【色彩学】1⃣ 今日のスーツは何色?

ビジネスマナー

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

昨日の掲載で、
「色」のお話を少し齧(かじ・絶対書けませんね。笑)ったので、
「ビジネスマナー」的観点から、
🔰マーク的、一筆啓上。

色を感じる素晴らしさ

日本人は日本人で、固有の感覚を持っているわけです。
例えば。今日のアイキャッチ画像です。
「紅葉」のライトアップです。
色彩的にいうと、黄色から緑色までのバリエーションで、
人間能力だと、5~7色位見えますかね。
(鳥は、もっと細分化されて見える色彩感覚があるそうです。)
「美しい~!」と、絶対言ってしまう「自然色の見事さ」感激!

これは、「四季」がある日本の環境にもあるわけで、
熱帯地方では、分からない、観たことがない、起きたら大変な異常気象なわけで、熱帯圏の人種の方々には、感じ取れないことです。
オッケーは、この時期の「紅葉」を観るたびに感じることです。
両眼を網膜剥離・白内障と計4回の手術を経験している者としては、
「観得る」ことの有難さを感じます。
と同時に、視力の出ない方、落ちた方のご苦労は計り知れないものを感じます。
不自由な杖を持たれている方の、眼になりましょう!
一声かけて、手を差し伸べましょう!

ちょっと、熱く語ってしまいましたね!
また、違うときに、語らせていただきます 笑!

色の心理的影響

色のイメージ

不変のイメージ的なものが、各色にあります。
代表的な色を紹介します。

先日の選挙ポスターのネクタイの色が象徴的だと思います。
当然のことながら、選対にコーディネーターが居て、
「イメージをどういう風にするか」喧々諤々、討論したと思います。
得票に、大きく影響します。経験者はそう思います。
「赤」なら、改革断行推進します的なイメージ
「青」なら、30歳台の新人らしく誠実に働きます的イメージ
「黄」なら、ベテランのキャリアを強調する的イメージ など

女性なら、「ピンク」「ホワイト」をコーディネイトに入れた
ファッションが、「清潔・優しさ」を強調する色として使われます。

色の基礎知識

医学的に、人間が意識出来る色は、約800~1000万色といわれます。

彩色

すべての色は、
有彩色・・・赤、青、黄などのように色味がある
無彩色・・・白、黒、グレーのように色味がない
に分類されます。
有彩色は、色相、明度、彩度をもち、基本の色相が明るさや鮮やかさで変化します。
無彩色は、明度だけをもち、明るさで変化します。

色の三属性

色を分類するための共通の認識基準となる特性が、
「色相」「明度」「彩度」の3つです。
これらは、色の三属性と呼ばれます。

色相

色相とは、赤、黄、緑、青、紫など基本的な色みの違いを表すものです。すべての色相が連続的に変化して見える輪を「色相環」と呼び、10色相を表す「マンセルの色相環」などがあります。

色相環の向かい同士にある関係を「補色」といい、互いの色を引き立て合います。

色相環の向かい同士にある関係を「補色」といい、互いの色を引き立て合います。
同じ色相でも明度が高いほど軽いイメージ、低いほど重いイメージを与えます。
また、彩度が高くなるほど派手な色、低くなるほど地味な色とみなされます。

明度

明度は、色の明るさの度合いで、明るい色は「高明度」、暗い色は「低明度」、中間は「中明度」といいます。
明度がもっとも高い色は白、もっとも低い色は黒になります。
白と黒の間に明度の順にグレーを並べたものを「明度スケール(グレースケール)」と呼び、このスケールと比較して有彩色の明度を測ることができます。

彩度

彩度は、色の鮮やかさの度合いを表し、色みが強く鮮やかな色は「高彩度」、ややくすんだ色は「中彩度」、色みが弱く地味な色は「低彩度」といいます。
同じ色相の中でもっとも高彩度の色は「純色」と呼ばれ、もっとも低い色は「無彩色」になります。

トーン

色のトーンとは、有彩色の明度と彩度を組み合わせた色調(色の範囲)のことです。
同じ範囲内の明度と彩度を集めたグループであるトーンには、高明度で中彩度な「ペール(うすい)トーン」が女性的でかわいらしいイメージ、
低明度で中彩度な「ダーク(暗い)トーン」が大人っぽいイメージなど、それぞれのイメージがあります。
異なる色相を組み合わせるときは、同じトーンの中から色を選ぶと、調和がとれてまとまった感じになります。

