こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
珍しく、ガチ記事の2連載
昨日のブログで、札幌駅前・北4西3街区の再開発について取り上げました。
話題となっているのが、筆頭地権者であるヨドバシ側から出されている、基準の約14倍となる大型看板の設置要望です。
商業施設として考えれば、
「できるだけ多くの人に存在を知ってもらいたい!」
「札幌駅前という最高の立地を最大限に活用したい!」
というのは、当然の企業論理でしょう。
しかし一方で、札幌駅前は北海道の玄関口。
そこで、
札幌の街並みとして、どこまで許容するのか?
という問題があります。
では、東京や大阪の大都市ではどうなのでしょうか?
東京・新宿も「何でもアリ」ではない!
東京・新宿といえば、巨大な看板やデジタルサイネージが目立つ、日本を代表する繁華街です。
ところが、新宿区の景観形成の考え方を見ると、実は「大都市だから派手な広告でいい」というわけではありません。
新宿区は駅周辺について、
「まちの顔となることを意識する」
という考え方を示しています。
さらに、屋外広告物についても、建築物のデザインと一体的に計画し、街並みとの調和を図ることを求めています。
つまり、
「広告をなくす」のではなく、
「広告そのものを街のデザインの一部として考える」。
ここがポイントなのです。
そして東京都では、屋外広告物について、美観風致の維持などを目的とした条例による規制も行われています。
「目立つ」と「美しい」は、両立できる!
ここが、今回の札幌の問題を考える上で重要なポイントではないでしょうか。
商業施設にとって、
「目立つこと」=「売上につながる」
という側面があります。
これは否定できません。
しかし、
目立つためには、巨大な看板しか方法がないのか?
と考えると、別の答えも見えてきます。
例えば、
・建物そのものを札幌のランドマークにする
・ロゴを大きくするのではなく、洗練されたサインにする
・夜間照明を効果的に使う
・デジタルサイネージを建築デザインの中に組み込む
・季節によって北海道らしい演出をする
などです。
実際、新宿区の景観ガイドラインでも、建物とのバランスを考えた「箱文字」や「切り文字」など、広告と建築を一体化させる考え方が示されています。
これは札幌にも、十分参考になるのではないでしょうか。
大阪・梅田から考える「賑わい」
大阪・梅田のような巨大ターミナルも、商業施設が集積し、駅前には多様な広告があります。
大都市の駅前には、
「賑わい」も都市の魅力の一つ。
これは札幌も同じでしょう。
札幌駅前が、あまりにも整然とし過ぎて、何の活気もない街になってしまっては、それも魅力的とは言えません。
商業施設があり、
人が集まり、
店の情報があり、
夜には光があり、
「何か面白そうだ!」
と思える。
この「賑わい」は、札幌駅前にも必要です。
だから、
「看板はダメ!」
という単純な話ではありません。
問題は、
「どんな看板なら、札幌の街に似合うのか?」
なのです。
札幌には、札幌の「答え」がある
東京には東京の街づくりがあります。
大阪には大阪の街づくりがあります。
そして、
札幌には札幌の街づくりがある。
私は、ここが一番大切だと思います。
札幌には、広い道路があります。
大通公園があります。
雪があります。
豊かな緑があります。
そして、北海道の玄関口としての役割があります。
東京の真似をする必要もない。
大阪の真似をする必要もない。
むしろ、
「札幌だからこそできる駅前」
をつくるべきではないでしょうか。
「14倍か、基準内か」の二択にしない
今回の問題を、単純に、
「14倍の看板を認める!」
「基準だからダメ!」
という二択にしてしまうのは、少しもったいない気がします。
そこで提案です。
「札幌駅前・景観デザイン特区」
とも言うべき、新しい考え方を検討してみてはどうでしょうか。
もちろん、規制を緩めるという意味ではありません。
むしろ、
「札幌駅前だからこそ、より高度なデザイン基準をつくる」
という発想です。
看板の大きさだけを見るのではなく、
・建物全体とのバランス
・色彩
・照明
・夜間の見え方
・歩行者からの視認性
・駅から見た景観
・大通方面から見た景観
・北海道らしさ
などを総合的に評価する。
そうすれば、
「大きいけれど美しい」
という広告も可能になるかもしれません。
ヨドバシ側にも「札幌の顔をつくる側」という役割がある
今回、オッケーがもう一つ期待したいのは、企業側の発想です。
ヨドバシ側からすれば、
「これは自社の看板です」
という考え方になるのは当然です。
しかし、札幌駅前の巨大な建物になれば、
それは企業の建物であると同時に、札幌の景観の一部にもなる。
ここは非常に大きなポイントです。
だからこそ、
「どうすれば一番目立つか?」
だけではなく、
「どうすれば札幌駅前を一番魅力的にできるか?」
という視点を企業側にも期待したい。
もし、それが実現すれば、
看板そのものが、
「札幌の新しい名物」
になる可能性だってあります。

「看板」を超えて、「街」をデザインする!
今回の北4西3街区の問題。
一見すると、
「ヨドバシの看板を14倍にするか、しないか」
という話に見えます。
しかし、本当はもっと大きなテーマです。
それは、
「これからの札幌駅前を、どんな街にするのか?」
ということです。
商業の活力も必要。
企業の存在感も必要。
賑わいも必要。
しかし、それと同時に、
札幌らしい景観も守りたい。
だからオッケーは思うのです、
「規制か、自由か」ではなく、「商業と景観をどう融合させるか」
を議論してほしいと思います。
そして、その答えを札幌が先駆けて示せたら面白い。
東京でもない。
大阪でもない。
北海道だからこそできる、
「品格と賑わいが共存する札幌駅前」
です。
2028年、北4西3街区に新しい札幌の顔が生まれます。
その時、
「看板が大きかった!」
ではなく、
「札幌駅前、カッコいいな!」
「北海道に来てよかった!」
そう思ってもらえる街になってほしい。
企業も、行政も、市民も。
それぞれの立場を超えて、
「札幌の未来の景色を、一緒につくる」
そんな再開発になれば――
札幌の街は、もっと面白くなる!
これこそが、私たちが今、考えるべき「札幌駅前再開発」なのではないでしょうか!

今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です!
いってらっしゃい!


