業を増やすものです。市は、家の前に残される雪が減ることや、除雪従事者の労働軽減につながるとみているようです。
ただ、削った雪を家の出入り口以外に置くため、路肩の雪山が大きくなりやすいなどの課題もあります。
今シーズンは昨シーズンとほぼ同水準となる184キロの生活道路で実施予定です。市内生活道路の約５％に当たるキロ数です。大雪に見舞われた昨シーズンは、通常の除雪作業のための人員や機械を確保する予定です。
本年度の除雪計画ではこのほか、宅地開発に伴う道路整備などを踏まえ、除雪対象の車道を前年度計画比３キロ増の5,453キロに設定されています。
排雪費を町内会などと負担しあう「パートナーシップ排雪」については、路面に残す雪の量などを選べる選択制度を今シーズンから本格導入する予定です。

札幌市長からの話

秋元克広札幌市長が、14日にラジオ出演しました。
その時の要約です。

◇対策
・例年の排雪体制は１月中旬からであったが、早めの体制作りを想定している。
・今までの積雪50センチ以上の体制稼働を待たず、早めていく。
・昨年度までは幹線道路の早期時の除雪は脇に置いての除雪であったが、今年度今シーズンは、早い時期から排雪体制をつくる。
・生活道路は、状況に地域差があるので、他地域からの応援体制を作り対応を行う。
・排雪ダンプの運送距離があり、渋滞で効率が上がらないことを想定し、河川敷を利用するなど、効率を上げる体制をとる。
・緊急時には、除排雪の公園の利用も想定する。

⁂‟早め早めの対応”を念頭に置き対応していきたい。

◇お願い
・短時間降雪量の多い時などは、時差出勤・テレワークなどの体制を検討してほしい。
・従来かもそうであるが、作業に支障がでる路上駐車を極力避けてほしい。
・除雪時の自宅からの道路への雪捨ては慎んでほしい。

とのことでした。