こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!
防災訓練の話です
これが、飲食業・宿泊業・販売業でお客様がいらっしゃる場合の地震・火災などの想定。
お客様の人命が最優先です
お客様の不安なお気持ちから、
いかにして落ち着いて行動していただけるように案内をすることが重要です。
初動が避難誘導の全てです
発生時に、館内放送をすぐ入れること
「この建物は、耐震構造認可済みです。安全です。最寄りの従業員の指示に従ってください。落ち着いて、ゆっくり行動してください。」
緊急時なので、タイムラグを防ぐため、そのまま館内放送を使用して、従業員指示に切り替えます。
「業務連絡。従業員は、お客様誘導を開始してください。南階段を使用すること。」(火災の場合は、火元がどこかで誘導口を決める)
放送を受け、従業員が、大きな声を上げて、指示誘導を行うことです。
大型商業施設などは、発生直後に隠語(お客様にはわからない言葉)放送を流すことになっているはずです。
たとえば、火災なら「ひのもと様 3階化粧室にお越しください」(3階化粧室から出火、お客様誘導をする指示です)といった館内放送の種類があります。盗難発生、緊急事態発生など、従業員には伝達できる言葉があります。
お客様には、その場で頭などを手で覆い保護しながら、煙などの発生の場合は、ハンカチなどの布で口鼻を覆いながら避難していただきます。
電源が落ちる想定です。エレベーター・エスカレーターの使用は出来ません。
非常用照明器具のみの点灯となるため、通路十字路に立ち、白いものを振って、手で誘導方向を指し示すことで、転倒・混乱を避けます。
最後に、お客様化粧室・フィッティングルームなども、大きな声で、お客様の有無を確認しながら、巡回しご自身も避難し、班長に報告を入れます。
従業員への訓練は、半年に一度は実施する
従業員が動揺しないように指導します。
休み・休憩中などで、発生時にその場にいない可能性もあるので、
逆に言うと、従業員不足を補うために、従業員は2~3カ所の配置場所を経験しておかなければいけません。
消化器・消火栓係を、年に一度は、チェックしておくこと
出来得れば、従業員全員に消火器の取り扱いを指導しておくことを勧めます。
「火の根元に吹きかける」ことを実体験して、消火をしてもらうことが自信になりますので、落ち着いて行動が出来るようになると思います。液剤の有効期限もあるので、そのタイミングで実演訓練を行うと良いでしょう。
消火栓の圧力は、すごいです。是非体験を勧めます。ホースの折れ曲がりを無くすことがポイントです。
消化器・消火栓配置図は頭に入れておくこと
消防法にあるので、お分かりと思いますが、
特に、防火管理者はしっかりと記憶しておくことです。
高齢者・体の不自由な方の、誘導は細心の注意を必要とします
特に、階段を利用の時には、複数人で対応を行うことが必須です。
若い男性に、同伴をお願いしないといけません。
マニュアルを作成しておくことです
年に1度は更新すること。
4月が良いと思います。新人入社のタイミングです。
誘導班・消火班・伝令を作成し、
班長と班長代行を指名しておくことが必要です。
当然、その方々の報告先は、店舗防火管理者となります。
場合によっては、伝令が119番・110番に通報することになります。
時間制限は、大型商業施設・大規模店舗で、7~8分間位で避難完了がメドです。
いかがでしょうか。
待ったなし!
状況判断、臨機応変です。
なので、ぶっつけ本番はダメです。
防火管理者研修を、各地区の消防署で開催していると思います。
有料参加ですが、リスクはコストです。
毎年数名の受講をさせることをお勧めします。
定期的訓練を「お客様のために」実践するべきです。
今日を明るく元気に行きましょう!
行ってらっしゃい!