こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
「実は」の話です!
「国の代表は一人」の難しさですね。
パリ五輪・柔道女子57キロ級
日本代表の舟久保遥香選手
パリ五輪は7月29日、柔道女子57キロ級が行われました。
「日本代表の舟久保遥香選手」が銅メダルを獲得しました!
おめでとうございます!
舟久保 遥香選手は、山梨県富士吉田市出身で、現在は三井住友海上女子柔道部に所属しています。
このメダルは、オリンピックにおける日本柔道の100個目のメダル獲得となりました。
富士学苑高校(山梨県富士吉田市)を卒業し、大学へ進学せず実業団を選んでいます。
「世界で勝つことを目標にしている選手ばかりだから」とコメント
2023年8月に、世界選手権2年連続2位などの実績で2番手以下に大差を付けたと評価されて、パリオリンピックの代表に強化委員の満場一致により内定していました。
記者会見では、「オリンピックは目標にしていた大会なので、うれしいとともに気が引き締まります。寝技を武器に一日一日を無駄にせず、金メダルを目指して頑張りたい」と語っていました。
両親や兄を含めて家族に柔道経験者はいないようです。
スキー場でのパトロール活動の他に「御坂山岳会」会長として富士山で遭難救助活動にも携わる父親は、当初スキーのモーグルに娘を取り組ませたかったという話が残っています。
今回の結果は、舟久保選手は準々決勝、まさかの、開始早々の9秒で一本負けを喫してしまいました。
それでも敗者復活戦から勝ち上がり、3位決定戦ではシウバ(ブラジル)選手と対戦。
相手の反則負けで銅メダルを獲得しました!!!
おめでとうございます!
よく、立ち直って、頑張りました!!
出口クリスタ選手
カナダ出身の英語教師の父と日本人の母を持ち、長野・塩尻市で生まれ育っています。
父親が空手を薦めるも母親は柔道を推したこともあって、3歳の時に祖母の理容室の常連だった師範のいる誠心館道場で柔道を始めた。
松商学園高校を卒業、将来は日本での熾烈な代表争いを避けて、父の母国のカナダ代表としてオリンピックを目指すと語っています。
しかし、その後周囲の説得もあり、日本代表を目指す考えに心変わりしたという話が残っています。
山梨学院大学に入学し、3年生の11月の講道館杯では2回戦で龍谷大学1年の村井惟衣選手に有効で敗れています。
この敗戦を契機に、オリンピック代表を目指してカナダ国籍を選択することに決めています。
「まわりから『日本で一番になって、オリンピックで勝つから意味があるんじゃない?』って言われて一理あるな、と。しかしながら、20代で講道館杯の2回戦で負けておいて、オリンピックなんて出られるわけないじゃないですか」と本人のコメントが残っています。
高校2年の時からカナダ代表の誘いがあったものの、その当時はさほど真剣に受け止めていなかったようです。
しかし、講道館杯の半年前にカナダの女子代表コーチが訪ねてきて、両親を交えて面談したことで、カナダ代表でやるのもありかと心が揺れ動くようになった。
また、周囲のほとんどはカナダ代表を勧めると、両親もどちらでも構わないと述べています。
2017年3月にはより可能性があるとして、高校の時から誘われていたカナダ代表で東京オリンピック出場を目指すこととなったが、選考で落選することとなった。
2017年にカナダ国籍を選択しています。
2018年4月からは日本生命の所属となり、普段は日本国内で練習に取り組むことになった。
2024年、2か月前の5月の世界選手権では、準決勝で玉置を技ありで破るも、決勝では韓国の許海実(ホ・ミミ)選手に12分以上の戦いの末に反則負けを喫して2位にとどまり今大会2連覇はならなかった。
6月には代表選考基準でクリムカイト選手を上回ったことにより、パリオリンピック代表に正式に決定しています。
52㎏級の選手である妹の出口ケリー選手とともに姉妹出場となっています。
許海実(ホ・ミミ)選手
在日三世。東京都出身。父が韓国人、母は日本人です。日本名は池田海実。
柔道は7歳の時に植村塾(植村高志さん(46)の道場)で始めています。
帝京中学3年の時に全国中学校柔道大会52㎏級で優勝しています。
帝京高校1年の時に全日本カデの決勝で富士学苑高校2年の藤城心選手に反則負けを喫して2位だった。
高校1年までは全日本のカデ強化選手だったが、その後は韓国代表としてアジアジュニア57㎏級で3位、世界ジュニアで5位になった。
2021年に早稲田大学へ進学しています。
なので、今現在、早稲田の学生さんです。
2022年の世界選手権では準々決勝で世界チャンピオンであるカナダのジェシカ・クリムカイト選手を破るも、準決勝で舟久保遥香選手に反則負けするなどして5位となっています。
2022年ワールドマスターズでは準決勝でカナダの出口クリスタ選手に合技で敗れるも3位。
2023年の世界選手権では準々決勝で舟久保選手に反則負けするなどして5位となっています。
ワールドユニバーシティゲームズでは決勝で大森選手に反則勝ちして優勝しています。
アジア大会には団体戦のみ出場すると、準決勝の日本戦で玉置桃選手に技ありで敗れるなどして5位となっています。
2024年の世界選手権では準決勝でクリムカイト選手を技ありで破ると、
決勝では出口選手に12分以上の戦いの末に反則勝ちして優勝を飾り、
韓国の女子選手として29年ぶり、在日の女子選手としては初めての世界チャンピオンとなっています。
誰が勝ってもおかしくない、三つ巴
上記のように、ある大会で「勝ち」、ある大会では「負け」の繰り返しを、3人は続けているのです。
「狭き門」とは、このことか!
「国の代表」を得ることの大変さが分かりますね。
決勝は出口クリスタ(カナダ)選手と許海実(韓国)選手の対戦となりました。
出口選手が制して金メダルを獲得しました。
出口クリスタ、許海実、両選手は、共に日本人を親に持っているのです。
日本ゆかりの3人が『金、銀、銅』を獲得したことになるのです!!!
今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です。
いってらっしゃい!