夏の交通安全運動―北海道ー

リスク

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

オッケーは、1年半前の「コロナ禍」で、
晴れで気温20度前後になりだすころに
(札幌は桜が咲くゴールデンウイークから旧スポーツの日頃まで)
「密」を避けるため、「バス通勤」を止め、「電動自転車通勤」に変えました。
それで、思ったことです。

自動車を運転する方は、なかなか見ない記事ですので、是非ともお読みくださいませ。

オッケーの仕事柄、少々、「大型二種免許がないと乗れない車」の知識を得たので、ウンチクを。

北海道は「夏の交通安全運動」に入りました

乗客を乗せて仕事をするためには大型二種免許が必要です

乗車定員30名以上の大型乗用自動車を大型バスといいます。
種類別で、
街中を走る路線バスは、通勤・通学など”公共交通機関”の色合いが強いバスです。「乗合バス」とも言われていますね。
修学旅行・社内旅行などでは、「貸切(観光)バス」があります。
そのほかに、高速道路で運行している「高速バス」、観光地・路線・運行時間などが決められた「定期観光バス」、空港とターミナル駅間を運行する「空港アクセスシャトルバス」などもあります。
バスといっても大型バス、中型バスなどさまざまな大きさがあるのですが、大型の観光バスともなると、約「長さ12m」「車幅2.5m」「高さ3.5~3.8m」にもなります。
そのため、普通車の運転に慣れている人でも、まったく別の乗り物を運転しているというほど感覚は違ってくるものです。
実際に、オッケーが運転席に座ってみましたが、”眺めの良いこと”
そのため、それだけの運転技術が求められるということもありますので、バスの運転手を目指している人はそれらを備えていかなければいけません。

バスの運転技術を向上させるにはこのように運んでいるのが「人」であることを強く意識して、安全に運転することが使命なのです。

たとえば、マイクロバスを運転する際にはいくつかの法令順守事項があります。まず、運転手一人で貸切マイクロバスを運転することができるのは1日9時間までです。9時間を超えて運転をする場合には交替運転手が必要となります。運転手二人で運転した場合でも1日20時間までしか運転することはできません、次の運転まで8時間空ける必要があります。また、運転手一人で運転できる距離は「昼間走行で500kmまで」「夜間走行で400kmまで」と定められています。それ以上の距離を運転する場合は交替運転手が必要となります。
スキーツアーバスの運転士過労による転落事故から、運転士の健康状態の法規の見直しが進みました。

路線バスは観光バスや他の車と異なり「立ち乗り」があります。そのため、バスで立ち乗りをするときは、転倒事故防止のため必ず手すりや吊り革につかまっていただきます。コツは、時には「雑」な運転も織り交ぜて、業務することです。あまりに心地よい運転をしてしまうと、立っている乗客が油断して手放しになり、危険度が増すからです。また、この場合は、運転士に人身事故の疑いがかかり、交通事故の扱いと異なる扱いとなります。

 

運転時の注意点の代表例を記事にします

内輪差を意識した運転

内輪差の計算方法はピタゴラスの定理を使用して算出します。
ピタゴラスの定理では直角三角形の斜面の長さをC、他2辺の長さをa、bとした場合、
(Cの2乗)=(aの2乗)+(bの2乗)となります。
この公式に当てはめ、左折した場合の内輪差を算出していきますが、その際、最小回転半径、ホイールベース(前輪と後輪の中心の距離)、トレッド(左右タイヤの距離)の数値を使用します。
まずは車を縦長の長方形としてイメージします。そしてハンドルは長方形の右上とします。長方形の四隅A、B、C、Dがタイヤの位置となります。

計算の簡単なものも紹介します。

内輪差=ホイールベースの長さ×1/3、というものです。
普通自動車のプリウスだとホイールベース2.7m×1/3=0.899となり、内輪差は約0.9mになります

大型バスは車体が前輪と後輪の間は大きく離れており、それだけ内輪差が発生することになります。
ホイールベースの長さを9mとすると、3mにもなります。
この内輪差を考えずにカーブしてしまうと後輪が乗り上げてしまうことになります。

