こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!
昨日は、終戦記念日でした。
昭和20年8月15日、オッケーのおふくろが言っていました。
「お盆」なのに、朝、家族がラジオの前に集まり、
天皇陛下のお言葉を聴いた記憶があると。
その時から76年?が過ぎたのでしょうか。
4年近くに亘る戦争で、尊い命を落とされた人生の先輩に敬意を表します。
今日は、ネットニュースから、
コミュニケーション能力不足の愚策
時は戦中の昭和20年の話です
劣勢となった日本軍は戦局を挽回するために、アメリカの戦艦への体当たり攻撃である「特攻」に踏み切りました。そして海軍は世界最大・最強とうたわれた戦艦「大和」も特攻に投入しました。その決断の背景を探ると、危機下における組織の意思決定の問題点が浮かび上がってきます。
4月、レイテ(フィリピン)作戦に敗れ、戦艦「大和」以下の残存大型艦艇は、数えるくらになっていた。
4月1日、アメリカ軍はついに沖縄本島に上陸、アメリカ軍は実に航空母艦22、戦艦20を含む大艦隊を投入、1000機を超える航空機により徹底した攻撃が加えられた。
日本連合艦隊は、沖縄のアメリカ軍に対して、全力特攻作戦を準備した。この作戦について軍令部総長が天皇に奏上したところ、「航空部隊だけの攻撃なのか」とのお言葉があった。
これに関しては、「船のほうはどうしているか」とのお言葉であったとの説もある。いずれにせよ天皇としては単に作戦の情況を尋ねたもののようであったが、これを軍令部総長は、軍艦も特攻に出さねばならない、と受け取り、「海軍の全兵力を使用いたします」と奉答した。
艦隊は4月6日に出撃し、沖縄に向かって進撃したが、ほどなくその行動は敵潜水艦にキャッチされ、翌日の正午過ぎごろから延べ1000機にのぼる敵艦載機の航空攻撃が艦隊に集中した。ついに14時23分、多数の魚雷と爆弾が命中した「大和」は巨大なきのこ雲を噴き上げて爆発沈没した。九州坊ノ岬沖、北緯30度43分、東経128度04分の地点だった。
そして「大和」乗員3332名の内、戦死者3056名、救助されたのはわずか276名にすぎなかった。この数字は、海軍航空特攻全戦死者の数を上回るものであった。ここにおいて、輝ける帝国海軍の歴史は「大和」の沈没の巨大なきのこ雲とともに消え去ったのである。
この日本海軍最後の艦隊特攻作戦は、いくつかの問題を残した。第1に挙げられるのは、特攻作戦と称し、特攻出撃を命じながら、航空特攻戦死者には、例外なく与えられた2階級特進が無視されたことである。
さらに、出撃にあたって連合艦隊司令部から与えられた命令は次のようなものであった。「帝国海軍部隊は陸軍と協力、空海陸の全力を挙げて沖縄島周辺の敵艦隊に対する総攻撃を決行せんとす。皇国の興廃はまさにこの一挙にあり、ここに特に海上特攻隊を編成し、壮烈無比の突入作戦を命じたるは、帝国海軍力をこの一戦に結集し、光輝ある帝国海軍海上部隊の伝統を発揚すると共に、その栄光を後昆に伝えんとするに外ならず。各隊はその特攻隊たると否とを問わず、いよいよ殊死奮戦、敵艦隊を随所に殲滅し、もって皇国無窮の礎を確立すべし。」
この命令を起案したのが誰なのかはっきりしないが、この命令文が示すものは、この特攻艦隊の出撃が、「海軍の伝統を発揚」するために命ぜられたものである、ということであった。
付帯的に付けられた「皇国無窮の礎を確立」することとともに、そこにはなんら遂行中の戦争に対する戦術的展望もなければ、すべてを失った後に対する考慮も読み取ることはできない。この作戦の目標は戦果ではなく、「日本海軍の栄光」の伝統発揚のためだったのである。日本海軍にとっては、海軍あって国家なしと言われても仕方のない文章である。
海軍は、ただ「輝ける伝統」という幻を守るために多くの艦艇と人命をアメリカ軍の攻撃の前に差し出したのであろうか。
当時の海上護衛参謀はこの命令内容を電話で聞いて激怒し、「この期に及んで帝国海軍の栄光が何だ、それだけの燃料があれば、大陸から食糧をどれだけ運べると思っているのか」と叫んだ、と筆者に語ってくれたことがある。海上護衛参謀が、何が本当に大切であるかをつねに考えていた軍人であった。リアリズムに徹しており、現代のわれわれが納得できるセンスの持ち主と言えるが、当時の日本海軍において彼のようなセンスの持ち主は多くはなかったのであろうか。
東洋経済
最強戦艦「大和」に特攻させた「組織の論理」の怖さ3000人超が犠牲、現代にも通じる愚策の背景
戸高一成氏 執筆 を抜粋参照
オッケーが、気になる言葉
途中で切ろうとも思いましたが、年に1度くらいは、戦争を考えることも必要と思い、ほぼノーカットで、お読みいただきました。はい!
