【選択と集中】判断は主座を保つ者

心構え・役割

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

先日は「視座を変えてみる」のお話をしました。
今日は、「座」続きで、「主座」の話です。
監督職以上の方は、ご参考にされてみてはいかがでしょう。

判断は主座を保つ者が行うこと

主座を保つ

辞書によると、「主座」とは、
炉の正面奥の,その家の主人の座る席とあります。

松下幸之助翁の言葉に、「主座を保つ」というお話があります。

主座を保つ
指導者というものは、どんなときでも、自分みずから、“このようにしよう”“こうしたい”というものは持っていなくてはならない。
そういうものを持った上で他人の意見を参考として取り入れることが大事なのであって、自分の考えを何も持たずして、ただ他人の意見に従うというだけなら、指導者としての意味はなくなってしまう。

「リーダーシップ論」を、幾度と書き綴っています。

指導者としての「主体性」というか「主座」というものを、しっかりと意識の中に持たなくてはいけないということである。
考え方の軸がブレることなく、主座を保ちつつ、他者の意見を聞き、与えられている権威を活用していく。
そういう指導者であってこそ、始めて、その力を生かすことができるのだということです。
「指導力」というものは、そういうものなのではないでしょうか。

「選択と集中」の判断

選択と集中=PPM分析

そこで今日はもう少し掘り下げて考えます。

「選択と集中」という言葉、よく聞きませんか。
オッケーの企業グループでも、出て来る言葉でした。
いい意味とそうでない意味と、「視座を変えて考える」と、
両面があります。
「選択」とは、一言でいうと「整理整頓」ですね。
自由経済社会とは、泥臭く言えば、競争社会であり、
業界の中において、マーケットに支持され、利益を出さなければ
退場を余儀なくされる社会です。
「勝ち組」にならなければならないのです。
グループとしてのブランドを、成長か維持できれば残す企業となるが、
ブランドに傷をつける企業は、ブランドを外せという指示が出るということです。
ロジック的に「問題児」のレッテルを貼られ、「負け犬」は去れです。
それを「選択」と表現するわけです。実質の「整理整頓」です。

「集中」とは、「勝ち組の事業に経営資源を集中させる」ことですね。
「花形」「金のなる木」を目指し、企業努力を重ねて、
結果としてグループ全体を成長させていくわけです。

経営分析手法のひとつである「PPM分析」です。
会社経営判り易いかな?-PPM分析-

極論ですが、
これが本来の原理原則の「経済を廻す」ということです。

最終判断は主座を保つ者

この「選択と集中」の最終判断は、「AI」ではありません。
まさに、「主座である者」です。

上申者たちの「情報」が非常に重要

なので、「判断基準」を「主座」に上申する者たちの、
「情報」が、非常に重要になるわけです。
「財務諸表」が当然のこと、ベースになるわけですが、
「数値トレンド」を読むのは、「人=指導者=感情」です。
上申する者は「情報」の上申の際は、時を置かずに、早く、伝えること。
上長から聴かれない限り「意見」を述べないことが肝要です。
上長が欲しいのは、自身が事前判断するための「情報」であって、
ホットないろいろな、客観的な、事前情報です。

「主座を保つ者」としての「心得」

「主座を保つ者」としての「心得」に、
重大案件であれば、なおさらのこと、あらゆる情報を獲ることです。
その上で、各部署から上申されてくる「各種の情報」を、「視座を変えて」読み解く能力を兼ね備えていなければなりません。

いかがでしょか!

主座を保つ者=信頼される人物

その「正しい指導力=判断力」を保つためにも、指導者たる者、
「信頼される人物」でなければなりませんね。
信頼されるためには、まずは信用が第一歩です。
信用されるために最低限必要なものが、「気持ちの共感」です。

コミュニケーション能力=聴く力

そのために、コミュニケーション能力を持ち得ていなければならないと思います。
コミュニケーションとは「話す力=聴く力」です。
特に、「聴く力」を身に付けることが、大切です。

立ち飲みの日

今日11月11日は「立ち飲みの日」だそうです。
オッケーは断言します!
「飲みにケーション」は、立派な「コミュニケーション」です。
コミュニケーション能力を遺憾なく発揮されることを願っています。
喧々諤々、マスクして、やってください!

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!