こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
これは、「マナー」ということよりも、「こころのありよう」の話しです。
「御出席」の「御」に取り消し線は必須!
まずは、この話をしましょう。
結婚式の招待状は、「御出席」の「御」に取り消し線を引き、返信用の宛名の「行」を「様」に書き換えなければならない――。
そうした【マナー】は、出来たことに越したことはありません。
が、しかし、どれほど重要なのでしょうか!
こうした敬語表現は、新郎新婦側を立てて、自分自身がマナーをわきまえた人間であることを証明する行為です。
しかし、必ずしも絶対に守らなければいけないルールではありません。
社会人としての心得程度に捉えておけばよいでしょう。
それよりも重要ことは
このようにいうと、「マナー講師!失格だ!」の声があがりそうですね!失笑
たとえ修正を忘れたからといって、新郎新婦の信用を失うことにはならないでしょう。
なぜなら新郎新婦は、結婚式を成功させて綺麗な思い出を残すのが最優先だからです。
自分たちの晴れの舞台を汚さないために、一枚一枚の招待状の宛名書きをわざわざチェックして、「行」を「様」に換えなかった人に目くじらを立てることはないのです。
こうした礼儀やしきたりのミスは、当事者が神経質になりがちなものですが、往々にして相手側は気にしていないものです。
それよりも重要なのは、
招待する側の立場を考えて、速やかに出席可否の返信を行い、メッセージ欄に気持ちの込もった一言を添えることではないでしょうか!
一つ一つの作法やマナーが正しいかどうかという以前に、相手に不安な気持ちを抱かせず、人生の門出を祝う思いやりを伝えるべきです。
特に昨今では、結婚式の出欠確認をネットやLINEで完結させる慣習が増え、紙の招待状の存在価値は薄れています。
出欠確認をネットやLINEで完結させる動きもあるが…
それにもかかわらず、紙の招待状の需要はなくならず、若い世代は紙とオンラインを併用している割合が高いようです。
この現象は、ネットで出席の可否を簡潔に素早く済ませ、紙は思い出や記念として残しておきたいという最近のトレンドを反映したものです。
オンラインでの出欠確認に関しては、宛名や敬称の書き換えは求められません。
そのため、招待状の「御出席」の「御」に二重線を引く風習は、今後薄れていくのではないでしょうか。
また、ここ最近では、金銭的な事情や人間関係の希薄化からも、結婚式の参加を辞退したい人がZ世代を中心に増えているという情報もあります。
当然のこと、こうした場合は必ず理由を添えて断りの連絡を入れましょう。
参加を断ったあとに、アフターケアを忘れないことも大事です。
当日に祝電を手配したり、辞退の連絡に際してお祝いの品を送ったりしましょう。
参加する意思があって、今後も関係性を続けたいとメッセージを添えます。

「優先事項」の高いことを考える
また、結婚式だけでなく、ビジネスの場においても同様のことが言えるでしょう。
ビジネスの手紙をお得意様に送るケースを想定したとき、「行」や「宛」を消して「御中」に書き換えるのがマナーとされていますが、この場合も絶対に守らなければいけないわけではありません!
たしかに初対面の相手であれば気を遣う必要はありますが、良好な関係を築いている相手であれば、書き換えを忘れる失態で関係性が破綻することはありません。
気にするのは、手紙を分配する総務部の社員くらいでしょう。
反対に、あなたが手紙をもらう立場で、送り主が敬称や印字を間違っていたとしても気に留めないことです。
過度に手紙の書き方の作法を気にすると、相手との人間関係を窮屈なものにしてしまう危険性があります。
宛名書きではなく、優先事項の高いスケジュールや内容にこだわることを忘れないようにしましょう。
「寿」の遣い方
ただ講師として一言!
私は、結婚式・披露宴などの「慶事」の案内状をいただいた時の返信は、
「御○○」の「御」は二本線で消さずに、「寿」漢字で、上書きしています。
「御芳名」も「寿寿名」に上書きして、返信します。

今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です!
いってらっしゃい!