色の見え方

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色には混ぜてもつくることができない3つの色があり、「三原色」と呼ばれます。

加法混色

色を混ぜることで元の色よりも明るくなる混色を「加法混色」といいます。
加法混色の三原色は、赤(R)、緑(G)、青(B)で、光の三原色と呼ばれ、3色の配合で様々な色になり、すべて混ぜると白(W)になります。

減法混色

色を混ぜることで元の色よりも暗くなる混色を「減法混色」といいます。
減法混色は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の三原色で、「色料の三原色」と呼ばれ、絵画や染色、印刷などに用いられます。

減法混色はすべて混ざると黒に近い色になりますが、印刷には黒(K)を加えたCMYKのインクが使われます。

ビジネスでの活用方法

紺色〈ネイビー〉

誠実さ、知的な雰囲気を好む、勤勉な日本人にとって一番好まれている色です。
ホワイトカラーのビジネスマンの約7~8割は紺の濃淡ですね。
少し青みや明るさの強いネイビーは、若者を中心に非常に人気になっている色目です。
色のイメージからも「清々しさ」「若々しさ」や「爽快」なイメージを与えます。
仕事において初対面の人などにまず好意的な印象を持ってもらう上でも選択すべき基本になる色だと思います。
日本経済企業のプレゼンは、トランプ流「ネイビースーツに赤のネクタイ」が最強かもしれませんね。

茶色〈 ブラウン〉

ここ数年のトレンドの流れもあるのが「ブラウン」です。
この色持つイメージは「落ち着き」や「堅実」「余裕」などです。
トレンド色のイメージとは裏腹にとても大人っぽい印象を与えてくれることになります。
役職にあるようなビジネスマンの方や若くてもシックで落ち着いたイメージを表現したい人にはおすすめの色です。

灰色〈グレー〉

2番目に多く着用されている色が、濃色の「チャコールグレー」です。
この色の持つイメージは、穏やかな「品格」や、嫌みのない「洗練」などです。日本ではネイビーが定番色とされていますが、欧米ではこのグレーこそがエグゼグティブなビジネスマンが着る色とされています。
海外へ出張が多いビジネスマンの方には、初対面の相手に好印象を持ってもらうためにはおすすめの色です。
春夏のイメージがある薄色の「ライトグレー」ですが、この色は「冷静」「慎重」「クール」などのイメージがあります。
切れ者で仕事が出来る印象を作りだしたい、クレーバーな人には最適な色になります。

黒色〈 ブラック〉

冠婚葬祭用の色だった「ブラック」も若い人を中心にビジネスで着る人も増えて来ています。
「ブラック」の持つイメージは「高級感」や「ストイック」です。
黒には人を惹きつけるイメージがあり、また着ると何となく身の引き締まる気持ちになります。
海外では黒のスーツは「喪服」でありオフィシャルなビジネスシーンでは着用しないのがルールなのです。
海外出張などに行かれる機会がある方はぜひ憶えておいて下さい。

肌茶色〈 ベージュ〉

黒髪の多い日本人では着こなしが難しいとされている「ベージュ」ですが、この色の持つイメージは「やさしい」や「柔軟さ」です。
暖かみを感じる色の持つ雰囲気が優しいイメージを表現してくれます。
年功相談役的柔らかい印象を与えたい場合は最適な色と言えるでしょう。

いかがでしょうか!

コート、バッグ、ハンカチ、チーフ、ベルト、靴下、シューズなども、
同様の感性です。
コーディネイトを意識する習慣を身につけましょうね。
この感覚は、一生使える感覚ですから、
是非とも、覚えてくださいね。

ビジネスに活用しよう

‟馬子にも衣裳”?!

「馬子にも衣装」とは、「みすぼらしい人でも身なりを整えればそれなりに見える」「着ているものが良いからこそ立派に見える」という意味なので、他人に対しては失礼にあたり不適切になります。
どんな衣装を着ても似合っているということを伝えたい場合は、『馬子にも衣装ですね!』ではなく『お似合いですね』『とてもお似合いでございます』などと言うようにしましょう。
「馬子にも衣装」は謙遜しながら身内の者を褒めるときに、使われます。
とのこと。大変失礼をいたしました!笑

色々なスーツを着こなせるように、日々、鍛錬です!
スーツに着せられているように見えないように、
胸を張って、背筋を伸ばし、顎を引いて、
「姿勢」は、仕事も体も「真っ直ぐ」が王道です。

【ビシッと!行こぜ!そこのエリート!】

さぁ!

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!(お休みの方が多いかな、、)