こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!
面白いデータをご紹介します。
先日、本を読んでいましたら、久しぶりに、「そう!そうだよな!」と思ったことがあり、引用とオッケー流加筆をします。
優秀社員の言動・行動のレベル
当たり前の話ですが、皆さんの会社にも、「優秀な社員」がいらっしゃると思います。
その方々と一般社員の違いが、何かしらありますよね。
そのことを調査してみたというお話です。
「環境や条件が違うから、優秀社員の習慣や考え方を知ったところで意味がない」と感じたかもしれません。
ところが、この「優秀社員」調査によって導き出されたルールの一部を、約30社の一般社員約2万人に2週間試してもらったところ、85%の人から「効果があった」というフィードバックがあったらしいのです。
なので、読む価値がありますよ!
働き方改革を進めている企業各社で「優秀」の人事評価を得ている社員の言動を、AIを使って解析したところ、一般社員との違いを明らかにしました。業種業界を超えて、優れた成果を上げるビジネスパーソンには、共通する行動習慣や考え方のようなものがあるらしいのです。
優秀社員と聞くと、高学歴でIQ(知能指数)の高いトップエリートを想像しますよね。
ところが、人事評価上で評価を受ける人材を調べると、イメージとは異なるデータが出て来たそうです。
自分の「弱み」であっても周囲に率先して見せていくような腰の低い人が多いなど、意外な結果がたくさん出てきたとのこと。
各企業の人事評価「優秀社員」の行動習慣や考え方は、想像以上にシンプルなものであり、一般社員にも適用でき、再現性のある「成果を出すためのルール」です。しかも、出勤しても、テレワークでも、変わらず成果を出すことができます。
徹底的な目的志向
そもそもの意識の差のようです。
優秀社員は働いた時間よりも残した成果に焦点を当てます。
一般社員は、資料の作成、言ってみれば、作業で充実感を覚えてしまいがちです。
優秀社員は、その作成した資料で契約締結や稟議承認された時に達成感を味わいます。
無駄な時間を費やさずに最短距離で目標を達成できるように、時間に対してシビアで、一般社員よりも1.7倍も多く時計を見ていたとのこと。
時間の使い方の思考の違いですね。目的を最後まで意識しているということです。軸がブレていない。
自分の弱みを露呈するとに抵抗がない
優秀社員は、コミュニケーション能力が高いということ。
常に他人から学ぶ姿勢でいて、人間関係の構築に力を入れています。
雑談から入って相手との距離感を縮め、自分の弱みをさらけ出します。
無意識に、心理学でいうところの、ジョハリの窓の「解放の窓」が大きく、「返報性の原理」を用いていると思われます。
まずは自分が腹を割って話すことで、相手も胸の内を明かすのです。
調査では、優秀社員で「自分の弱みを出すことに抵抗がない」と答える人は70%もいたとのことです。
挑戦は実験という認識
優秀社員の特徴は、行動の量と頻度の多さです。
一般社員と比べて、会話やチャットで接する人数は+90%、会議での発言頻度は+30%、オフィス内の移動距離は+20%であったとのこと。
成功するにはたくさんの失敗が必要だと考え、100%完璧を意識していないというデータであったとのこと。
行動が早い
優秀社員は計画を必要最低限にして、すぐに行動に移行します。
行動が早いということです。
まずは、実現の可能性が高い定量目標を決めて、精神的なハードルを低くします。
そして、期限付きで具体的な目標を立てていたそうです。
「行動ファースト」であり、意識変革ではなく行動変革が先なのです。
周りの人を「巻き込む」力を持つ
優秀社員は、一般社員の3倍「ありがとう」を口にするそうです。
優秀社員は社内外の人たちを巻き込む力を持っています。
してもらったら、言葉でしっかり「ありがとう」と伝えています。
とくに「優秀管理職」は、部下に対して「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えることが多く、他の管理職の4倍以上も口に出すそうです。
部下と厚い信頼でつながり、テレワーク中であっても気軽に「今ちょっといい?」と言い合える関係を構築しているということです。
「感謝する」ことは、コミュニケーション能力の最重要項目です。
プライオリティー志向の確立
一般社員は緊急度を重視する。
「プライオリティー(優先)志向」が出来ているということです。
一般社員のうち97%は、「緊急性が高い仕事」に注力します。
ただ、「緊急度は高いが重要度が低い仕事」にも手を出してしまい、時間を浪費しています。
かたや、優秀社員は、緊急度が低いものの、重要度が高い仕事を行うことに注力します。
それが成果を出し続けるうえでのポイントになることを知っているのです。
優秀社員は「伝わる」資料を作る
優秀社員は凝り過ぎた資料を作りません。いきなりPowerPointを立ち上げたりせず、メモを使ってその攻め方を練っていきます。
まずは手書きで戦略を練り、そして誰に、どのように行動してほしいのかシナリオを考えます。
彼らは、「伝える」ことよりも「伝わること」を目指しているため、相手の頭の中に入れるべき重要なことを見極め、資料の中で視覚を通して相手に「伝わる」ようにしています。
「サボる人はどこでもサボる」という真実
コロナ以前の2019年、在宅勤務を実施していた625人のPCログを解析し、匿名でアンケートも取りました。
すると、5時間以上ゲームをしていたり、ずっとネットショッピングをしているなど、約14%の社員がサボっていたことが明らかになりました。
さらには、「その後」です。
サボる社員を追跡調査したところ、うち94%がオフィスへ出勤しても、やはりサボっていたというデータです。
サボるかサボらないかは、場所ではなく、職責と評価の問題だということが解かったそうです。
一方、優秀社員は、上司と共に行動目標を決め、テレワーク中も率先してチームメンバー全員に進捗状況を報告・共有しているデータが出たそうです。
情報の透明性を保ち、進捗を示すことで不要なサボり疑惑が起こることを自然に回避しています。
「現状維持」すなわち「劣化」
優秀社員の行動は、シンプルで当たり前のことばかりだったようです。
それにもかかわらず、彼らの「成果」がずば抜けているのはなぜでしょうか?
それは、実際に行動を起こし、かつそれを継続しているからです。
自分でコントロールできない物事に対し、愚痴を言っても事態は何も変化しません。
自分でできる範囲で少しずつ行動を起こし、現実を変え続けることが、結果として大きな成果につながるのです。
いかがでしょうか!
如何に、「コミュニケーション能力の差」あることがお判りになったのではないでしょうか。
今日を明るく元気に行きましょう!
いってらっしゃい!