跡継ぎの職業選択

地域活性

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

引き続いて、中小企業の話です。

中小企業の対策

父さん母さん商売は、ニッチャーかフォロワー、技か模倣かの話しでした。
そういった現状から抜け出す方策を考えてみたいと思います。

‟人・モノ・カネ・情報”の経営の要素で考察

今日は”人”の考察を一筆啓上
商いの基本を外して、繫盛はあり得ません。

‟人”=ご子息が一番

北海道は、開拓150年と言われています。
先住民のアイヌ民族の地に、函館、松前藩の進行?
明治政府の屯田兵開拓、
裏日本(昔は日本海側をそのように言っていたのです)からの
”北前船”(小樽入港・!!商売の始まりは物々交換からです!知ってましたか?)から、
などなどの開拓となるので、歴史上、150年くらいの歴史しかありません。

よって、道内の小売業の創業は明治時代で、
100年企業(資本の線引き?で見ると、100社もないらしいです)で、
創業者から3代目の孫の代になっています。
この継承は、全国でも、ほぼ同様のことが起きていると思いますが、
あまり良い言い伝え?ではありませんが「商いを潰すのは3代目」と聞きますが、
世の生活スタイルが大きく変化している昨今から考えると,3代目だからということではなく、
変化について行けるかの問題だと思います。

総務省関連でのデータで、「会社生存率」が5年間隔で公表されます。
(今ある企業数が何年前からの創業かの調査)

5年の存続率 14.8%
10年      6.3%
20年      0.4%
今後は、”AI革命”によって、さらに存続率の低下が懸念されています。

6.3%を覚えておいてください
総務省?中小企業庁?が公表?した数値と言われています。「10年前に設立された会社の残っている生存率」です!

‟跡継ぎ”にとって魅力があるか

「”跡継ぎ”の人生で、悔いは残らないのか」
実際に継いでいる方々の、口に出さない、口に出せない言葉らしいです。
”継いで、喰って行けるのか!”現実の大きな問題です。
”喰って行く”のです。
客観視するのではなく、主体的に”喰って行くためには”を試行するのです。
これからの時代は甘くない、特に経済活動においては、
そうそう先の明るい業種などありません。

‟技”=類まれな技術を身につけている

その技術が、類い稀な、独自性の高いものでなければなりません。
そのために、”修行”という、生産性の低いことを、何年・何十年と
続けるわけです。
宮大工さんの話は、皆さんご存じと思いますが、
たとえば、国宝の寺社仏閣の修繕に文化庁からお呼びがかかる、
声がかかること自体が、素晴らしいことと思いますが、
そこまでたどり着くまでの”修行”の時間たるや何十年で”一人前”の世界です。

今や、コンピューターの3Ⅾ技術で、技術レベルを置いて、
数分、数時間で出来てしまう時代です。

その現実を、後継者は、どう見るか、どう考えるか、ですね。

消費者ニーズは極端に振れる

あるもの・ある食べ物を想定します。
使う側・食べる側にとっては、時と場合において、
解り易く言うと、100円ショップと専門店・チェーン店と老舗店を
使い分けしています。
その使う頻度が問題です。
今回は”人”に限って話しておりますので、
消費者がつい使ってしまう技術・使わざる負えない技術を、
提供する側が持っていなければ、選ばれないわけです。

人は生きていくために必ず職に就く

客観的に、職業を選ぶにあたって、スタート時点から大きな
経験値があることは、メリットです。
跡継ぎは、職業選択の自由がないと言いますが、
人は、通念上、一つの職に就くわけです。
一つしか就けないのです。
楽な職業などありません。必ず良悪しがあります。
跡継ぎは、悪しを知っています。苦労を観てます。
なので、悩むのです。
別の見方をすると、一般人はその苦労を判らず、
職に就くのです。

明らかな、類い稀な才能があるなら、その道を行く。
でなければ、跡を継ぐべきです。

元々、生まれながらの環境があります

このことは、大きな財産です。
通常は経験しないことで、そのことを肌で感じ取っているはずです。
本人は日常のことで特段感じていることではないですが、
5感(見る、触る、食べる、嗅ぐ、などなど)で体感している経験が
知らずのうちに、身についていることが、とてつもない差となります。
よく”技”の要素に”感”があります。理屈では伝えられないことです。

学ぶは真似るから

提言です。”他人の飯を食う”という言葉がありますが、
技術のある方に”弟子入り”する。
師匠の技を、視る、やらせてもらう、指導してもらう。
技を”真似る””盗む”から入り、試行錯誤する。

いかがでしょうか。

今後、磨くものは‟商売センス”

通行人のいないシャッター通り”銀座通り”の中の創業100年の老舗。
賑わいの昭和時代の再来はありません。
待ちの商売もありません。
出るの商売を考えましょう。

出不精はダメです。積極的に外に出る。東京を視る。

刺激を受けることです。
特に、マーケティングリサーチを勉強しましょう。
同業の川上と川下を見学しましょう。
商工会議所青年部の異業種交流会に参加しましょう。

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!