緊急連絡網を作ってありますか?- リスク管理 -

リスク

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

熱海の土石流、お見舞い申し上げます。
一刻も早い不明者の救出を願うばかりです。

いろいろな「万が一」の予防、対策出来ていますか?

公私共に、出来ていますか?

家族であれば、

当然のことながら、家族全員が外出中であり、
公共交通機関も止まっている状況を想定してです。

地震・台風等の自然災害のときは、
最低限、「どこの公園に集まるか」は、
家族会議で決めておくべきです。

お住まいの町内会で決められているはずです。
避難場所(建物)も、通常、そばの公民館等ですよね。
もし決めてなければ、今夜開催するべきです。
携帯電話での、安否確認的アプリもありますよね。

企業であれば、

そもそも、「緊急連絡網」を作成しているかです。

用意が無いのであれば、作成してください。
よくあるパターンは、更新がなされていないことです。
年に一度、9月1日防災の日が一般的ですが、調査するべきです。
人事異動がありますよね。そのことで、連絡網が切れます。

対策本部長は、当たり前に企業トップです。
統括部署は総務部です。

事業部制でも、災害時は総務部に情報を集中させることです。
情報の集中が重要です。一刻一刻と状況が変わっていくはずです。
各部署は、逐一詳細を報告させることです。
その時には、どうでもよい情報が、
のちにキーワードになる可能性があります。
点情報が集まって、線情報にすることが大切です。

連絡網の作り方で最重要は、「ひとりとして抜けていない」ことです。

完全なピラミッド型ツリー型を基本とします。
「誰が誰に連絡するか」を線で結んでください。
そこであるのが、連絡がつかない現象です。
その場合は、連絡が途切れないように、その次の方に連絡です。
なので、上下2名までは個々人が把握しなければいけません。
決定事項は、ボードに書くこと。
箇条書き、単語の羅列で書く。
口頭指示は、間違える可能性があるのでダメです。
数字は、違う読みで、繰り返すこと。
例:午後2時 14時  7=なな・しち

対策本部は、非常用電源の取れる部屋です。

テレビ・ラジオを流します。情報を収集するためです。
固定電話を2~3台を用意する。(従業員10人程度の場合)
PC設置、ホワイトボード2~3枚、懐中電灯
1階、出入り口近くが良いです。
非常用食料品は、本部に置くこと。

状況一覧図の書き方は、縦軸=時間 横軸=組織
時系列で書くこと。
特記は、異なるボードを使用する。見やすく大きく書くこと。
担当分担表をボードに書く。連絡事項は窓口を決め、一斉に分担して流すこと。

クライアント企業への連絡

特に、日販品の場合は、在庫状況を確認の上、
明日以降の当社の対応を報告しなければなりません。
生産・物流・販売等の各セクションで通常動いていると思われますが、
非常時には、上記の通り、情報を集中させ窓口を統一したほうが、
相手にとっても、対応しやすくなります。

マスコミ対応について

総務部一括で対応を図るべきです。
各部署に、それぞれ問い合わせが入る可能性があります。
会社の統一見解として、パブリシティの対応を行うべきです。

年に一度は、訓練を行うこと

当然、会社に非常用食料・飲料水・簡易トイレはありますよね?
全従業員の3日分は用意してください。
訓練時に実際に使用し、消費期限もあるので、
このタイミングで購入するのです。

書面確認会はダメです

リアル訓練を行うことです。
いつか、役立ちます。実際の行動が想像しやすくなるはずです。

現実の自然災害時の場合は、むやみに会社集合をかけないこと。
非常時の移動はリスクです。

いかがでしょうか!

リスクはコストです。

リスク管理としては、重要な事項なのですが、

なかなか、「万が一」的なことは、当然リアル感が薄いですし、

そもそも、実態経験者も数人といったことで、「昔話」に棚上げになってしまいます。

「年に一度は実施する」と決め事にしておくと良いでしょう。

今日を明るく元気に行きましょう!

行ってらっしゃい!