札幌中心部はホテルの開業ラッシュです。
青い印は2025年にオープンした、もしくはオープンするホテル。
赤い印は今後3年以内にオープンするホテルです。
これだけ増えていても札幌はホテル不足の傾向。
人口が30万人少ない福岡よりも、そもそも宿泊定員が少ないんです!
その理由は夏と冬の観光客数の差にあります。
冬場の安定的な集客が課題です。
札幌都心の宿泊施設不足は、見た目以上に複雑な根を張っているようです。
ホテルが増えても足りない理由
2025年現在、札幌中心部ではホテルの開業ラッシュが続いています。
それでも、なお「ホテル不足」と言われる背景には、以下のような事情があります。
- 宿泊定員が福岡市よりも少ない:人口が30万人少ない福岡よりも、札幌の宿泊キャパシティは低い状態。
- 季節変動が激しい:夏と冬の観光客数の差が大きく、特に冬場の安定的な集客が難しいため、通年でのホテル経営が難しいという課題があります。
- イベント集中による一時的な高騰:2026年3月に予定されている嵐のラストツアーでは、ホテル価格が通常の7倍近くに跳ね上がる例もあり、受験生への影響も懸念されています。
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新たな動きと希望の芽
とはいえ、希望の芽も着実に育っています。
- 新規ホテルの開業:「ザ・ゲートホテル札幌 by HULIC」など、札幌駅前の再開発に伴う新ホテルが続々と登場しています。
- 多様なブランドの進出:インターコンチネンタルやハイアットなど、国際ブランドの進出も進み、宿泊の選択肢が広がっています。
- 地域密着型の施設:東急ステイ札幌のように、地元食材や文化を取り入れた“交流型ホテル”も登場し、観光と地域のつながりを深めています。
「共生」と「再創造」の物語
このように、札幌の宿泊事情は「足りない」だけでなく、
「どう足りないか」「どう補うか」が問われている段階です。
札幌市の観光と都市開発は、まさに「共生」と「再創造」の物語。
観光が都市を育て、都市が観光を育てる
札幌は、明治期の開拓から始まり、計画都市として整備された背景を持っています。
その整った街路や碁盤の目のような区画は、観光客にとっても歩きやすく、都市の魅力のひとつになっています。
そして観光資源といえば…
- 雪まつり:冬の厳しさを逆手に取った創造的なイベント。都市空間を一時的に「雪の美術館」に変える大胆さは、まさに都市開発と観光の融合。
- 大通公園やすすきの:都市の中心に広がる緑地や歓楽街は、観光客と市民の両方にとっての「居場所」になっています。
- 再開発と観光拠点の整備:札幌駅周辺の再開発や創成川イーストのリノベーションなど、観光客の動線を意識した都市整備が進んでいるのも特徴的です。

都市開発が観光に与える影響
都市開発は、観光の「舞台装置」を整える役割を果たしているとも言えます。
たとえば…
- 交通インフラの整備:地下鉄や空港アクセスの改善は、観光客の回遊性を高める。
- 宿泊施設の多様化:再開発によってホテルやゲストハウスが増え、観光スタイルの幅が広がる。
- 歴史的建築の保存と活用:古い建物をリノベしてカフェやミュージアムにすることで、観光資源として再生される。
逆に、観光が都市開発に与える影響も
観光客のニーズが都市の形を変えることもあります。
- インバウンド需要による商業施設の変化:多言語対応や免税店の増加など。
- 景観保全の意識向上:観光地としての魅力を保つために、都市景観や自然環境への配慮が求められるようになる。
- 地域資源の再評価:地元の食文化や伝統行事が観光資源として見直され、まちづくりの核になることも。
「世界の札幌」になれるか?!
この5年位の、新幹線延伸から始まる、
札幌駅前再開発、札幌大通再開発、中島公園周辺再開発など
北海道、札幌市が中心になる「都市計画」の「センス」によると言われています。

今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です!
いってらっしゃい!

