【蛍光管】なくなるの知ってますか?

経済情勢・指標

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

ちょっと驚きかもしれないけど――蛍光管(蛍光灯)は段階的に製造・輸出入が禁止されることが決まっていることをご存知でしょうか?

「環境汚染」の原因となる?

これは「水銀に関する水俣条約」によるもので、水銀による環境汚染を防ぐための国際的な取り組みの一環とのこと。

日本では、昨年の2024年12月に法令が改正されて、以下のようなスケジュールで進む予定です。

  • 電球形蛍光ランプ:2026年1月1日から禁止(30W超は2027年1月1日から)
  • コンパクト形蛍光ランプ:2027年1月1日から禁止
  • 直管形・環形蛍光ランプ:2028年1月1日から禁止(一部は2027年から)

ただし、禁止されるのは「製造」と「輸出入」だけで、今ある在庫の使用や販売は可能とのことです。

でも、将来的には在庫が減って価格が上がる可能性もあるから、LED照明への計画的な切り替えがすすめられています。

蛍光管の歴史

蛍光管の誕生と進化

  • 発明のはじまり:今から100年前、1926年、ドイツの発明家エトムント・ゲルマーが紫外線を蛍光塗料で可視光に変える技術を開発したのが始まりです。
  • 実用化:第二次世界大戦前の1938年、アメリカのゼネラル・エレクトリック社が蛍光ランプを発表。ニューヨーク万博では5,000本が点灯され、世界を驚かせたと記載されています。
  • 日本への導入:昭和15年(1940年)、東京芝浦電気(現・東芝)が20W昼光色蛍光ランプの生産を開始。法隆寺金堂の壁面模写に使われたことで、文化的にも注目されました。

🏠家庭への普及

  • 1970年代:ようやく一般家庭にも普及し始めます。白熱電球が主流だった時代から、徐々に蛍光灯が主役になりました。
  • 1978年以降:日立が電球型蛍光灯を開発し、翌年には環形蛍光灯も登場。今の私たちが見慣れている形が揃ったのはこの頃ですね。

蛍光管って、ただの照明器具じゃなくて、技術と文化が交差する「光の記憶」みたいな存在だったわけです。

今はLEDにバトンタッチしつつあるけど、その歴史を知ると、部屋の明かりにもちょっと敬意を払いたくなりますね。

照明の進化って、暮らしの変化そのもの。

今年の大掃除に切り替えを!

もしご家庭やオフィスで蛍光灯を使っているなら、今のうちに交換方法や費用、補助金制度なんかを調べておくと安心かも?

照明の切り替えって、ちょっとした「暮らしのリニューアル」みたいで楽しいかもしれませんね。