【2024年度国際収支】過去最大の経常黒字、貿易収支は赤字

経済情勢・指標

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

「日本の儲け」の話です。

国際収支統計とは

国際収支統計とは、ある国が外国との間で行った財貨、サービス、証券等の各種取引や、それに伴う決済資金の流れなどを体系的に把握、記録した統計のことです。

モノや資金の外部との出入りを記録するという意味で、一国の対外的な家計簿のようなものと言えます。

2024年度国際収支統計(速報)

財務省が5月12日発表した2024年度の国際収支統計(速報)です。

経常収支

海外とのモノやサービスの取引などの状況を示す「経常収支」は、黒字額が前年度比16・1%増の30兆3771億円となり、2年連続で過去最大を更新しました。

財務省が発表した2024年度の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスの取引などの状況を示す「経常収支」は、黒字額が前年度比16・1%増の30兆3771億円となり、2年連続で過去最大を更新しました。

海外投資から生じる利子や配当金などの「第1次所得収支」は、41兆7114億円の黒字です。

黒字幅は前年度から11・7%拡大し、4年連続で過去最大を更新しました。

米国向けなど対外直接投資による収益が拡大したほか、円安の進展により円換算した金額も膨らんだ形です。

貿易収支

モノの輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は4兆480億円の赤字で、赤字幅は9・8%拡大しています。

輸入額は、パソコンやスマートフォン、医薬品が増加し、4・3%増の110兆2870億円となりました。

輸出額も半導体関連の製造装置や電子部品が増え、4・1%増の106兆2390億円だった。

サービス収支

モノ以外の取引を示す「サービス収支」は2兆5767億円の赤字で、赤字幅は20・2%縮小しました。

訪日外国人客の増加で、旅行収支の黒字幅が拡大しました。

通商白書から

これらの結果から、日本は海外からの投資収益によって経常収支の黒字を大幅に拡大させた一方で、

貿易収支は依然として赤字が続いていることがわかります。

また、サービス収支の赤字幅は縮小傾向にあるものの、デジタル関連収支の赤字は拡大していることが指摘されています 。(通商白書2024年版より)

トランプ関税でどうなる?

2025年度のトランプ関税に関する影響は、日本経済にさまざまな形で現れています。

特に、輸出の伸び率が低下し、実質GDP成長率に下押し圧力をかけていると言われています。

例えば、自動車関連の輸出が高い関税率(最大25%)の対象となり、価格競争力に影響を与えています。

このため、日本企業はコスト効率化や価格調整を行い、米国市場でのシェア維持に努めているようです。

また、この関税の影響で設備投資や民間消費が鈍化する傾向も予測されています。

ですが、政府は内需刺激策や減税などで景気を支える方針を取っているため、長期的な対応策が求められています。

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