こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
「時代だなぁ〜」の話です。
「家族葬」道内業界図
近親者ら少人数で故人を送る「家族葬」向けの葬儀会館が、北海道内で増えています。
現在、家族葬が主力の葬儀業者5社の会館数は計77ヶ所あります。
2022年3月末より6割も多くなっています。要因として、大きな2点が挙げられます。
先ずは低価格であること。
そして、形ではなく、こころある家族・親族のお見送りで十分であること。
コロナ禍で大規模な葬儀が難しくなったこともあり、札幌を中心に葬儀の主流になって来ています。
道内の葬儀業界は「やわらぎ斎場」を運営するあいプラン(札幌)と「シティホール」などを運営するベルコ(大阪)が大手でしょう。
これまでは知人らも参列する「一般葬」が中心で、各地に会館を持つ2社と地場の業者が競ってきたが、10年代以降、家族葬の業者の進出が目立つようになっています。
「ウィズハウス」を運営するめもるホールディングス(札幌)は、生活協同組合コープさっぽろと提携して「コープの家族葬」ブランドを道内で展開中です。
22年3月末から今年8月までに会館数を15カ所も増やしました。
今年4月には北見市内、7月には釧路管内釧路町内に新設。28年度中に70カ所にする目標を掲げています。
他の4社は札幌に集中する戦略です。
23年度に約2万6千件だった市内の火葬件数は、ピークの54年度に3万3千件近くになる見通しです。葬儀業者の仕事も増えることになります。
家族葬のファミーユ(東京)は15年5月まで札幌市内9カ所だった会館数を24カ所に増やしました。
岡崎仁美社長は「1日1組の貸し切り利用が好評。今後も人口が多い札幌中心に展開する」とコメント。
ディアネス(札幌)も昨年秋から札幌市内に4会館を新設し、26年2月までに道内に20カ所を構える方針です。
その業界に風穴を開けるべく、「おくりびとのお葬式」を展開するディパーチャーズ・ジャパン(東京)は16年5月に札幌エリアに進出しました。
現在は道内6会館で、中長期的には札幌エリアだけで20会館以上の展開を計画中。
葬儀のこすもす(川崎)は21年4月、札幌市内に「セレモニーハウス」を開いて道内に参入しました。
現在は7会館で、来年3月末までに3カ所新設する計画です。
時代の流れ
小規模でシンプルな家族葬は2010年代から増加傾向が現れていました。
終活関連サービス会社鎌倉新書(東京)の調査によると、一般葬と家族葬の割合は新型コロナ禍で逆転していました。
「私の葬儀は家族葬で十分だと息子に伝えてある。友だちや付き合いがある人も減った。家族を中心にゆっくり送ってもらいたい」と80代の話です。
葬儀業界の専門誌編集長によると、
「昨年末時点の道内の葬儀会館数は427カ所で、直近1年間で22カ所増えた数値となっています。
新規オープンの多くは家族葬向けとなっています。
コンビニエンスストアなどを改装した小規模な建物が多い」
とのこと。
葬儀費用
鎌倉新書によると、葬儀費用の平均総額は一般葬の161万円に対し、家族葬は105万円と、30%以上の軽減となります。
大手も家族葬へのシフトや通夜をせずに告別式だけ行う「1日葬」プランなどでの対抗を検討しているとのこと。
葬儀文化に詳しい大学教授(文化人類学)は「各社が競い合うのは当然」としつつ「過度な価格競争に陥ると、故人や残された人々の思いをくみとる柔軟さなど、葬儀の質が軽視されてしまう懸念がある」とも指摘しています。
「核家族化」の今では必然
「こどもがひとり」家族
「おひとり様」人生謳歌
「親戚5親等」まで数えても、20人?いないかも?
現実に「親戚」がそういう状況になっています。
高齢化によって、親が亡くなって、送る側の子供が60歳を過ぎ、
子供が、すでに定年退職し「現職ではない」状況では、小さい頃からの友人・ご近所の知人で送っていただければ、それでありがたい!
これからの、葬儀のあり方は、その方向では…と思います。
今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です。
いってらっしゃい!