オッケーが、このコラムを読んで、引っかかったのが、下記のくだりです。
作戦について軍令部総長が天皇に奏上したところ、「航空部隊だけの攻撃なのか」とのお言葉があった。
これに関しては、「船のほうはどうしているか」とのお言葉であったとの説もある。いずれにせよ天皇としては単に作戦の情況を尋ねたもののようであったが、これを軍令部総長は、軍艦も特攻に出さねばならない、と受け取り、「海軍の全兵力を使用いたします」と奉答した。
という、くだり。
天皇に奏上する方が、この時の2年前に、前線視察の際にブーゲンビル島上空で戦死した、連合艦隊司令長官 山本五十六氏 だったら、戦艦「大和」は沈まずに済んだのかもしれないと。
天皇陛下のお気持ちを読むことは、かなり難しいこととは感じますが、
「相手の気持ちを読み切る力」を持っていたとされる山本氏なら、
異なった軍司令であったような気がします。
天皇の真意が測りかねるならば、例えば、「そのお言葉は、全軍を挙げて戦えとの、お考えでしょうか」と御聞きすればよいのではないかと、オッケーは思うのです。
コミュニケーション能力の究極とは
相手の気持ちを読み切る力
オッケーが、よく言っている、「振り子のバランス」
コミュニケーション能力とは「聴く力」を身につけている方だと。
まして、「相手の気持ちを読み切る力」まで行くと、相当な能力の持ち主となるのですが、その状況において、その方の判断で影響を受ける人々が相当数いるのであれば、その立場では、持ち得なければならない能力であるということです。
「相手の気持ちを読み切る力」ということは、相手の話を聴いただけではそのレベルには届きません。
相手の思考を共有でき、共感でき、理解できる域にまで行かないと、「読む」ことはできません。
「読み切る」とは、会話の振り子で、聴くだけではなく、話すことが不可欠です。それも、相手の意思を確認するような会話とならないといけません。
‟あ・う・お” を最低限使って、会話をすべきかだと思います。
あいづち・うなずき・オウム返しのスキルです。
そのスキルで、考えの擦り合わせをおこなっていくことが必要です。
企業のトップは「読み切る力」が不可欠です
そのことが、トップマネジメントだと思います。
その企業を船とするなら、舵を切るジャッジは艦長です。
いろいろなデータが上がってくる。
(それすら、部下の私利私欲、自分だけで囲ってしまうがために、上げられない企業が多過ぎますが、、)
そのデータの中から、ベターではなく、ベストを選択する‟資格”を持ち‟義務”を負っているという‟自覚”をトップは持たねばなりません。
理解できなければ、部下に聴く度量を持って、納得できるまで聴き続ける集中力を兼ね備えていなければならないと思います。
いかがでしょうか。
貴方は、どうですか、特に部下の気持ちをしっかり把握していますか。
間違った舵を切ることのないように、
積極的に話し掛けていますか!先に挨拶出来ていますか!
皆の考えを、ちゃんと聴けていますか。
さあ!今日を明るく元気に行きましょう!
いってらっしゃい!