【大谷翔平】【栗山英樹】【白井一幸】の共通項とは

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こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

総裁選・代表戦の話題より、はるかに大きい「号外」が
全国で配られるほどの話題から

大谷翔平選手の今

現地9月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は

本拠地でのコロラド・ロッキーズ戦に1番・指名打者で先発出場し、

自らの記録を「52本塁打-53盗塁」に更新しました!

どこまでこの記録は伸びていくのでしょう?

栗山英樹元WBC監督のコメント

栗山英樹氏が書き下ろした『監督の財産』収録「6 稚心を去る」より抜粋加筆します。(執筆は2019年1月)

がむしゃらにやれる時期、一番伸びしろのある期間は意外と短い。

プロの世界に入ってくるような選手たちは、みんな才能豊かな者ばかりだが、
入ったあとのことで言えば、本当にがむしゃらにやれる時期、一番伸びしろのある期間というのは意外と短い。

一つだけ言えることは、
彼らにとっては、いまが本当にがむしゃらにやれる時期であり、一番伸びしろのある期間だということだ。
そして、繰り返しになるが、それは意外と短い。
このチャンスを逃すと、次はない。

楽なことや楽しいことは、人を育ててはくれない

それは、次に頑張るためのご褒美でしかないのだ。

人を育てるのは、やっぱり「艱難辛苦(かんなんしんく)」。

困難に出遭って、悩み、苦しむことで人は成長する。

ただ、それにも優るものがあるのかもしれないと思うことがあった。

あれは入団何年目だったか、クリスマスの夜、大谷翔平が一人でマシンを打ち続けていたことがあった。

それを練習熱心のひと言で片付けるのは簡単だが、
そこまで熱心になれるのにはやはり理由がある。

彼はいつ訪れるかわからない何かをつかむ瞬間、
何かというのはコツと言い換えてもいいかもしれない、
その瞬間に接する喜びを知っている。

野球がうまくなるコツというのは、自転車に乗るコツにも似ている。

乗れないうちはまるで乗れる気がしないのだが、
はじめてうまく乗れた瞬間、それまでとは別人のような自分と出会う。

あの感覚だ。

でも、それがいつつかめるのか、その瞬間がいつ訪れるのかは誰にもわからない。

だからこそ、それを見つけに行くことはいつも楽しい。
その価値観があるかないか、ただそれだけの差なのかもしれない。

人が遊んでいるときに、人よりうまくなるためにやっていると、
必ずそこには気付きがある。

単純なようだけれど、これを教えるのが一番難しい。

伸びしろのある時期に話を戻すが、チームとしてはその時期の選手が一番面白い。

「こいつ、どこまでいくんだろう」とか、ずっとワクワクしながら見ていられる。

大谷の場合、ファイターズにいた5年間がずっとそうだった。
やっぱり、毎年面白かった。

うちは計算して勝つチームではない。そんな面白い選手の、一番面白い時期を使って優勝するのがファイターズだ。

WBC決勝戦での大谷翔平選手

栗山監督のコメントから抜粋加筆します。

大谷がブルペンへ向かったのは5回が終わった時です。

その回、3打席目が回ってきて、しばらく打順は巡って来ません。

「アイツ、ど真ん中を堂々と歩いて行ったよね。裏動線なんて必要なかった!」

ベンチ裏ではなく、グラウンドに出てファウルゾーンの“ど真ん中”を歩いて大谷はブルペンに向かった。その後はブルペンとベンチを小走りに行ったり来たり……プロの世界でそんな光景は見たことがない。

しかも、この試合のキャッチャーは大谷がまだ一度も組んだことがない中村悠平選手です。
試合はもちろん、ブルペンでも大谷の球を受けたことがなかったのです。
最後、キャッチャーをこれまで大谷を受けてきた甲斐拓也選手に代えることも栗山の頭を過ったが、試合の流れを変えるのも怖かった。とコメントしています。

日本は村上宗隆、岡本和真選手両スラッガーのホームランなどで3─1とアメリカを2点リードしていました。

7回裏、内野安打で出塁した大谷は吉田正尚選手のサードゴロでニ塁へ滑り込みます。

そのままチェンジとなって8回表、ブルペンからダルビッシュ有投手が出て来ます。

ダルビッシュがマウンドへ足を踏み入れたまさにその瞬間、大谷がダグアウトを出るのです。

ドリンクを飲みながら、ブルペンへと歩く。

8回、ダルビッシュがカイル・シュワバーに一発を浴びて1点差となります。

大谷はブルペンでのピッチングを続けていた。

そして9回、大谷がブルペンから出た。
泥だらけの野球小僧がマウンドに立つ。
栗山は「これが大谷翔平だ」と思ったのだとコメントしています。

「WBCでの翔平はこれがやりたかったんだろうなって……ピリピリした雰囲気の中でみんながひとつになって、自分のことなんてどうでもいいから勝とうぜ、という野球の原点を味わいたかったんだと思う。だって翔平、キラキラしてたもんね」

このWBCの目標は世界一だが、更なる目的である「この試合を楽しむ」という明確な思いからである。

「目標と目的」の話は、ビジネスに活かせます!

