【大手アパレルメーカー】百貨店を支えた戦略は終わりです!

経済情勢・指標

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

前回に続き、☟

【DCブランド】百貨店の凋落の始まりだった!

と言うか、書き足りないので、能書きを…

ファッションを語る前に、業界用語的解説を入れます。

なぜかというと、業界の大きな転機を与えた企業だからです。

その言葉は,「SPA」です。

SPAとは

「SPA」とは、「製造小売業」「Speciality store retailer of Private label Apparel」の略で、企画から製造、小売までを一貫して行うビジネスモデルを指します。

消費者の嗜好の移り変わりを迅速に製品に反映させ、在庫のコントロールが行いやすいなどのメリットがあります。

このビジネスモデルはもともとアパレル業界で用いられていましたが、現在では他の業界でも広く利用されています。

これから話す「ユニクロ・柳井正戦略」がこれなのです。

柳井氏が、業界を変えました。

特に、百貨店アパレルに激震を起こしました。

日本代表ファッションアパレル

日本には多くの有名なアパレルメーカーが存在します。

以下にいくつかをご紹介します。

  1. ファーストリテイリング
    「ユニクロ」や「GU」の持株会社であり、アパレル業界の独立峰、代表的なSPA企業です。
  2. しまむら
    ローコストオペレーションによる店舗の全国展開と運営を行っています。
  3. ベルーナ
    衣料品カタログ通販最大手で、EC販売比率の拡大と実店舗運営も行っています。
  4. コムサ・デ・モード
    ファイブフォックスが展開するファッションブランドで、1980年代のDCブランドブームにおいて一世を風靡しました。
  5. サカイ (Sacai)
    デザイナーの阿部千登勢が立ち上げたブランドで、今や日本を代表するコレクションブランドの一つです。
  6. アンダーカバー (UNDERCOVER)
    高橋盾が設立したストリートブランドで、今やヨーロッパの老舗ラグジュアリーメゾンも認めるコレクションブランドに進化しています。
  7. コム デ ギャルソン (Comme des Garçons)
    日本のファッション界における不動の女王、川久保玲が設立したブランドです。
  8. ジュンヤ ワタナベ (Junya Watanabe)
    渡辺淳弥が設立したブランドで、素材やものづくりにこだわり、非常に高度な技術を用いたアバンギャルドなアプローチが特徴です。
  9. マークスタイラー
    ギャル系トップメーカーとして知られています。
  10. シップス
    メンズ・レディースアパレルを展開しています。
  11. パパス
    メンズ・レディースアパレル「PAPAS」「マドモアゼルノンノ」を展開しています。
  12. イトキン
    ヒロココシノなどを子会社にもつ大手アパレルメーカーです。
  13. ワールド
    多ブランド戦略を展開して「OZOC」などのSPAブランドも含まれています。また、新型コロナウイルスの感染拡大により各店舗の売り上げが急減した2020年以降、追加のリストラを策定し、2022年3月までに450店の閉店と女性向け7ブランドの撤退を追加発表しました。
  14. オンワード樫山
    日本の大手アパレル。販売網は百貨店が主体であり、自社ブランドに加え、海外の様々なブランドともライセンス契約を結び販売しています。自主ブランドとしては、「23区」「自由区」「組曲」「ICB」などがあります。
  15. 三陽商会
    日本の大手アパレル。販売網は百貨店が主体であり、自社ブランドに加え、海外の様々なブランドともライセンス契約を結び販売しています。「バーバリー」(英国)本社とのライセンス契約が切れ、危機的状況に陥りました。自主ブランドとしては、「ブルーレーベル」「マッキントッシュ」 「SANYO COAT」を持っています。
  16. 東京スタイル
    日本の大手アパレルでした。販売網は百貨店が主体であったのが致命傷となり、事業をサンエー・インターナショナルへ譲渡。休眠会社となる。5~60代の方で「22オクトーブ」「アリスバーリー」を着ていた、70代で「レポルテ」を着ていた方も少なくないのではと思います。

業界2大分類となる

ファーストリテイリング・DCブランドとイトキン以降の大手アパレルとの間には、いくつかの重要な違いがあります。

  1. デザインの個性
    DCブランドは、デザイナーの名前や作風を前面に押し出した前衛的なブランドが該当します。
    一方で、その他のアパレルメーカーは、多くの場合、より商業的な観点からデザインされ、広範な消費者層に訴求することを目指しています。
  2. ブランドの数と種類
    DCブランドは、一般的には一つのデザイナーまたは一つの特定のスタイルに焦点を当てています。それに対して、その他のアパレルメーカーは、多くの異なるブランドを展開しており、それぞれが異なる市場セグメントや消費者層に訴求しています。
  3. 生産と販売の方法
    DCブランドは、デザイナーの個性を活かした定番を作らない多品種少量生産の服作りを志向しています。それに対して、その他のアパレルメーカーは、大量生産と広範な流通網を通じた広範な販売を行っています。
  4. 対象となる消費者層
    DCブランドは、特定のデザイナーやスタイルに興味を持つ比較的限定的な消費者層を対象としています。それに対して、その他のアパレルメーカーは、より広範な消費者層を対象としています。

これらの違いは、DCブランドとその他のアパレルメーカーが、それぞれ異なる市場ニーズと消費者の期待に対応するための戦略を採用していることを反映しています。

消費者心理を変えた

冒頭に言いましたが、柳井氏が、業界を変えました。「ユニクロ・柳井正戦略」です。

特に、百貨店アパレルに激震を起こしました。

「ユニクロ」は「百貨店アパレル」と比べると、

販売価格の桁が違いました。

百貨店アパレル価格は、ブラウス30,000円 スカート・パンツ 20,000円に対して

ユニクロ価格は、ブラウス・Tシャツ 2~3,000円 スカート・パンツ 3,000円です。

当時は、「安かろう!悪かろう!」でした。業界人も「ユニクロ、持たないな!!」と

上から目線で、言っていました。

柳井氏は、本気でした!生地も縫製も!

技術者を、中国・ベトナムなどに直接指導に向かわせ、技術指導を徹底しました。

「足から頭まで、1ブランドコーディネイトに日本人がするわけない!」と

アパレル業界関係者は、「神話・不文律・原理原則」のように考えていました。

そして、今は、

「普通のコーディネイトで、下着からアウターまで!」の時代になりました。

消費者心理・行動を激変させました!

百貨店婦人服を支えた、東京スタイルなどは、消えました。

この傾向は変わらないと考えます。

「ラグジュアリー」+「機能性」ブランドのみが残っていくと思います。

今日を大切に明るく元気に行きましょう!

お仕事の方、お疲れ様です。

いってらっしゃい!






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