【東京パラリンピック】-【バリアフリー】を考えるー

リスク

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

札幌大通りに設置されている【五輪マーク】のオブジェが9月2日に撤去されるとの情報があり、オッケーは、恐らく、もう観ることが出来ないのではないかと思い、記念の一枚です!

今日から【東京パラリンピック2020】スタートです。

全世界の方々に、日本人はやさしい人と思っていただきましょう!

無事に閉会が出来ることを願いましょう。

オッケーは仕事柄、10年前から接客対応の観点から、3年前からは公共交通機関の【バリアフリー】の在り方について考えていました。
なので、知識と技術を持っています。

バリアフリーの基本はこころ

【バリアフリー】とは

対象者である障害者を含む高齢者等が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を指す用語である。

「設備やシステムが、広く障害者や高齢者などに対応可能であること」を指して「バリアフリー」と言うのは、主にアジアやヨーロッパなどの非英語圏で見られる用法で(例えばドイツでは「Barrierefreiheit」と呼ばれる)、アメリカやイギリスなどの英語圏では「アクセシビリティ」(accessibility)と呼ぶ。それに対して、英語圏で「バリアフリー(barrier free)」と言うと、単に建物の段差を取り除くことなどのみを示す。

参照: ja.wikipedia.org/wiki/バリアフリー
とあります。

割り切れない出来事

オッケーが、バスで帰宅中の出来事です。
ベビーカーに小さなお子さんを載せて、2歳くらいのお姉ちゃんを連れたお母さんが乗って来ました。
乗務員さんのマイクアナウンスが入りました。
「お客さん、ベビーカー閉じてください!」
ベビーカー乗車の際の、バスの乗車マニュアルの通りです。
なので、お母さんはそのことを承知しているはずです。
車内は、数人立っているくらいの乗車人数で、混んではいません。
オッケーは‟混んでないから、閉じなくてもいいんじゃないの”と思っていました。
一つバス停を過ぎた時、乗務員さんから再度アナウンスが、
「ほかのお客様に迷惑が掛かりますから、閉じてください」と。
お母さんが、降車ボタンを押しました。
‟次で、降りるんだ、よかった”とオッケー
「ありがとうございました」と乗務員さんの声
お母さんは無言で降車しました。
その後、オッケーがバス停を乗り過ごしてしまいました。
‟いや~寝過ごした~”と悔やみながら、暗い道を歩いて戻ります。
しばらくして、30メーター先から、ベビーカーを押して、泣いている女の子の手を繋いだお母さんとすれ違います。
「頑張って歩きなさい!しょうがないでしょ!」と聞こえました。
‟うん?さっき、降りた家族だ!”とオッケーは思いました。

乗務員さんの対応が悪い?

みなさんはこの出来事をどう感じます?
いろいろな感情が湧くと思います。
・子供がかわいそう
・母親も辛かっただろうな
・母親がぐっと気持ちを抑えて、閉じればいいのに
・乗務員さん間違ってないよね
・乗務員さん、もう少し優しい気持ちが持てなかったのかな
などなど、色々ご意見があるのではないかと思います。
ここで言えることは、
お互いに、“臨機応変”の対応が出来ていないのです。
たとえば、
お母さんが、乗務員さんに事情を話せば、違った行動になったはずです。
乗務員さんが、ベビーカーを閉じれない事情を聴けばよかったのです。
オッケーが、お母さんに声掛けして手伝だってあげればよかったのです。
オッケーが乗務員さんに状況を言いに行けばよかったのです。

‟相手を思うこころ”がバリアフリー

【バリアフリー】と関係ある?とお思いでしょう。
何故に、この話を載せたのか!
何故なら
障がい者、お年寄り、子連れ、妊婦、体の不自由な方、体調崩してる方、などなど、対象者の問題ではないのです!
その姿が見えている健常者のこころの問題なのです!

バリアフリーは、直観的に、段差をなくすとか、手すりを付けるとかのイメージが湧いてくると思います。
確かに、物理的に、重要な対応要素です。
札幌の地下鉄は、急ぎ、全駅のホーム直結のエレベーター設置工事を行っていました。
【東京パラリンピック】開催で、全世界から札幌に障害を持った観光客が押し寄せた時に対応するためです。
期限があることだったので急ピッチで進みましたが、そうでなかったら、おそらく、まだこの施設は5年後でも出来ていなかったかもしれません。
そういう意味では、大変良かったと思います。

心理的な【バリアフリー】が大切

ベビーカー、車いすを使っている方、目の不自由な方に、
一言、「お手伝いしましょう」と声掛けすることが、大切なのです。
補助者が黙って行動すると、当事者がびっくりします。
なので、行動の前に先に声を掛けないと、絶対にいけません。
目の不自由な方への対応は、一例ですが(今度、改めて掲載しますが)
補助者は右に立つか、左に立つかを聴かないといけません。
補助者は、半歩前を歩き、当事者に二の腕を握ってもらうのです。
補助者は、進行方向の状況を、「5歩で右に曲がりますよ」などの、事前の声掛けをしなければいけません。など

バリアフリーは、
‟親切心”をそもそも持ち得ていないといけません
‟気付き”のアンテナがいつも立っていないといけません
‟自分だったら”の気持ちで行動すること
‟対応の知識と技術”を身につける  など
必要不可欠なのです。
そのこころがあっての設備の利用なのです!

いかがでしょうか!

是非とも、この機会にお考え下さい。

アクションは、今、起こせますよ!

貴方は今、座っていますよね!
その目線で、道を歩くということです。
不自由ですよね!
今、立って読んでます?
眼を閉じて、3歩、歩けますか!
怖いでしょ!

その感覚を忘れないことです!

全世界に、日本の ‟おもてなし” を感じていただきましょう!

その言葉で、「TOKYO!」を勝ち取ったのですから!

実践しましょうよ!

有言実行です

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!