焼き鳥屋戦略【希少性の原理】顧客戦略を考察する

業務

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

今日は、お客様心理と行動経済学とのコラボの話です。

出典参考:毎日新聞記事から

焼き鳥屋戦略

耳を疑う話です。

「串を抜くたびに値段が上がる」と警告する焼き鳥屋が東京・新橋にあります。

「抜くなら焼き肉屋へ」

「串から抜かずに食べてください」

壁には、「串をぬくなら焼肉屋へ行け!」と書かれたポスターが張ってあるのです!

さらには、その下には「抜くたび値段が上がります」という小さな注意書きまである。

焼き鳥店「出世酒場 大統領」は、客への注文が多い「うるさい店」として知られています。

大将・沢崎誠さん(52)に、なぜ串から肉を外させないことにこだわるのか?

「一口目で心をつかむのが、うちの焼き鳥だからね。どの焼き鳥屋も刺し方が違って、二口目に大きい肉を刺す店もある。

うちは、一口目でおいしいって思ってもらいたいから、最初が大きいの!

体育会系の俺と同じ、逆三角形体形の焼き鳥だよ!」

とコメント。

さらに、沢崎さんと一緒に仕込みをしていた次男の嵐(あらし)さん(27)は、肉を切りながら、大きさごとに順番に並べながら、

「串に刺す前の段取りが大事。串から抜かれたら、この作業の意味がなくなっちゃう」

と語る。

肉を並べ終わると、沢崎さんが手際よく串に刺していく。

「肉のカットが大事」と、沢崎さんは言う。

「あまり小さいとおいしくなくなる。目いっぱいに、一口でほおばれる大きさにしている」。

肉の大きさ、串に刺す順番、焼き方。

串にかぶりついた時に「おいしい‼️」と思えるよう、計算しつくした一本が提供される。

「抜くたび値段が上がります」というルールは、「もちろん本気」と言う。

「これだけ手間をかけて仕込みをしているのに、勝手に串から肉を抜く客がいるから怒っているんだよね。串から抜かない客、次も来てほしい客には、いい肉を出すよ!いい客には、いい肉を食べさせたいからね‼️」

沢崎さんは、和食の板前を経て、15年前に店をオープンしたとのこと。

「串外し禁止」のルールは、開業当初からとのこと。

それから、「飲めない人はお断り」「おひとり様お断り」「食べ残し1本1000円」と徐々にルールが増えていったらしい。

経営戦略と行動経済学

ここからが、「経営戦略」の真骨頂です!

「おひとり様お断りっていっても、2、3人なら必ず入れるってわけじゃない。

今はもう、店もいい客を選ぶ時代!

郷に入っては郷に従えの遊びができない人は苦しい店。

でも、それができる人には居心地のいい店だよ‼️」

と沢崎さんのコメント。

「食べ残し禁止も、せっかくいただく命なんだからっていう理由。

そういうことも考えながら、あとは食べて飲んで、楽しんでいってほしい‼️」

と思いを語っていたとのこと。

差別化戦略

ここに、「こだわりの店舗差別化戦略」があります!

読者の皆さまに問います!

「こんな店行くか!客を馬鹿にして!」

「カチンとくるけど、あの店美味いし、なんか居心地いいよな〜」

があります。

どちらです?

ここに、同業他店との「差別化戦略」があるのです!

客ターゲットのセグメント戦略です。

低価格競走からの脱却となるわけです!

「リピーター重視おもてなし戦術」です。

小売業・飲食店経営の肝です。経営戦略の根幹です!

「何があっても、このことは崩さない!」と言う企業の意志です。

このような考え方を、経営戦略の第一義にして、日々の営業に入る必要があります。

行動経済学「希少性の原理」

希少性の原理とは、商品が入手困難になるほど、その価値を高く感じるという心理効果を指します。

たとえば、広告・ECサイトでの「残り1点」という表示や、ほかのユーザーからの招待なしでは加入できないサービスなどは「希少性の原理」に基づいた戦術です。

残数の表示は、残り少ないから買っておかないと損してしまう、あとで後悔するのでは?という心理。

そしてほかのユーザーからの招待なしでは加入できないサービスに関しては、加入している人がまだ少ない、自分もその中に入れば自身の希少価値が上がるのでは?という、いずれの場合も希少性の原理をうまく利用したものです。

「4つの悪魔のささやき理論」

オッケー理論のひとつで、

「4つの悪魔のささやき理論」です。

売る側の人、販売員から、ある品を観ている客、消費者に対して、

ここだけ!(地域限定)

これだけ!(数量限定)

今だけ! (期間限定)

あなただけ!(顧客限定)

って言われると、つい財布の紐が緩んでしまうわけです。

人、買う側の人、消費者の心理を突くのです。

飽和状態の経済社会です。

さあ!ここで考え方ですが、(これが重要なんです!!)

客に選ばれる時代なら、いっそ「客を選ぶ戦略」をとる経営方針を作ってしまうということです!

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ブレない経営戦略

市場マーケットに左右されない指針を明確にして経営を行うことが大切です。

俗に言う、低価格競走に、知らず知らずのうちに、のめり込んでしまって、気づいた時には、薄利多売となり、立て直すことが出来ない状況となってしまっている企業の多いこと、、残念です。

皆さんの会社方針はどうなっていますか?

あらためて、「俯瞰して」考察してみてはいかがでしょう!

今日を大切に明るく元気に行きましょう!

お仕事の方、お疲れ様です。

いってらっしゃい!

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