こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
札幌駅南口再開発に、更なる暗雲が立ち込める?
解体工事が更に遅れ
2年前に閉館した札幌駅南口の商業施設「エスタ」の話です。
JR北海道は秋に予定していた建物の解体について、来年度にずれ込む可能性があると明らかにしました。
JR北海道 綿貫泰之社長が、 「解体は微妙なところですね、来年度に入るかもしれない、アスベストの状況次第なので、まだ見えていないです」とコメントしました。
アスベストとは

厚生労働省ホームページからの抜粋です。
石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。
その繊維が極めて細いため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散して人が 吸入してしまうおそれがあります。
以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止さ れました。
その後も、スレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱材、保温材などで使用されましたが、現在では、原則として製造等が禁止されています。
石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。
石綿が原因で発症する病気は?
石綿(アスベスト)の繊維は、肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることが知られています(WHO報告)。
石綿による健康被害は、石綿を扱ってから長い年月を経て出てきます。
例えば、中皮腫は平均35年前後という長い潜伏期間の後発病することが多いとされてい ます。
仕事を通して石綿を扱っている方、あるいは扱っていた方は、その作業方法にもよりますが、石綿を扱う機会が多いことになりますので、定期的に健康診 断を受けることが推奨されています。
現に仕事で扱っている方(労働者)の健康診断は、事業主にその実施義務があります。(労働安全衛生法)
石綿を吸うことにより発生する疾病としては、労働基準監督署の認定を受け、業務上疾病とされると、労災保険で治療できます。

北海道新幹線札幌延伸が更に遅れる?
商業施設「エスタ」は、北海道新幹線の延伸に伴う札幌駅南口の再開発のため、2年前に閉館しました。
この建物を所有するJR北海道は、内装の撤去やアスベストを除去したうえで、秋にも解体を始める計画でした。
しかし、綿貫社長は、外壁にもアスベストが含まれていたことがわかったと会見で明らかにしました。
来月から新たに除去作業を始めることから、建物の解体に取り掛かるのは来年度になる可能性もあるということです。
延伸竣工が、13年後?かと言われている状況下での、更なる遅れは、いつのことやら!元気な内に乗れるのか?といった言葉が公然とささやかれている札幌です。

今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です。
いってらっしゃい!
