【マナー】上司に「ご苦労様でした」は失礼です!~言葉遣い注意~

ビジネスマナー

こんにちは!北の熱い講師オッケーです!

講師の仕事でクライアント様に伺って、

指摘させていただくことで、断トツで1番多いことが、これです!

「言葉遣い」です!

敬語とは

中学高校の授業で習うことなのですが、、、
敬語には「尊敬語」「丁寧語」「謙譲語」と3種類あるので、
余計にややこしいのかも分かりませんね!

「ご苦労様でした」は失礼

言葉遣いのビジネス上で間違いの筆頭格です!

社内での対応で、 上司に「ご苦労様でした」は失礼です!

職場でなんの疑問ももたずに使っている言い方にも、
とんでもない間違いが見られます。

上司が外出先から帰社した際や、1日の仕事を終えて引きあげる時などで、
部下が発する言葉で、「ご苦労様でした」が聞こえるのです、、、

ねぎらいの気持ちを素直に言葉にしているのは分かるのですが、

些細なことにはこだわらない、広い気持ちの持ち主の上司なら聞き逃してくれても、
言葉遣い、とりわけ敬語には厳しい上司だったりしたら、
これだけで逆鱗に触れることだって考えられます。

「ご苦労様」は上司が部下に対して、あるいは目上の者が目下の者に対して、使う言葉です。

上司をねぎらう言い方としては、

「お疲れ様でした(でございました)」

を使うべきです!

自社を訪れた社外の人が帰るときにも 「お疲れ様でございました」を使います。

ただし、上司がプロジェクトの先頭に立ち、ともに困難を乗り切ったといったケースでは、実際に苦労を目の当たりにしているわけですから、
「部長、今回は本当にご苦労様でした」
という言い方をしても失礼に当たることはありません。

上司も率直なねぎらい、いたわりの言葉と受け取るでしょう。

また、 「ご苦労様」がふさわしい場面も日常生活の中にはあります。例えば、宅配便が届いたとき。相手はサービス業者、こちらは顧客という立場ですから、ここでは「お疲れ様」より「ご苦労様」が的を射た言い方になります。

このように、 関係性による使い分けをしっかり頭に入れておけば、 迷うこともなく、ひんしゅくを買うこともありませんね。

「早急」の読み方

「早急」は、「至急」の同意語で、「非常に急なこと」を意味する言葉ですね。

メールのやり取りでもよく目にするこの漢字、なんと読むでしょうか?

「そうきゅう」?ですか、、、

答えは「さっきゅう」です。

この読み方の間違っているビジネスマンの多いこと!

お客様へ「お座りください」は?

聞いた感じでは物凄く丁寧な言い方に聞こえますよね。

しかし、実はこの言い方も正しくないのです。

「お掛けください」がこの場合の正しい言葉遣いになります。

「お座り」という表現は目下の者に対して使う言い方だからです。

目上の人に対しては「お掛け」という言葉を使います。

相手が目上の人やビジネスシーンで用いる場合は「お掛けください」という言い方を使いましょう。

「すいません」という言い方は

日常茶飯事で使われる言葉です。

では、どういう場面ならば正しい言い方になるのでしょうか?

「申し訳ございません」です。

そもそも、「すいません」という言い方は日常会話において用いる言葉で、本当は「すみません」の方を使います。

何かに対して謝罪の意を表した言い方ですね。

ただ、ビジネスシーンや目上の人に対してはもっと尊敬の念を表した「申し訳ございません」の方を使うのが一般的です。

特にクレーム等で謝罪する時に「すいません」では、謝る態度が軽々しく感じられてしまいます。

平身低頭、謝る気持ちを伝えるなら「申し訳ございません」となります。

こちらが敬語の意味を備えた言葉となるのです。

「間違っている」は?

「間違っている」「ご指摘の点に誤りがあります」と言い換えることで、相手の意見に対する敬意と、誤りを指摘する際の柔らかさを持たせることができます。

「誤りがある」「間違いがある」と同義ですが、ビジネスコミュニケーションにおいてはより丁寧な印象を与えます。

また、「おっしゃる内容に少々違いがあるように思われます」という表現を使うことで、相手の発言を尊重しつつ、間違いを指摘することが可能になります。

「違いがある」とは、「異なる点がある」という意味で、「間違っている」という表現よりも控えめな印象を与えます。

資料はこちらで「よろしかったでしょうか」

こちらの例文で使われている「よろしかったでしょうか」。

解釈的には、相手に資料のことについて聞いているわけです。

当然、その答えはこれから発生するわけですから完了していません。

ところが「よろしかったでしょうか」というように「た」という言葉を使っていますね。

「た」は過去形を表しています。

資料の良し悪しについてこれから判断が下されるのに、既に完了してしまったかのような物言いに聞こえてしまうわけです。

こちらの例文を敬語で使う場合は、

資料はこちらで「よろしいでしょうか」が正しい使い方です。

つまり事の判断を相手に委ねる聞き方になっているからです。

たった一言「た」をつけただけで、受け取る側のニュアンスは大きく変わってしまいます。

出世競争の厳しい会社なら命取りになるかも分からない言葉なのです。

敬語は正しく理解して使いましょうね。

ただ、この「過去形」言う言い方は、「北海道弁」であったりするのです!

