こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
穏やかな10月の始まりの天気でしたが…
「風雲急を告げる」政治の世界のようです。
第102代首相の指名
自民党の石破茂総裁は1日午後、国会で第102代首相の指名を受け、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て石破内閣が発足しました。
首相は、大規模災害への政府の対応力強化や地方創生などに注力するほか、同盟国・同志国との連携強化を目指す。
新政権への信任を得るため、9日に衆院を解散し、「15日公示―27日投開票」の日程で衆院選を実施する方針です。
次期衆議院選挙日程、想定外!
当初というか、総裁選の時の石破さんは、「すぐはない!」と発言を繰り返していました。
ただ、永田町理論は、次期衆院選の投開票日が11月になるとの見方が与野党内で拡大していたようです。
9月27日投開票の自民党総裁選後に就任する新首相が衆院解散・総選挙に踏み切る場合、国会日程などを考慮した最短日程が11月と見込まれるからだったようです。
新首相の選出直後が有利とみる自民内で早期解散論が強まる一方、野党は「首のすげ替え」で選挙に挑もうとする姿勢に批判を強める。
「新体制になれば、可能な限り早く国民の審判を仰がねばならない」。
石破茂元幹事長は総裁選への立候補を正式表明した24日の記者会見で、
早期に解散・総選挙を行う必要性があると指摘。
党幹部の一人も総裁選後の解散について「間違いなくやらないといけない」と語った。
総裁選後、10月上旬までの召集が見込まれる臨時国会で新首相が指名され、通常は所信表明演説や代表質問が行われる。
これらの日程を考慮すると、新首相が解散に打って出るのは早くて10月中旬、投開票日は11月とみられていました。
取り沙汰されている日程は「10月22日公示、11月3日投開票」「10月29日公示、11月10日投開票」などだったのです。
岸田文雄首相の退陣により、自民は新首相の下で次の衆院選を戦うため、「誰がなっても刷新感は出る」(中堅)と早期解散論が広がっていました。
候補者の乱立で総裁選への注目度が高まり、自民への支持回復につながることへの期待感もあります。
早期解散論の背景
こんなに急いで、石破総裁が早期解散に踏み切った狙いは何か?
一番の狙いは、新政権発足という勢いに乗り、支持率の高いうちに短期決戦で勝負に出たいということです。
石破総裁は当初、10月1日からの臨時国会で予算委員会を開き、論戦を行ってから解散する意向でしたが、
ある党幹部は、「菅副総裁と森山幹事長が早期解散を進言し、石破さんが軌道修正した」と話しています。
党内には「予算委員会を開けば支持率が下がる」「閣僚のスキャンダルが出たら一発アウトだ」との声が多く上がっていたほか、参議院選挙を重視する公明党が早期解散を求めたという事情もありました。
総理大臣としての記者会見、組閣
石破総理大臣は1日夜の記者会見で、「国民に対して勇気と真心をもって真実を語る。それが政治の役割だ。謙虚で誠実で、温かい政治を行っていく」と語りました。
総理は、能登半島北部の被災地の復旧・復興に早急に着手すると同時に、中長期的課題として、持論の「防災省」創設の準備を進める意向だ。
側近の赤沢亮正経済再生相に「防災庁設置準備担当」を任せました。
経済分野では、物価高対策などに加え、地域経済の活性化で日本の成長を促す地方創生や人口減対策に力を入れる。伊東良孝地方創生相には、「思い入れのある部署なのでしっかり頼む」と指示しました。
外交・安全保障を担う閣僚には防衛相経験者の岩屋毅外相と中谷元防衛相を登用し、総理のライフワークの安保重視を打ち出しました。
今回の組閣では、初入閣が13人で、女性閣僚は2人だった。
官房副長官には橘慶一郎衆院議員と青木一彦参院議員、佐藤文俊・元総務次官が就任しました。
国家安全保障担当の首相補佐官には長島昭久衆院議員が就任し、森昌文、矢田稚子両補佐官は再任されました。
自民党総裁選中に首相が訴えたアジア版NATO(北大西洋条約機構)や日米地位協定の見直しには米国内で懸念が出ており、対応が課題となります。
また、内閣の要の林芳正官房長官は続投させ、円滑な政権移行に配慮した形です。
戦後最短解散
総理は、「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要だ」として、臨時国会会期末の9日に衆院解散に踏み切る方針です。
総理就任から8日後の解散、26日後の投開票はいずれも戦後最短となります。
総理は組閣に先立ち、首相官邸で公明党の石井代表と与党党首会談を行い、連立政権の継続を確認しました。
4日に首相の所信表明演説が行われます。
自民党は7~8日に各党との代表質問、9日に党首討論を行う日程を野党に提案しています。
総理はその後、10~11日の日程でラオスで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席し、首脳外交デビューする予定です。
爆弾発言大臣をあえて指名の真意は
総務相に就任した村上誠一郎氏(72)は1日、石破茂内閣の印象について記者団に問われ、
「前任者の『負の遺産』をどう解消しながらやっていくのか、非常に難しいなと心配している」と述べました。
具体例として自民党派閥の裏金事件や旧統一教会問題などを挙げました。
株価の乱高下や急激な円安についても「残念ながらアベノミクスの、ある意味では負の遺産だ。そういうものに対応しながらやっていくのは非常に厳しいと思う」との見方を示しました。
村上氏は歯にきぬ着せぬ発言で知られ、安倍晋三政権下で当時の安倍首相への批判を繰り返して波紋を呼んだ議員です。
安倍晋三元総理を「国賊」と批判して党紀委員会から1年間の役職停止処分にされた議員です。
選挙後、石破政権が続けば党役員・新閣僚は代わらないのか?
いわば「選挙管理内閣」としての側面も随所に見られる新体制となり、党内も早くも選挙ムード一色となっています。
選挙に勝てば、その後も体制は維持されることになりそうですが、安定した政権運営ができるかはまだ見通せていません。
理由は、党内にくすぶる「火種」です。例えば、石破総裁と折り合いが悪いとされる麻生氏を最高顧問に起用し、周辺からは「配慮が見える人事だった」と評価する声の一方で、「最低限のバランスの取り方だ」とも不満も上がっています。
また、当時の安倍元首相に「国賊」と発言したとして処分を受けた村上誠一郎氏を大臣に起用したことに旧安倍派が反発しています。
ベテラン議員の1人は「半分を敵に回した」と憤っていますが、石破氏の周辺からは「総裁選を戦ったのだから当たり前の話だ」との声が出ている状況です。
小泉人気で押し切れるか?野田の力で返り討ちか?
人気ある「小泉進次郎議員」を、総裁選3位で議員票を取り「党の顔」を願った議員が「ホッ!」としているであろう「選挙対策委員長」の席に置き、マイクを握ってもらう、したたかさを見せた総理です。
野田代表が、言葉巧みに世論を引き込み、「安倍の戦い」で、口車に乗って負けた戦いの、返り討ちを遂げることができるのか。
とりあえずは、解散までの「石破の戦い」を「劇場版」風に国会で観れそうですね、、、
10月は「政治の月」になりそうですね。
今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です。
いってらっしゃい!