【吉田 昌郎】さんから学ぶこと

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こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

本日が祥月命日です。どなたでしょうか!

吉田 昌郎(よしだ まさお)さん経歴

(1955年2月17日 生 2013年7月9日死去 享年58歳)は、日本の技術者です。東京電力(現:東京電力ホールディングス)元執行役員。
2011年3月11日の東日本大震災発生時に福島第一原子力発電所所長を務めていた人物です。
福島第一原子力発電所事故の収束作業を指揮したことで、国民に強く印象を残された方です。

東京工業大学工学部を卒業。通商産業省からも内定を貰っていたが、大学の先輩の勧めで東京電力に入社。

食道癌のため死去。東京電力社長から
「決死の覚悟で事故対応にあたっていただきました。社員を代表して心より感謝します」との声明が出されました。
安倍晋三内閣総理大臣からは
「大変な努力をされた。ご冥福をお祈りしたい」とのコメントが出され
菅直人元内閣総理大臣も
「強力なリーダーシップを発揮し、事故がさらに拡大するのを押しとどめるのに大変な役割を果たした。大学の後輩でもあり、ある意味、戦友とも言える人だった」と死を惜しんだ
8月23日には青山葬儀所でお別れの会及び告別式が開かれ、1,050人が参列。
廣瀬社長が「事故拡大の阻止に死力を尽くして当たられました。吉田さんが福島の地と人々を守ろうと、身をもって示した電力マンの責任と誇りを深く胸に刻みます」との追悼の辞を述べました。

小学校の同級生によると、非常に勉強ができる上に自分の意見を押し通し、親分肌でもあったという。社内の評価は「豪快」「親分肌」、部下思いのため現場の信望は厚く性格はおおらかといわれていました。偉ぶることのない性格で、部下の社員のみならず、下請け企業の作業員からも人望があったとのこと。また、福島第一原子力発電所での部下であった元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さんは、吉田所長を「いつも優しくて、面白い」と評しています。

宗教に造詣があり、若い頃から宗教書を読み漁っていた。趣味は寺めぐり。座右の書は『正法眼蔵』で、東電の事務所内に置いていたという。
以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参照しました。

ということで、吉田所長です

先日、3月にテレビ放送された、「Fukushima 50」(フクシマ フィフティ)のビデオを観ました。
世界中で、福島原発の従事した50名を称えた言い方です。
菅直人内閣政府の放水中止命令を受けたにも拘わらず、吉田所長の判断で続行したことが、後の原子力規制委員会で、「吉田所長の判断がなかったら、首都東京を含む東日本の今は無い可能性があった」と公表されています。
映画の中で(実録ですが)原子炉格納容器のバブルを、正常時は電子制御で開く作業を、電源紛失で、スタッフの誰かが行わなければならない状況が起きます。
放射線量被爆の中の作業であるわけで、「決死の覚悟」で行う作業です。若い未来のある部下たちにはいかせるわけにはいかない!と吉田所長入社同期の当直長が自ら行くと言い出します。その行動を見たベテランスタッフが、「私が行きます」と手を挙げて作業に向かうのです。
また、東電本社がスタッフの被ばくを懸念し、福島原発からの退避指示を出そうとします。その言葉を聞いた吉田所長は、「今離れたら、誰が制御に当たるのだ。福島いや日本のために、俺たちは残って使命感を持って、誇り高く、やれることをやっていこう。」とスタッフに発したとも伝えられています。

社内で起きる、議論の戦い

正論と正論の戦い

経営会議などでは普通にある話ですよね。
戦略戦術的には、どちらにも可能性を否定するものは存在しない状況下で、決裁をしなければならない時。
ここまで来ると、「使命感」「意志の強さ」の我慢比べであり、「熱量」の温度差で方針が決まると言っても過言ではないと思います。

議案を通す覚悟です

根底に、専門知識を有し、スタッフとのコミュニケーションがしっかり取れている自信から来るリーダーシップ、
「うちのスタッフならやり切る」といった信念の強さ、リーダーシップが取れているが故のスタッフからの信頼、数々の要因からの「絆」が、議論で優位に立つのです。
理論武装より、精神的「使命感」を全面に出した方が、上層部の方々を説得出来る場合が多いと思います。

いかがでしょうか!

吉田 昌郎 さんに哀悼の意を捧げます。

会社=上層部も血の流れている人間の集団です

万が一、負けるとするなら、その場の流れる「群集心理」ですかね。

言い換えると、事なかれ主義、右習い、ぬるま湯、自席安住願望、根拠のない現状維持思想、保守主義などなど、抵抗勢力がどこにでも、大なり小なり存在します。

その勢力を、ぶち壊す気概で立ち向かうイノベーターとしての覚悟と、

「場を読む力」を身につけたら、「鬼に金棒」です。

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!