こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
2025年の「仕事始め」となりました。
ここ札幌は、知事、市長始め各界の重鎮が「札幌駅前ゾーン」の話題となります。
札幌市長年頭会見
秋元札幌市長が、2025年1月6日の定例記者会見で、
北海道新幹線の札幌開業が遅れることに関連して、バスターミナルの開業は連動して遅れるものなのかという質問に対して、
新幹線の開業時期をある程度イメージしながら、街の再開発が行われておりますけれども、必ずしもこの開業とリンクするものではないと考えております。
幌駅前の再開発についても、建設が遅れれば遅れるほど、経済効果が遅れてしまいます。
そしてバスターミナルについては、すでに既存のバスターミナルが閉鎖されて、屋外で乗り降りしていただく状況が続いておりますので、新幹線の開業時期にかかわらず、再開発を進めてバスターミナルの開業を目指していきたいと思っています。
このようにコメントしました。
遅れそうな新幹線札幌駅開業とリンクさせないよう努力したい旨を話しました。
北海道新幹線の札幌延伸
北海道新幹線の札幌延伸について、国土交通省が2038年度を軸に検討していることが明らかとなり、
道内の沿線自治体からはまちづくりや民間投資への影響を懸念する声が出ています。
北海道経済のけん引役として期待されていただけに、関係者への衝撃は大きい訳です。
新幹線の営業主体となるJR北海道の経営自立の遅れも避けられない情勢です。
関連再開発案件が延期
札幌市内では政府・与党が目標としてきた30年度末の延伸を見据え、JR札幌駅周辺の再開発や民間投資が進んでいる現状です。
札幌市幹部は「札幌延伸が遅れれば、再開発案件がいくつか延期になるのでは」と懸念を示しています。
自民党のベテラン市議は「認可時点の35年度前後と考えていた。38年度は想定外」と肩を落とす。
秋元市長は「(国などに)工程短縮策の検討や予算確保など可能な限りの方策を実施していただきたい」とコメントしていました。
新幹線沿線自治体問題
後志管内倶知安町長は「開業があまりに遅れるなら、まちづくり計画を改めて検討しなければならない」とコメント。
新幹線工事が延びることによる地元負担金の増加を懸念する声もあります。
すでに2億2千万円を負担している渡島管内長万部町長は「増えるなら免除や大幅減額が必要だ」と訴えています。
渡島管内八雲町長は「何も知らされず、いつも地元が軽視される」と憤っています。国交省や建設主体の鉄道・運輸機構を訪ねたが、先方から開業時期については一言も説明がなかったとコメント。
北海道の新幹線担当局長は「国は地元の意向に配慮して議論を進めてほしい」。別の道幹部は「38年度なら首長が代わっている可能性もある。地域交通の組み立ても練り直さなければならない」と困惑しています。
並行在来線を巡る議論にも影響を与えそうです。
函館線長万部―小樽間は札幌延伸に伴い道や地元自治体がバス転換することを決めましたが、路線存続を望む声が根強い上、代替バスの具体的な運行法なども定まっていないのが現状です。
小樽市長は「今後の人口減少を見据え、代替バスの運行本数や運転手確保策を考えていく必要がある」とコメント。
JR北海道は長期ビジョンで30年度の札幌開業を前提に、国の支援を受けずに31年度の最終黒字化を掲げていたが、目標達成の先送りが不可避となりつつあります。
JRにとって開業時期は、職員の配置や育成、車両の更新時期など広く影響するとのこと。
JR幹部は「国と相談しながら対応を考えたい」とコメント。
札幌駅南口の再開発
札幌駅南口の再開発について、
JRは現在見直し作業中で、新幹線開業時期にかかわらず計画を進める方針。
再開発ビルはバスターミナルを含む街区の先行開業を含め、全体像を検討していく考えです。
トンネル工事が難航
現在、新函館北斗駅から札幌駅に向けて延伸工事が進められている北海道新幹線ですが、北海道新幹線の札幌延伸開業は当初2030年度末を開業目標としていたが、トンネル工事が難航している影響で開業時期が見通せない状況となっています。
トンネル工事は、巨大な岩塊の出現によりたびたび工事が停止している羊蹄トンネルが3~4年の遅れと言われているほか、渡島トンネルでも軟弱地盤のために工事が遅れており、このペースで工事が進めば貫通まであと8年は要するという。
バスターミナルは先行すべき
上述したように、新幹線の札幌延伸は2038年度を軸に調整しているものは、動かないこととなりそうです。
こうした状況から、昨年閉店させたエスタ跡の「バスターミナル新設」は、新幹線とは切り離し、札幌市内公共交通の利便性を最優先に動くべきとの声が、北海道内民間企業各社から噴出しています。
秋元札幌市長殿!有言実行を望みます!
今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です!
いってらっしゃい!