こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
今日は、「一般マナー」のお話しです。
しかしながら、今の時代において、ご存知の方は少ないと思います。
なので、あえて一筆!
「三」ではなく「参」万円と書くのはなぜ?
現金を表記する場合、「一、二、三」を「壱、弐、参」と書くことがあるのは、なぜでしょうか?
これは「大字(だいじ)」と呼ばれるもので、数字の改ざんを防ぐために使われる漢字です。
漢字の「一、二、三」は少し書き加えると別の数字になる恐れがあります。
そこで手書きで書類が作られていた昔は、改ざんされては困るような場合に大字が使われていたのです。
大字の正しい書き方
大字の正しい書き方は、改ざん防止のために特に重要です。
以下に基本的な大字の書き方を示します。
- 壱(いち):一
- 弐(に):二
- 参(さん):三
- 肆(し):四
- 伍(ご):五
- 陸(ろく):六
- 柒(しち):七
- 捌(はち):八
- 玖(きゅう):九
- 拾(じゅう):十
- 百(ひゃく):百
- 千(せん):千
- 萬(まん):万
例えば、1000円を大字で書く場合は「壱千円」、5000円は「伍千円」となります。
以下の例もご参考にしてください。
- 3000円: 参千円
- 7000円: 柒千円
- 10000円: 壱萬円
大字を使うことで、数字の改ざんを防ぎ、より信頼性の高い文書を作成できます。
大字を使う際の注意点
文書に大字を使う際の注意点をいくつか紹介します。
文脈の適切さ
大字は主に公式文書や金銭に関する文書で使用されます。適切な場所で使うようにしましょう。
字体の確認
手書きの場合は特に、字体を正確に書くことが重要です。楷書体などが推奨されます。形が崩れると誤読される可能性があります。
改ざん防止
数字が簡単に改ざんされないようにするために、大字を使用する目的を忘れずに。
特に、通常の数字と混在させないよう注意しましょう
一貫性
同一文書内では、すべての数字表記を一貫して大字で書くようにします。
例えば、一部だけ通常の漢字で書かないようにしましょう。
視覚的な区別
大字を使う場合、読みやすさを考慮し、文書全体のレイアウトやデザインにも気を付けましょう。
大字を使うことで、文書の信頼性や正確性が向上します。

そもそもですが
しかし、この時代に、結婚のご祝儀や葬儀の香典の場合、意図的に改ざんをすることは考えにくく、個人的にはあえて大字を使う必要はないと思います。
それより、中袋に表記した金額が実際に包まれていないことの方が重大です。
ご祝儀やお香典を持参する時は必ず中をあらためて、くれぐれも包み忘れがないように気をつけましょう!
不祝儀の時は、出来れば、淡墨で書くことを推奨します。
さらに、不祝儀の時は、札は新札は避けた方が良く、裏、逆入れを心掛けてください。
「マナー」は「相手を思いやること」です。

今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です!
いってらっしゃい!
