こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!
今日は、ちょっとおもしろい話であり、考えさせられる話です。
先日、菅総理の総裁選不出馬の話で、少し話しましたが、その根拠となるお話です。
日本経済の低迷の元凶は‟日本人の意地悪さ”であった
大阪大学などの研究で判明
今年、2021年春に、ユニークな研究報告が発表されました。
発表したのは、大阪大学社会経済研究所を中心とした研究グループです。
これによると、<十分な内需があるはずの日本が、他の先進国のように成長出来ない大きな要因は、日本人のメンタルにあった>というものです。
もう少し話しますと、実際の研究として、
被験者に集団で公共財を作るゲームをしてもらったところ、日本人はアメリカ人や中国人と比較して、他人の足を引っ張る行動が多いという結果が得られたというものです。
日本の経済経営に与える影響
この実験結果は日頃の感覚として、‟あるある”と思いませんか。
例えば、このことを日本の経済経営に当てはめて考えてみましょう。
日本ではIT技術のような新技術やビジネスが発表されるたびに、本来は現状を打破した画期的なものなはずなのに、なぜか、声高な批判論とか、そのことに対しての既成概念からの抵抗勢力などが、問題点を噴き出て、スムーズに事業をスタート出来ないことが多い。
そうこうして、企業トップが春秋している間に、他国が一気にノウハウをコピーしていまい、情報を蓄積されてしまう。
また、こうした話もよく聞く話です。研究開発者が新しい開発途上にあるものを、資金不足を理由に中止してしまう話です。
結局は他国にお金を払ってその技術やサービスを利用する結果となる。
また、優秀な科学者・技術者が海外に流失してしまい、海外でノーベル賞受賞となるようなことが起きるわけですね。
成功者は基本的に妬まれるので、自身の経験を積極的には他人に語ろうとはしません。また、成功のモデルも共有し難い状況が発生します。
これでは消費経済が活発化するわけがないのです。
日本経済の推移
日本経済はバブル崩壊 以降、約30年間にほとんど成長できない状況が続いています。‟失われた10年20年”と言われるように。
日本が成長出来なくなった最大の理由は、経済の大黒柱だった製造業がグローバル化とIT化の波に乗り遅れ、国際競争力を失ったことであると謂われています。
成熟した先進国は豊かな消費市場が育っているので、輸出競争力が低下しても国内消費(内需)で成長を継続できる経済指標となっています。
実際に、アメリカやイギリスなどは、製造業の衰退後も内需を原動力に高成長を続けているわけです。
日本は他の先進諸国と同様に、十分な内需が存在しているはずなのです。
しかしながら、日本の国内消費は低迷が続いています。
これが低成長の元凶となっています。
一部の見方としては、消費増税が原因であるとの指摘も出ていますが、税は経済学的に見て成長を根本的に阻害する要因ではありません。
しかも、欧州各国が15~20%という高い消費税率であるにもかかわず、順調に成長を続けている現実を考えると、この理屈の整合性はないと考えます。
原因は経済ではなかったかもしれない
日本だけが消費を拡大出来ない理由は、長年、謎とされて来ました。
この大阪大学の経済学と脳科学を組み合わせた研究結果によって、その謎解きのヒントになりそうだと経済学者が言っているそうです。
乱暴に言ってしまうと、日本経済の停滞は、日本人は諸外国人と比較して「意地悪」な人が多く、他人の足を引っ張る傾向が強いのが要因であったというものです。
‟コロナ感染は自業自得”と考える日本人
従来の経済学とは
経済学では、人間は合理的であるとの大前提があります。
なので、心理的な、人間の内面には立ち入らない基本原則があるのです。このため、経済学者・専門家がメンタルな部分についてはあえて触れないでいたわけです。
メンタルの功罪
しかし、多くの専門家が、日本が消費経済を拡大できないことにはメンタルな部分が影響しているのではないかと疑っていたのも事実なわけです。 一連の研究結果は、何となく分かっていた事実を改めて顕在化したものとニュースとなっています。
大阪大学はこうした新しい研究を積極的に行っており、同大学の別の研究グループによると「新型コロナウイスルに感染するのは自業自得だ」と考える日本人の比率は11.5%と、中国の4.83%やアメリカの1%などと比べて突出して高かったとの研究結果を発表もしています。
心理経済学の必要性
消費経済低迷の根本原因がメンタルにあるのだとすると、学術的にはややこしい話になるらしいのです。
しかし、リアル経済はこの部分さえ改善出来れば、劇的な効果が期待出来るということにつながります。 これからの時代はますます消費経済が成長のカギを握る。日本を再び成長軌道に乗せるには、社会全体での改革が必要なのかもしれない。
いかがでしょうか!
前述の菅政権の引き摺り降ろしと言い、
日本人気質の、「いかがなものか!」
ビジネスマンでも通じること。
ちょっと、お考え下さいませ。
さあ!
今日を明るく元気に行きましょう!
いってらっしゃい!