重要なのは「後輪がどのルートを通るか」を意識してカーブするということです。後輪が動くルートを考えた上で、カーブをすれば乗り上げることなくカーブできるでしょう。

特に自転車は自動車の天敵です

オッケーが乗っていて思います。
いつ、自電車が飛び出てくるかわかりません。
それも、時速2~30キロは出ているのです。
1秒以前の瞬時に自動車の前に現れます。
増して、左折の内輪差は、巻き込みの可能性が高くなります。
自動車が左折のために、スピードダウンした時には、
20Ⅿ後ろを走行していた自転車が、左に居ますよ!間違いなく!

運転時のポイント

サイドミラーで後輪を確認する

狭い道で左折をするときは徐行し、サイドミラーを若干下向きにして内側の後輪を確認しながら左折します。
縁石にぶつかりそうになったり歩道に乗り上げそうになったりしたときは車を一旦停め、後輪の状況を確認したうえで車を少しバックさせ、ハンドルを右に切り直し内輪差を調整し、再度左折しましょう。タイヤの破損の一番の要因です。

後輪の軌道を意識する

車を運転する際は基本的に前方を向いているので、後輪の動きまでは、注意が届いていないと思います。
しかし内輪差による事故を防ぐためには、後輪がどのような動きをするのかイメージを持つことが重要です。
カーブを曲がる際は後輪が前輪よりも内側に来ること(内輪差)をあらかじめイメージしてハンドルを切るようにしましょう。

ハンドルを切り過ぎないこと

何度も言いますが、内輪差は前輪よりも後輪が内側の軌道を描きます。(最重要です!)ですから左折や右折の際はハンドルを切り過ぎないことが重要です。ハンドルを切り過ぎたときは、ハンドルを逆に切り軌道修正をしましょう。

ハンドル操作を少し遅らせること

運転初心者の方などが縁石に乗り上げるなどの事故を起こす場合、ハンドル操作が早過ぎることが多いです。
右折や左折の際には焦らずに、ハンドル操作を少し遅らせることで、曲がることが出来ます。

内輪差を気にしすぎて大回りしすぎないこと

内輪差を気にしすぎてカーブを曲がる際に、あえて大回りしすぎるのは危険ですので控えましょう。たとえば左折する場合に先に少し右にハンドルを切って大きく左に曲がったりする方法は、トラックなどの大型車には有効ですが、普通の乗用車の場合は路側帯にスペースができ二輪車が入るスペースを与えてしまい、巻き込み事故の原因になることもあります。また周りの車や通行人に迷惑をかけることにもなり危険です。

急に大きくハンドルを回さないこと

「オーバーハング」”自動車のボディのうち、タイヤからはみ出した部分」のことを指す言葉です。 すなわち、トラックを含むすべての自動車の、前輪よりも前の部分と、後輪よりも後ろの部分を指します。”が、特に後方部に発生して、引っ掛けてしまいます。

外輪差を意識した駐車の方法

外輪差で起こる事故は特に車庫入れや縦列駐車をするときに起こります。後方に注意が行き過ぎて気が付けば車のバンパーが隣の車に接触していたという事例です。このような事故を起こさないためにも、バックで駐車スペースから車を出すときは後方に注意すると同時に、ハンドルとは逆側の前輪が少し膨らむことを意識しながら、前方も確認しながらバックしていきましょう。もしバンパーが接触しそうになったら車を止め、ハンドルを逆に切り少し前進するなどして外輪差を調整しましょう。
小さなカーブなどでバックをする必要があるときも、同様にハンドルを切った方向とは逆側の前輪が少し膨らむことを意識して、後方と同時に前方もしっかりと確認しながらバックするようにしましょう。

 

いかがでしょうか!

社用車なら会社の看板に泥が着きます

あくまでも机上のものです。

しかし、確実に工学上起きるのです。

さまざまな状況により内輪差、外輪差による実際の危険範囲は変わってきます。

ご自身の愛車の大きさを、しっかり意識してください。

内輪差、外輪差に対する意識を持ち続け、しっかり身につけましょう。

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!