【採用面接】「すぐ辞める」社員を見抜く「魔法の質問」

心構え・役割

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

新年度に向けて、社員数が少ない中小零細企業にとっては、新しい人材を採用する時期ですね。

「新規採用」いい人材を採るために

時間と労力をかけてせっかく新しい人材を採用しても、即座に退職されるというのは、かなりの痛手となりますね。

大手と違い、小さな会社では採用にかけられる予算も限られています。

10年後、20年後に会社の柱となるような人材に来てもらえるような採用活動をするには?

採用面接ですぐに辞めない「即戦力」の人材を見抜く方法を紹介します。

質問 「本音・性格」を見抜く「当社についてご存知のことを、すべて話してください」

面接テクニックを身につけた応募者の本当の姿を面接だけで見破るのは、実際のところかなり難しいです。

企業側担当者が面接を開始する前に、面接者に対して、

「一緒に働くとなると、家族より長い時間を共有することになるので、ミスマッチがあるとお互いに不幸ですよね。それなので、できるだけ本音で話してください。もちろん、私も本音でお話しします」

と伝えてスタートする企業もあります。

それでも本音ではなく建前の話は混ざってきます。

といっても、ありきたりの質問ではなく、聞き方を変えることで、その糸口を見出すことができます。

たとえば「当社への志望度は、どれくらいですか?」と聞かれたら、応募者はほぼ「志望度は高いです」、「第1志望です」と回答するでしょう(そう言っていたのに、次の選考や内定を辞退された経験、ありますよね?)

なので「当社を志望する理由を教えてください」とそのまま聞いても、効果的ではありません。

面接テクニックをもった面接者は、同業他社でも当てはまる凡庸な回答しか返ってきません。

そもそも知名度のない中小零細企業ですし、「ここで働いてみたい」という意欲は、面接や説明会等で実際に働く社員から話を聞くなど、双方のコミュニケーションを通して熟成していくものですので、いきなり面接で聞くこと自体、無理がありますね。

ストレートに聞いても、「もちろん、すぐ辞めたりしません」、「はい、御社で長く働きたいと思っています」といった建前の回答しか得られないと思います。

質問言葉の事例

【NG!】の例

「すぐ辞めたりしませんよね?」
「当社に入社したら、長く勤められますか?」

 聞き方を変えてみましょう。

【OK!】の例

「今回の就職(転職)にあたって、重視するポイントを3つ挙げてください。たとえば、ワークライフバランスとか、高い給与といった処遇面とか」

ただ漠然と「3つ挙げてください」だと応募者も回答しづらいので、こちらから例示しておきます。

たとえば残業が多い働き方の職場だとしたら、ワークライフバランス重視の人とは相いれない可能性が高いと言えます。

「やりがい」や「自己成長」といった、曖昧さが残る点を重視すると回答されたら、

次のように聞いて、発言してもらってください。

【OK!】の例

「あなたにとってのやりがい(自己成長)とは?」

たとえば、「やりたい仕事ができる」が発言なら、そのやりたい仕事を入社直後から提供できるかという点から、自社に合っているかの判断材料にします。

質問 「コミュニケーション力」を見抜く「あなたにとって仕事とは?」

仕事を進めるに当たり、コミュニケーション力(以下「コミュ力」)は非常に重要です。

面接で、ある程度は測れるはずです(ズレた回答を連発するなら要注意)。

有効な質問例として、

OK!】の例

(1)「あなたにとって、仕事とは何ですか?」「○○についてどう思いますか?」

(2)「仕事をする上で、苦手なタイプはどんな人ですか?」「その苦手な人と、どのように付き合っていきますか?」

(3)「あなたは、周りからどのように言われることが多いですか?」

(4)「独りで黙々とする仕事と、仲間と一緒にする仕事、どちらがやりやすいですか?」

(5)「それはなぜですか?」

5つの例を挙げてみました。

(1)漠然としていて、パッと答えにくい質問。事前に回答を用意できないため、即応性を見ることができます。

(2)苦手なタイプを聞いて終わりではなく、それにどう向き合うのかまで突っ込んで聞くことで、苦手から回避しないコミュ力を感じ取ることができます。

(3)周りとコミュニケーションがとれている人なら、周りからの自分の評価を把握できているはずです。

(4)周りとコミュニケーションを取ることに関して、ポジティブなのかネガティブなのかが見える質問です。

(5)コミュ力が高い人は、回答が論理的で一貫性があります。回答を深く追及することで、それをあぶり出すことができます。

質問 「協調性」を見抜く「職場の人と意見が対立したら、どうしますか?」

少数精鋭の中小零細企業に、協調性の乏しいわがままな社員が一人でもいたら、会社組織が崩壊しかねません。

協調性を測るのに有効的な質問は、

NG!】
「協調性は、ある方ですか?」

【OK!】
(1)「チームワークを発揮して成果を出した経験があれば、教えてください」
(2)「職場の人と意見が対立したら、どうしますか?」
(3)「余裕がない状態で、職場の仲間から支援を求められたら、どうしますか?」
(4)「仕事をする上で、大切にすべきことは何ですか?」
(5)「これまでにチームで成し遂げた経験と、その中でのあなたの役割について教えてください」

5つの例を挙げてみました。

(1)(5)やはりこうした経験が乏しいと、会社組織に入ってもどうふるまえば良いかすらわからず、協調性に欠ける可能性があります。
(2)対立を解消した経験があれば、それに基づいて回答するはず。その解消法から協調性の有無を判断できます。
(3)「もちろん、支援します」と回答したら、「余裕がないのに?」と追及して、本当にそこまで対応する気持ちがあるのか、本音を引き出します。
(4)あえて漠然とした質問をすることで、ここで「個人>組織」という旨を感じ取れたなら、協調性に乏しい可能性があると見ます。

こうしたストーリーを語ってもらえば、協調性の有無を測る材料を複数、収集することができます。

人材は宝なり

短い時間のなかで、「人を見抜く」ことは、至難の業です。

人事採用担当者を長く勤めていらっしゃる方でも、「いい人材が採れた」と思える年度はなかなかありません。

「本音・性格」「コミュニケーション力」「協調性」

この3つを、事例を出して、具体的に、掘り下げて、聴いていくことをお勧めします。

「専門知識」「取得技術」は、入社してから身に付けていくものです。

「入社した時のイメージと実際の業務にギャップがあり過ぎる!」

退社した社員が発言する言葉です。

『正直』に当社の業務を感じてもらうことも大切です。

『会社の宝』となるのです!

『この人物は、当社組織のなかで動けるか』という見方で、面接に臨むことを提案します。

今日を大切に明るく元気に行きましょう!

お仕事の方、お疲れ様です!

いってらっしゃい!

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