あなたは、誰派?-思考の違い-

マネジメント

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

今日、8月18日は、安土桃山時代の武将・豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)の1598年(慶長3年)の忌日(旧暦)だそうです。
そこで、今日の話は、よく飲み会などで、仕事話の延長で出てくる話です。ビジネスマン飲み会、あるある話。

あなたは、誰派?

不詳作者は素晴らしい!

“鳴かぬなら~ホトトギス”という俳句が武将の性格をよく表現しているという話は有名ですね。
が、しかし、オッケーもこの機会に知ったのですが、、
3人が揃って茶会の席で詠んだ句なら、‟大河ドラマ”即採用です。笑!
な、ワケがないですよね。
どうも、詠み人不詳?の勝手な人物評価の句らしいです。
しかし、学校で教わった?判り易い、素晴らしい句ですよね。
入試問題にも使われるくらいですから、すごい!

なので、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が実際に詠んだってわけじゃないってこと!
後世の人?が3人の性格的に「たぶん、この方はこう詠んだよね~」とイメージで貼りつけた勝手なレッテルだってことです。
ま、いっか!主題はそこじゃないし!

句!

ということで、今日の本題です。
まずは、今一度、再確認しますか!

時系列で

織田信長 “鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス”

豊臣秀吉 “鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス”

徳川家康 “鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス”

ですね。

さあ!あなたが‟座右の銘”にするなら、どの句を選びますか!

オッケー流、ビジネス解読

さあ!オッケー流、勝手なレッテルの始まり、始まり~

織田信長

“鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス”
強権を振り回す、サディスティック主義者っぽい。
「乱暴」とか「自己中心的」とか「暴力的性格」と評される。
が、しかし!皆さんも勉強したでしょう話です。
彼は豊臣秀吉を筆頭に農民出身の者でも、その才能を見出せば家臣に登用し、抜擢する差別意識のない人物です。この時代の慣例からすればあり得ないこと。恩義を感じ、信長を信頼し、信長神輿を先頭で担いだ豊臣秀吉という人物を育て上げた。方や、明智光秀という側近に謀反まで起こす恨みを買う人事も垣間見える。鉄砲を取り入れ長篠の戦いで武田勝頼の軍勢を破ったり、楽市・楽座を制定して商業・経済の発展に先頭だって行う。降伏してきた敵兵を自分の家臣に召し抱し抱えたり、女性にも優しいイケメンであったという説もあります。

合理主義な性格の信長は、世間一般の通念に捕らわれない、先見の明を持った、強烈リーダーシップの持ち主です。自分に厳しく、それ以上に部下に厳しい、コミュニケーション力が、ちょっと足りない型。

豊臣秀吉

“鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス”
豊臣秀吉は、人間力や人を惹きつける不思議な魅力の持ち主。信長に見初められた、草履の温めからの“機転の早さ”は有名です。
しかし、信長家臣時代と、天下統一の太閤時代では、人格が変わる二重人格者かもしれません。信長の死後、秀吉は信長の元家臣に態度を急変し切腹、領地没収などを容赦なく行っています。秀吉が命じた豊臣秀次(秀吉の甥)の一族39名の三条河原の公開処刑とか、朝鮮出兵に際しての耳塚とか、残虐性が際立つことがあります。老いてからの子である秀頼の行く末をひたすら心配する父親像もあります。辞世の句は、「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことも 夢のまた夢」は、有名な句。

立身出世、アメリカンドリームの運の強さを持つ。ゴマすりビジネスマンの典型。トレンド読みの素早さ。位を欲しがる地位確保型。

徳川家康

“鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス”
徳川家康の性格やタイプは一般的に、忍耐力があり、人情に欠け、健康マニア・倹約家であると。
まぎれもない、近代・現代の中の最長政権だった安倍晋三内閣どころじゃない、260年続いた江戸幕府の開祖ですね。
その礎を作った、思考力、組織構築力は、日本歴史史上、一番であるのは確かですね。
ただどうでしょう、現代の女性に言わせれば「つまらない男」ですね。笑
実際、偉業を成し遂げた成功者でありながら、家康は秀吉や信長と比べると人気がない武将ですね。自分で道を切り開いて天下統一を成し遂げたという感じではなく、じっくり時が来るのを待って二人が没した後に台頭してきた「棚からぼた餅タイプ」と捉える人が多いからでしょうかね。
歴史史料的に、人物評にギャップがないというのもやっぱりつまらない男です。
ただ、その慎重な性格や、時が来るのをじっと待つ忍耐力が天下統一という偉業を成し遂げた原因になったのは間違いありません。
‟天下分け目の関ヶ原”の戦いで勝利する要因の一つが、知略の小早川氏の寝返りをさせたことですからね。それまでは、動かない戦法の陣の張り方なわけで、戦況的には、石田三成に分があったと謂われている。
こういった性格は幼少のころから、今川家人質としての生活を余儀なくされた経験によって形成されたものなのかもしれませんね。
もちろん苦労あっての天下統一であったことは歴史上明白なことです。

一歩一歩積み上げて行く、努力型であり。人心を読む智略家であり、
冷静沈着な堅実派です。意見集約型のトップマネジメント型とでも、解読しておきましょう。

以上、ホトトギスの俳句を切り口に、戦国の三大武将の性格診断でした。

人間には当然のこととして、様々な側面が内在しているのに、
目立った性格や行動の一面だけが捉えられて、勝手に後世の人に“ホトトギス”の俳句で表現されて、かの武将たちも不憫なことです。

昔、オッケーが ‟山岡荘八著 徳川家康 全26巻” 通勤で読むのに、5年の歳月を費やしましたわ~!
いやぁ~!一冊長いし、重いし!すぐ眠たくなるし!笑

ご清聴ありがとうございました!笑

 

いかがでしょうか。

上司は反面教師

そこまで、遡らなくても、目の前に居ますよね、見本が。
‟学ぶの始まりは真似る”とも謂います。
上司のいいとこ取りは、絶対やってくださいね。
上司の長年の経験値からのものです。
使わない手はありませんよ!
そして、部下から見て、嫌なことは、絶対にやらないことです。
あなたがそう思うことは、ほぼ当たりです。
と、言うことは、貴方が上司になった時に、もし同じ過ちを犯したら、
部下は、貴方と同じ考えが生まれて、貴方神輿を担いでくれませんよ!

さあ!貴方は、誰を尊敬しますか?
ダメですよ、軍師 山本勘助!と言ったら!
けど、今の日本経済社会の企業では、一番重要な人物かもしれません!

さぁ!今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!