こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
気の遠くなるような話になりそうです。
北海道新幹線札幌延伸
北海道新幹線新函館北斗―札幌間(212キロ)の延伸について、2030年度末開業を事実上断念した国土交通省が、新たな開業時期が38年度末になる見通しを立てていることが3月7日、北海道新聞社の取材で分かりました。
工程への影響が大きいリスクが発生すれば、さらに数年単位で遅れる可能性もあるとのこと。
近く開催する国交省の有識者会議で、開業見通しを記した報告書案を示し、了承を得て公表するらしいです。
工事遅れの要因
開業遅れは、渡島トンネル(北斗市―渡島管内八雲町)と羊蹄トンネル(後志管内倶知安町―同管内ニセコ町)の難工事が主な要因であると言われています。
両トンネルとも工期は既に3~4年遅れています。
国交省は38年度前後の開業を模索していたが、掘削の人手を増やすなどの工期短縮策をとっても、現時点では38年度末より早い開業は見込めないと判断した模様です。
渡島トンネルは軟弱地盤が多く、羊蹄トンネルは岩塊の相次ぐ出現で掘削停止が続いています。
区間の8割を占めるトンネル工事で、掘削が難しい地質が出現し遅れが発生。
加えて人手不足のため、トンネル貫通後の線路敷設なども当初見通し通りにはいかない可能性が強まっています。
さらに、今後も想定外のトラブルが起きる可能性があり、工期の見極めが難しいことから、開業時期はさらに数年遅れる可能性もあるとの検討結果を加える方針のようです。
北海道経済への影響
札幌延伸は当初、35年度を予定していたが、政府・与党が15年、30年度末に前倒ししていました。
札幌延伸はJR北海道の経営自立や沿線自治体のまちづくりなどに関わり、大幅な遅れは北海道経済に大きな影響を及ぼすことは避けられない状況です。
開業時期を巡っては、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が昨年5月、30年度末が困難となり、数年単位で遅れる見通しを表明していました。
これを受け、国交省は新たな見通しについて有識者を交えた議論を始めていました。
2038年度末以降まで遅れる見通しとなったのは、複数の要因が重なったためと言われています。
掘削率は82%です。鉄道建設・運輸施設整備支援機構が2月に発表した新函館北斗―札幌間のトンネル工事状況によると、一見、掘削は順調に進んでいるかに見えます。
しかしながら、実際は残る工区で難題に直面しています。
渡島トンネルは軟弱地盤への対応、羊蹄トンネルは巨大な岩塊の出現により数年単位で工事が停滞。
今後の見通しもまだ立っていない状況です。
また札樽トンネル(札幌市―小樽市)のように、掘削土の受け入れ先探しに手間取り、遅れが生じた例もあります。
さらにトンネルや高架橋といった土木工事が終わった後も、レールの敷設や信号などの工事が数年にわたり続く予測です。
北海道では、残業規制強化に伴う「2024年問題」に加えて、ラピダス(東京)が千歳市で進める次世代半導体工場建設の影響もあり、人手不足が深刻化しています。
このため国土交通省は遅れを抜本的に挽回するのは難しいと判断したとみられます。

新幹線延伸と新しい札幌駅ビルを切り離す
延伸の遅れが札幌市をはじめとする沿線自治体のまちづくりや、JR北海道の経営戦略に与える影響は計り知れません。
国交省や同機構には、道民への丁寧な説明が求められると思います。
結果論ですが、「エスタ」の閉店時期も、早かったのかもしれませんね。
新ビル建設自体も、計画段階の今、揺れている状況なわけです。
「札幌駅バスターミナル」の早期開始も待たれます。
新幹線延伸と、駅ビル建設を割けて動くことも、一考と思います。
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