「どさんこ」の方は、「直す」必要がありますよ!注意です!

~になります

「~になります」という言い方も日常、よく使いますね。

ところがこの「~になります」も正しい敬語ではありません。

「~になります」は敬語ではない

「~になります」の「なり」は、新しい形態や形に進化したり変わったりすることを意味しています。

例えばコンビニで「こちらが領収証になります」と言われたとして、果たして領収証がなにかの形に進化したのでしょうか?そうではないですよね。

領収証は領収証のままです。

よってこの場合は「領収証です」という言い方が正しくなるのです。

通常、聞き慣れてしまって聞き逃しているケースも多いと思いますので、日本語の正しい表現について覚えておきましょう。

「了解です!」と返事

親しい間柄ならば「了解です」という言い方もいいと思います。

しかし、相手がビジネス関係の方や目上の人の場合などではこの言葉は使えません。

あまりにも失礼にあたるからです。

一般的に物事を頼まれたり連絡事項などの返事や返信をする際は、「承知いたしました」という言い方を用います。

特にビジネスシーンやお客様相手の場面では必須です。

「了解です」は友人同士や親しい間柄だけで通用する友達言葉のようなものです。

TPOに応じて敬語を使い分けましょう。

お名前をいただいてもよろしいでしょうか

この例文は、丁寧な言い方として特に問題はないようにも受け取れます。

しかし、実は間違いです。

「いただいても」が具合が悪いのです。

「いただく」は「もらう」という言葉の謙譲語となりますが、「もらう」ということは相手の名前を勝手に取ってしまうというようにも解釈されるからです。

お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか

目上の人やビジネスシーンで用いるときは「お伺い」という言葉を使います。

「伺う」は質問形の言葉です。

そこに「お」をつけていますから、謙譲語であり尊敬語の意味を含めてくるわけです。

つまり相手に対して許可を求める言い方になるわけです。

「お休みをいただいています!」は?

「お休みをいただいています」という言い方は、これも間違った日本語となります。

よく、電話口で聞こえる言い回しです。

「いただく」というのは何らかの「モノ」に対して使う言葉です。

食事や金品など目で見えるものに対して使う言葉なのです。

休みをとっています

「休み」というものは目に見えるものではありませんよね、、

人間の予定です。

また自分自身が取得する休みに「お」をつけるのも日本語的におかしくなってしまいます。

よって自身の休みを取ることを上司などに伝えるときも特別に改まって言ってしまうとおかしな日本語になってしまいます。

「休みをとっています」と単刀直入に言えばいいわけです。

拝見させていただきます

一見、どこもおかしくない敬語のように聞こえますが、実は正しくない使い方なのです。

それは「拝見」と「いただきます」のどちらも謙譲語になっていますので、二重敬語になっているからです。

ひとつの言葉の中に2個以上の敬語を使うと、くどい印象を相手に与えることになるので注意する必要があるのです。

拝見します

この場合は「拝見します」でいいのです。

「拝見」の言葉自体で、そもそも謙譲語となっていますので、十分相手には敬意を払っています。

正しい日本語で対応するよう気をつけましょう。

○○様でございますか

こちらの例文のような言い方もよく耳にするのではないでしょうか?

この例文も一見したら間違いはないように思われますが、そうではないのです。

そもそも「ございます」は「ある」の丁寧語となります。

「ある」とは物のことを指しています。

ということは、人の名前をもの呼ばわりしているという意味になってしまうのです。

○○様でいらっしゃいますか」が正しい言い回しとなります。

「いらっしゃる」は「いる」の尊敬語です。

ビジネスシーンなどにおいて失礼のない言い方は「いらっしゃる」の方を用いましょう。

ポイントは、「相手に敬意」を示すこと

相手の方に対する敬意が込められていたら文章は日本語として成立するということです。

二重敬語はなかなか、厄介な使い方ですし理解も難しいかも分かりませんね、、、

出来るだけたくさんの敬語の使い方に接して克服していきたいところですね!

敬語には「尊敬語」「丁寧語」「謙譲語」と3種類あるので余計にややこしいのかも分かりません。

そして先ほど触れました二重敬語の問題もありますので尚更ですね、、、

敬語を使いこなすには慣れるしかありません!!

頭でいくら理解しても実際に使ってみないと自分のものにならないでしょう。

失敗を恐れずに勇気を出して積極的に使っていきましょう。

今日を大切に明るく元気に行きましょう!

お仕事の方、お疲れ様です。

いってらっしゃい!

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