【コンプライアンス遵守】=【自覚】

リスク

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

この頃、ちょっと考えさせれらることが続いています。
‟決められていることは守る”ということは、難しいことだろうか?ということなのですが。

‟コンプライアンス遵守”で ‟自覚” の温度差があるということ。

コンプライアンスとは

法令遵守

コンプライアンス(compliance)とは、「法令遵守」と日本語では訳します。
言葉通り、道徳的に「法令を守れば良い」ということではありません。
今の社会・企業に求められている「コンプライアンス」とは、法令遵守だけではなく、倫理観、公序良俗などの社会的な規範を含めて、これに従い、公正・公平に業務をおこなうことを意味します。
社会・企業へのコンプライアンスが適用される範疇は定義としてはありません。
ただ、重要となる3つのファクターが存在します。

憲法・法令

国民が守るべきもの・守らなければいけないものとして、日本国憲法(改憲論議は、とりあえず、国会で喧々諤々と行って欲しいと思います)を始めとする民法、刑法、商法などの法律があります。
法令と呼ばれるもので、国会で制定された法律、国の行政機関で制定される政令、府令、省令等の総称です。
地方公共団体の条例、規則を含めて用いられることもあります。

就業規則

就業規則とは、企業・会社が社内のルールやマニュアル、業務の手順など、就業ならびに業務の遂行にあたって、社員が遵守しなければならない決め事を指します。
労働基準法(昭和22年法律第49号)第89条の規定により、常時10人以上の従業員を雇っている雇用主は、就業規則を作成し所轄の労働基準監督署長に届け出なければならないと明記されています。
就業規則を変更する場合も同様に、所轄の労働基準監督署長に届け出なければなりません。

企業倫理・社会規範

組織・企業・会社が、社会から求められる倫理観や公序良俗の意識を指します。どちらも法令としての定めはありませんが、マクロ的には国民であり、ミクロ的には消費者や取引先からの、信頼を獲得するためには必須となります。
一例として、情報漏えい、データ改ざんであったり、各種のハラスメント、総選挙で争点の一つとされたジェンダー平等などです。
法令の有無を問わず、各企業は社会倫理に従って判断し、経営をおこなうことが求められています。
こうした社会が求める組織・企業像は、社会情勢はもちろん、国民の意識や世論であったり、時代の移り変わりによっても変化していくため、定期的な見直しと改善が必要になります。

事例

前項の1-3項の「社会から求められる倫理観や公序良俗の意識」に関しての2名の事例を紹介します。
まず、1名の方です。
7月、都内で無免許で車を運転し、事故を起こしていたことが発覚した東京都議会の木下富美子議員について、警視庁はこの事故で2人にけがをさせるなどしたうえ、ほかにも6回にわたって無免許運転を繰り返していたとして書類送検しました。
もうお一方です。
男子ゴルフの石川遼プロが、米国から帰国後14日間の自主隔離期間中、ゴルフ場で練習し、その後、複数名で飲食していたことが発覚しました。
石川プロは、2018年には史上最年少で日本ゴルフツアー選手会の会長に就任、現在は副会長の立場であった。

特に、オッケーは、石川プロのファンなので、このニュースを聞いて、非常に残念でなりません。

お二方の行動・言動は、残念ながら、
「社会から求められる倫理観や公序良俗の意識」とズレが生じていると言わざる終えないと思います。

倫理観

「倫理」とは、人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの  出典:デジタル大辞泉(小学館)
「観」という言葉は、俗に見方や考え方のことというので、
「倫理観」とは、社会において善悪の判断規準となる考え方と訳せます。社会などにおけるマナー、暗黙のルールと言ったほうがしっくりくるかもしれませんね。
類語としては、「モラル」でしょうか。一般的にこの言葉は、社会生活における公序良俗に反しない行動や、ビジネスで守るべき公私の区別、公正な取引などを指します。

自覚の温度差

「倫理」は「普遍的な規準」とは言っても、マニュアルが存在するものでもなく、人によって考え方が食い違うということです。
オッケーのマナー講座でもお伝えしましたが、
「倫理観」も、人生の経験値だと思います。
ご自身の幼い時から生きてきた行動・環境で作られた感情・記憶が、
ご自身が作った「倫理観」の根底だと思います。10人10色です。
「共感・共有」は、世の人と自分との「答え合わせ」と思います。

その「倫理観」から生まれて来る「自覚」が存在し、
「自覚」が「自分の中でのコンプライアンス」となる。
その「自分の中でのコンプライアンス」と「普遍的な規準」とが、
自身で、「答え合わせ」が出来る能力を身に付けなければなりません。
「答え合わせ」をしている時に、「うん?ちょっと違うな!」と気付いた時に、修正をするのです。
その積み重ねが「倫理観」となって行くのです。

いかがでしょか!

一つの組織・コミュニティーの長となるものは、
「倫理観」から生まれて来る「自覚」の「答え合わせ」を、
客観的に常にしていなければならないと思います。
そして積み重ねが、皆に信頼される人物となり、皆に対して、
‟コンプライアンス遵守”ですと言える資格を有するのだと思います。

長の方、‟他山の石”と思わず、ご一考を!

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!