【接待時の支払い】タイミングを読む

ビジネスマナー

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

「接待」のシーンで、気を使うのが「支払い」の対応だと思います。

場の雰囲気を読む

特に難しいのは、こちらが支払いをするケース。

大手企業であれば、お店の人に名刺を渡せば会社に請求書がきて、振り込みで支払えることもありますが、このような企業はごく少数でしょう。

一般的には会食の終盤にさしかかったとき、招待したほうが途中で席を外して支払いを済ませます。

しかし、会食に慣れた方々は、「あ、今お会計に行っているな」とピンとくるもの。

支払っているとわからないように支払うのが難しいのです。

席を外すと会話も途切れてしまうし、ゲストがしゃべっている途中で話を遮ってしまうのも失礼。

「どうしよう、どうしよう、トイレを装って支払いにいこうかな」と会計のタイミングをはかるのも一苦労、ストレスですね。

いちばんいいのは、予約をした段階で、あらかじめお店の人と決済方法を決めておくことです。

例えば、「中座できないので、お客様をお見送りしてからお会計をさせていただけますか」とお願いしておくのも一案で、スマートですね。

そうすればお客様が帰ったあとでゆっくり支払いができます。

クレジットカードか現金かについても聞いておくといいでしょう。

下町の老舗のお店などでは、いまだに現金でしか支払いができないこともあります。

いざクレジットカードを使おうと思ったら「使えません」と言われてコンビニのATMに走る、というような事態は避けたいものです。

どのタイミングで支払いをするかと同時に、決済方法も確認しておきましょう。

大人の世界のしきたり

会食が終わり、いよいよ支払いの段階になりました。

仲のいい友達との食事であれば、会計も簡単ですが、、、

「割り勘にしよう」「会計は別々にしよう」で終わりですから。

最近はビジネスの会食でも割り勘にするケースがときどきありますが、やはりホスト側がご馳走することがほとんどです。

「今後もよろしくお願いします」という意味をこめて、どちらかがご馳走する。

そしてご馳走してもらったほうは、「次はこちらが払います」というのが大人の世界のしきたりです(ただし接待の場合は別)。

秘書・担当の方が会食をセッティングすると、なぜか決まって「個室」になることが多いようです。

「接待=個室」とは限らない

おそらく「接待=個室」という既成概念があると思います。

確かに個室でなければいけないという上司もいますが、場合によっては個室ではないほうがいいこともあります。

例えば料理をつくっている人が見えるライブキッチンのあるお店や、気さくな板前さんが握ってくれるお寿司屋さんなどでは、個室よりもむしろ素材やつくり手の手元が見えるカウンター席のほうが上席ではないでしょうか。

また初対面の相手や、口数が少ない人の場合、いきなり個室に入ってしまうと緊張感がマックスになり、会話が続かなかったりすることもありますね。

それが、料理しているところが見えるカウンター席なら、そんなことはありません。

「ああ、あの食材をこんなふうに料理するんですね」などと、目の前で起きていることを話せばいいのですから。

お店の人が話しかけてきてくれることもあるので、会話のネタには困らない。会話が盛り上がることも、しばしばです。

だから、「会食はこういう店でなければいけない」「会食にこういうところはNGである」といった決まりはなくなってきています。

シチュエーションや相手との関係によって、座席もベストなところは変わってきます。

その都度、自分で考えるのが一番だと思います。

1対1のときの座り方

1対1のときは、カウンターの角に90度で座るのもおすすめです。

180度で相対すると面接のようなかしこまった感じになりますが、90度ならあまり視線を合わせることがなく、それでいて親密な雰囲気になります。

にぎやかなお店でもカウンターの端はうるさくないことが多いので、そこをキープするのがお勧めです。

「半個室」も圧迫感がなく、かしこまりすぎない雰囲気があります。

例えば個室の壁の天井に近い部分、あるいは床に近い部分が抜けている造りの一角や、あるいは簾で仕切られているような場合を半個室と呼ぶことが多いようです。

今はそのような作りのお店が増えました。

お店は必ず下見することを考える

今はインターネットで検索すると、あらゆるお店の情報が得られます。

しかし実際に行ってみないとわからないこともたくさんあります。

ネットの写真は、店を少しでもよく見せるため、プロのカメラマンが工夫を凝らして撮っています。

だから実際よりもきれいに撮れていることが多い。

「すごく広そうな個室だと思っていたのに、とても狭かった」「すぐそばを人が通るのでうるさかった」「壁が薄くて隣の会話が筒抜けだった」……。

このようなことは、行ってみないとわかりませんね。

本当に大事な会食の場合は、写真や文字情報だけでお店を決めるのではなく、できれば事前に足を運んでください。

駅から、あるいはクルマを降りてからお店にたどり着くまでの道のりも、行ってみないとわからないことの一つです。

クルマを店の前に停められないとか、一方通行でクルマが入れず、かなり手前で降りなければいけないなどは、足が不自由な方にとっては、大変です。

そうでない方でも、土砂降りのときなどは困りますよね。

また料亭などでは、門から入り口までが飛び石になっていたり、苔が生えていたりすることもあります。

ヒールを履いている女性や、ご年配の方、車椅子の方、杖を突いている方には滑りやすくて危険です。

くれぐれもネットの口コミだけを鵜呑みにしないようにしてください。

自分のお金では行けないお店への下見

でも高級なお店で値段も高いとなると、自分のお金ではそうそう行けないでしょう。

ではどうすればいいかというと、下見に行くことです。

そこで食事をしなくても、「下見させてください」と事前にお願いすれば、見せてくれますよ。

会食のお店を下見するときの大事なポイントの一つは、トイレの行きやすさです。

個室を何名かで利用したとき、奥の人が「ちょっとトイレ」と言って部屋を出ようとすると、狭すぎて全員が立たないと出られないことがよくありますよね。

商業施設の中に入っていても、よいお店であればそのレストランの店内に専用のトイレがありますが、いったんお店から出てフロアの端まで遠征しなければいけないこともよくありますね。

歩かせてしまうのが失礼にあたるような大事なお客様であれば、下見のときは化粧室の位置も必ず確認してください。

「おもてなし」とは

「先方のクライアント・お客様に喜んでいただくこと」が根底にあることを忘れないでくださいね!

「おもてなし」の根底は、「相手だったら、どう感じるか?」です。

折角、高額?の経費?を使って「もてなす」のです。

「経費対効果」を、ビジネスとして、しっかり考えましょう!

今日を大切に明るく元気に行きましょう!

お仕事の方、お疲れ様です!

いってらっしゃい!

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