「50―50」達成の大谷選手への思い

栗山英樹日本ハムチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=63)が20日、史上初の「50―50」を達成した大谷に称賛の言葉と「栗山流」のエールを送りました。

日本ハムの監督時代に二刀流として育て上げ、昨年のWBCでは侍ジャパンの監督として二刀流でフル回転させて世界一奪回。

偉業について1年通して走れたことの意義に言及し、さらなる高みへ期待を寄せた。  

大谷の偉業を都内の自宅のテレビで見届けた栗山元監督は、記録達成の50号に深く感じるものがあったという。

ローンデポ・パークの左翼への一発です。

「WBCの決勝の時、翔平がブルペンで全力投球してから最終回のマウンドへ向かった。
ベンチから離れていて凄く気になったのを覚えているんだけど、そのブルペンの近くに50号が飛び込んだ。
50本目にどんな物語があるんだろうと思って楽しみに見ていたけど、そういうことなのかと。

野球の神様に遣わされたと言ってきたように、翔平は見る人に感動を、勇気を与える。本人が背負っている宿命、使命を改めて感じた」。

しかも1試合で6打数6安打、3連発&2盗塁での達成です。

「決める時は一気に行くと思っていたけど、翔平らしい。これだけ日本中のみんなに笑顔と元気を届けてくれた。感謝したい」と喜んでいます。
 
前人未到の数字以上に、「走ること」に大谷の凄さと二刀流の意義を見ていた。
打撃はいつも通り「僕が見ている天井はもっと高い。80本くらい打てるだろって思う」としたが、盗塁に関しては予想外だったという。

「右肘の状態に心配はあったけど、まさか盗塁にあれだけ興味を持ち、あそこまで進むとは。僕は米国では守る可能性が出てくるから“三刀流”と言ってきた。そこに(盗塁を加えた)四刀流を持ち込んだ。先にそっち(走ること)を持ち込んだか、という感じ」

育ての親の想像を超えた“三刀目”の盗塁。何が凄いのか?

「二刀流には効率が物凄く重要。生活そのもの、トレーニング一つ一つを両方ともプラスにして絶対に邪魔させない。
一人だけ48時間あるわけではないので、どう効率化するか。ダッシュ、ランニング量をどう取り入れるかという点で、盗塁を自分のトレーニングに落とし込めている。
体を前に進める一つの方法になっているはずで、それができたからあそこまでいった。そこが翔平の凄さだし、発想が人と全然違う」

「投」と「打」の二刀流に、「守」より先に加わった「走」。
ただし「やみくもに走って盗塁数だけを増やしているわけじゃなく、チームが勝つために走っている。盗塁はそこが最も大事。あれだけ高い確率(成功率)なら絶対に走って次の塁へ進んだ方がいい」。

その高い成功率で1年間走れたことに意味がある。「相当コンディショニングが整わないと行こう(盗塁しよう)と思わない。

そのコンディションを常に保てていることが実は凄くて、そこが一番突出しているところ」。

日本ハム時代、昨年のWBCも「一番ストップをかけたのが翔平だった。止めて、止めて。行きたがるから。WBCの時も止めた」。
体の疲労とケガのリスクを考慮した結果だが、今は体の心配はない。
盗塁がもたらす相乗効果も。
「投手の癖とか動きを相当、研究している。体の動きを研究しているから、こうなったらこういう動きをするとかを見ていると思う。
盗塁するために(投手を)見ていても、その先々を見ながら見ているから幅が広がる。
この投手はこういう変化球を投げるんだなと考え、打席で狙い球も違ってくる。一つやることが二つ三つとつながる。二刀流ってそういうこと。
それをいつも考えている選手が、こういう結果を生んだのかなと思う」

が、しかし、栗山氏が信じる天井はもっと高い。

「50―50も一つの通過点でしかない。できそうじゃない?60盗塁くらい、いけそうでしょ。60本も打ちそうだよね」。いつか誰も想像しなかったことをやってのける。

「白井 一幸」ヘッドコーチとは

白井一幸氏は2023年WBC侍ジャパン ヘッドコーチであり、
元北海道日本ハムファイターズ 内野守備走塁コーチ兼作戦担当です。

白井コーチのコメント抜粋加筆です。

最初に私がチームに向けて発信したことがあります。
それは、「この侍ジャパンで何がなんでも世界一になる」という目標。 「野球を通して多くの人に元気や勇気や感動を与える」という目的。

この目的・目標を侍ジャパンの全員が共有しようということです。

目標達成するには、
「何が何でも目標達成する」
という強い意志が必要です。
その強い意志を生み出すのが、
目標達成した時の価値です。
何の為に目標達成するのか?
目標達成した時にどんな良いことがあるのか?
目標達成した時にどのような影響があるのか?
この価値こそが目的です。
目標達成するには、
目的をより明確にすることが大切です。
そしてその目的を常に意識することが、
原動力となります。

そして目標達成できた状態をイメージしながら、
計画を実行するだけです。
計画は効果に焦点を合わせて、
より具体化することがポイントです。

私が特に大切にしているのは、
目的の明確化と達成イメージです。

濃厚な1日

実は、オッケー講師は、
大谷翔平選手の偉業を朝観て、
日中には白井一幸コーチの講演会に参加して、
夜に栗山監督のテレビ生出演コメントを観るという1日でした!

なんという、「濃厚な1日」なんだと思った次第!

「目標と目的」の話など、

勉強になった1日でした…

さっそく、講演で使わせていただく予定です!!!

今日を大切に明るく元気に行きましょう!

お仕事の方、お疲れ様です。

いってらっしゃい!

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