【初競り】マグロ経済を考察する

こんにちは！　北の熱い講師　オッケーです！

マクロ経済？じゃありませんよ！
テレビを観ていて、アンテナが立ちましたので、一言。

【初競り】マグロ経済を考察する
需要と供給

【初競り】マグロ経済を考察する

年始恒例のマグロ漁の話

涙腺が緩みますね～～！
「はじめてのおつかい」もダメですけど～～！笑

男一人のマグロ一本釣り！なんか、人生賭けての男気の仕事ですね！
手に持つテグスでの200キロマグロとの30分間の駆け引き格闘！画になりますね！
観ている方も、力が入ります！
門外不出の仕掛けを、引退した先輩から伝承され、使う、立派な「文化の伝承」です。
そんな甘いもんじゃない！と言われそうな、、
漁船購入、維持費、高騰する燃料費などのコスト、釣れなければ終わりです。
生活のため、家族のため、娘の学費のため、、、
初競り高値を狙っての大勝負です。全国からの漁船が集まり争奪戦となるらしい。
1月5日早朝までの保存物流技術の進歩もすごいですね！
なぜに尾を切るか知ってますか？
いろいろ考えさせられるノンフィクションですね。
観たことない方、お勧めしますよ～～

初競り

東京・豊洲市場で5日、新春恒例の初競りが行われました。
水産卸売場棟には日本全国の港から運ばれてきた生と冷凍のマグロ計1,176本が並びました。
青森県大間産クロマグロ（212キロ）に、
昨年の2.1倍となる3,604万円（１キロ当たり17万円）の最高値で取引されました。
230本の生マグロは約15分で競り落とされました。
釣り上げたのは、大間漁協所属のマグロはえ縄漁船です。
はえ縄とは船の後方に張った長い縄に、釣り針がついた短い縄を、
一定間隔に複数取り付けた仕掛けで魚を獲る漁法です。
俗にいう一本釣りではありません。テレビでは画になりにくいですね。笑
漁船は「第56新栄丸」（19トン）の竹内正弘船長（71）。
大間産マグロは12年連続で一番マグロとなりました。
今回も一番マグロになったのは、
昨年12月31日に津軽海峡で揚がった6本のうちの1本だったとのこと。
競り勝ったのは、3年連続4回目の仲卸「やま幸（ゆき）」と
ミシュラン星付き「銀座おのでら」がタッグを組んでの落札でした。
「すしざんまい」を運営する喜代村の木村清社長は競り負けしたのかな？

ご祝儀相場

その年の最初に行われる初競りは、ご祝儀相場とも呼ばれます。
新年のお祝いの意味も込めて多くの買い手が気前よく通常の競りよりも高い値段を提示するため、
それに伴って必然的に落札価格も高値になっていきます。
証券取引所の大発会もそうですが、今年は厳しい始まりでしたね。

初物に価値

その年・シーズンの最初に出回る初物は、品質もよく、珍しいということで価値があり、
小売り価格は高くても売れるため、高値で落札しても利益を確保しやすいのです。

宣伝集客を見込む

いくら初物で価値があるといっても、
たとえば、マグロの初競りのように、驚くほどの高額で落札された場合、
そのマグロの小売り価格を利益に見合うように設定すれば、
単純に誰も手を出せなくなるほど高額にせざるを得なくなります。
コロナ禍直前の2019年の初競りでは、
3億3,360万円という史上最高価格で取引されました。

たとえば1人前を100g、マグロ1体の可食部を100kgとした場合、
1体からおよそ1,000人前がとれることになります。
マグロ1体を、3億3360万円で競り落とした場合、
単純に計算して、利益などを得るためには、
1人前、33,360円よりも高い小売り価格を設定する必要があるということになります。

テレビＣＭが15秒で50万円くらいらしいので、
1分間ＣＭで200万円の広告料がかからないことを考えると、
客観的に信頼のおける報道ニュースで取り上げられることを考えると、安いかな？

ブランド価値

最高値の産地は一本釣りで有名な青森県大間産の指定席でしたが、
2011年に初めて北海道戸井産に明け渡したことがあります。
そこで見ていただきたいのが、地図です！
北海道の戸井はどこにあります？
そうなんです！
青森県の大間とは津軽海峡の南か北の違いなんですよ！
津軽海峡で泳いでいるクロマグロであるということです。
極論ですが、どちらの漁港に入るかなんです、、、
ここで、オッケーが言いたいのは、「ブランド価値」です。
以前、オッケーの田舎の「栗山メロン」の話をしましたね。
小さな川で「夕張メロン」と大きな差があることを、、、
これが、ビジネスです。
ご参考までに、貼っておきます。

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