【目上には使えない言葉】ご注意ください!

ビジネスマナー

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

今日は、久しぶりに、「マナー」の話です。

オッケーの真骨頂ですから…

「迅速なご対応ありがとうございます」

「迅速なご対応ありがとうございます」は、ビジネスシーンでよく見聞きするフレーズのひとつです。
ビジネスに限定される言い回しではないので、相手の素早い対応への感謝を伝える表現として日常生活でも時おり耳にすることがある言葉です。

しかしながら、この表現を目上に対して使えるのかについてはケースバイケースなのです。

日常的によく使う言い回しである「迅速なご対応ありがとうございます」について解説します。

目上の人には言い換えを検討したい「迅速なご対応ありがとうございます」なのです。

「迅速なご対応ありがとうございます」を目上の相手に使うのは、明らかな間違いではありません。

しかし“迅速”という言葉がもつ語感が、きつい雰囲気を与えたりフレーズそのものが形式的・定型的な印象を与える場合もあることを念頭に置かないといけません!

目上の人に対して“すぐに対応をしてくれたことへの感謝”を伝える場合には、他の表現に言い換えるのも一案です。

あえて別の表現に変えることで、好印象を狙いやすいケースも多いと思います。

︎「早急にご対応いただき、誠にありがとうございます」

目上の相手に対して、少しフォーマルな印象のある言い回しで素早い行動や対処について感謝を伝えるのであれば「早急にご対応いただき、誠にありがとうございます」という言い換えができます。

フォーマルな言葉遣いながらも柔らかい印象を与えるフレーズなので、メールでも口語でもどちらでも使いやすいと思います。

︎「お忙しい中、迅速にご対応をいただき感謝申し上げます」

あまり面識のない目上の相手や形式を重んじるやり取りが求められている場合には「お忙しい中、迅速にご対応をいただき感謝申し上げます」と言い換えるとスマートですね。

「迅速なご対応ありがとうございます」と比べるとかしこまった印象が強まり、礼儀を重んじる目上の人に対しても使いやすい表現です。

︎「お早いご対応に心より感謝を申し上げます」

丁寧かつ柔らかい言い回しに言い換えたいときには「お早いご対応に心より感謝を申し上げます」といった表現も使えます。

“迅速”を“お早い”に言い換えるだけでも、字面がマイルドになることからメールでも使いやすい表現です。

「迅速なご対応ありがとうございます」を使わない場面3選

「迅速なご対応ありがとうございます」は、相手の素早い対処に対してお礼を伝えるフレーズです。
そのため場面にそぐわないのに、むやみに使うわけにはいきません。
ビジネスシーンでありがちな、使うべきではない場面を3つ解説しますね。

︎相手がまだ対応をしていないのがわかっているとき

相手に対応をお願いする場面で、早く行動をしてほしいからといって「メールをしたら、すぐに行動してくれるだろう」という期待を込めて「迅速なご対応ありがとうございます」を先走って使うべきではありません。

これから対応をお願いする段階では「お手数をおかけしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします」などの言い方が適切で、まだ相手が動いていない段階で「迅速なご対応ありがとうございます」を使うと、圧をかけているようにも受け取られがちですね。

相手に「嫌味か?」と感じ取られて、今後のビジネスにマイナスに働きますよ。

相手が対応してくれているのか不明なとき

相手が対応をしてくれたのかがはっきりせず不明な状況でも「迅速なご対応ありがとうございます」は使うべきではないと思います。

「おそらく、やってくれているはず」や「やっていなかったとしても、こうやって伝えれば慌ててやってくれるはず」などの心理から「迅速なご対応ありがとうございます」と伝えてしまうと、コミュニケーションに混乱が生まれやすいだけでなく、いいかげんな人だと思われかねません。

相手の対応が遅れているとき

相手の対応が遅れているのがわかっているときに「迅速なご対応ありがとうございます」を使ってしまうと、上述同様に皮肉を言っているように聞こえがちです。

遅れはしたけれども、すでに相手が対応を済ませてくれているのがわかっているならば「ご対応いただきありがとうございます」と、“迅速”という単語を外して伝えるのが無難でしょう。

「迅速なご対応ありがとうございます」をよく使う場面3選

「迅速なご対応ありがとうございます」を、ビジネス上でよく使う場面についてまとめました。

︎メールの返信が早かったとき

相手からのメールの返信が早かったときには、素早く返信をしてくれたことに対して「迅速なご対応ありがとうございます」と添えられます。

この場合はメールの文末に書くよりも、本題に入る前の最初の部分に記すのが一般的ですね。

︎依頼や問い合わせに素早く対応してくれたとき

相手が依頼事項やこちらからの問い合わせに対して素早く対応をしてくれたシーンでも「迅速なご対応ありがとうございます」は、適切な言い回しです。

似た表現である「素早い対応をありがとうございます」よりも「迅速なご対応ありがとうございます」のほうが、フォーマルな印象を与えやすいと思います。

︎トラブルや問題にすぐに対処をしてくれたとき

相手が仕事上のトラブルにすぐに対応をしてくれたときにも「迅速なご対応ありがとうございます」は適切な表現です。

このケースでは問題となっているトラブルに関する現状を共有する必要もあります。

相手の速やかな対応に感謝を伝えつつ、こちらからも現状を共有する、改善の効果を伝えるなど配慮が必要となります。

なおまだ問題が解決していない段階でも「迅速なご対応ありがとうございます」は使えます。

解決に向けた行動に対して感謝を伝えつつ「お手数をおかけしますが、引き続きよろしくお願いいたします」などと添えるのが好ましいと思います。

「迅速なご対応ありがとうございます」は感謝を伝える言葉

主にビジネスシーンでよく見聞きする「迅速なご対応ありがとうございます」は、感謝を伝える言葉です。

ただし、気をつけなければならないのは、極めてよく使われているフレーズでもあることから、定型文的な印象を与えたり形式上だけの挨拶だと思われがちな傾向もあります。

相手の行動への感謝を強調したいときには、必要に応じて自分らしい表現に変えたほうが真心が伝わりやすいと思います。

書面が出来上がったときに、即行動、配信に移るのではなく、

「受け取る相手の気持ちを持ちながら、復唱すること」が肝要です!

今日を大切に明るく元気に行きましょう!

お仕事の方、お疲れ様です!

いってらっしゃい!

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