こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
故ジャニー喜多川氏による性加害の問題が、世間を席巻しています。
芸能界を知らないオッケーが、世間の通念的観点から考察してみます。
ジャニーズ事務所
男所帯
1960年代に日本の芸能界をリードしていたのは渡辺晋氏率いる渡辺プロダクション(ナベプロ)でした。
ジャズ奏者であった渡辺氏の活動方針は芸能人の生活基盤の安定のための市場整備であり、タレントの権利擁護と市場提供を主な目的としていました。
それに対して、ジャニーズ事務所は舞台芸術に対する憧れが最初にあり、事務所に入所した青少年に対して手厚い教育を行っていました。
事務所の経営は姉のメリー喜多川氏が行ない、タレントの育成は弟のジャニー喜多川氏が行っていたようです。
ジャニーズ事務所所属タレントは男性のみで構成されています。
ただ、マネージャーなどのスタッフに関しては女性も所属しています。
事実、SMAPのマネージャーであった飯島三智氏は事務所就職当時、大学を卒業したばかりの女性であったとのこと。
業界大手と言えば、ホリプロ、吉本などが有名ですね。
ジャニーズ事務所のデビュー前タレントはジャニーズJr.と呼ばれます。
ジャニーズJr.のタレントは、みなさんもご存じの如く、先輩のコンサートのバックダンサーなどの下積みを積むようになります。
ジャニーズ事務所の下積みは未婚女性のみで構成された宝塚歌劇団・宝塚音楽学校がよく話題となるようですね。
喜多川氏も、「男版宝塚をやる!」と宣言したことがあるそうです。
誕生
日系人のジャニー喜多川氏は、アメリカ西海岸のエンターテインメントに元々興味を持ちます。
1952年に喜多川氏が来日してアメリカ大使館で通訳として勤務する傍ら、宿舎の近所の少年たちを集めて野球チームを作ります。
この野球少年たちの一人であったあおい輝彦(青井輝彦)が「ジャニーさんが監督なんだから、チームの名前もジャニーズでいいんじゃない」と言ったことがきっかけでチーム名を「ジャニーズ」と命名した経緯があるそうです。
その後チームは映画館で「ウェストサイドストーリー」を鑑賞し、感動したことからダンスの練習を始めます。
この時の野球少年から選抜されたのが事務所最初のタレントグループであるジャニーズとなります。
結成メンバーは、飯野おさみ、真家ひろみ、中谷良、あおい輝彦の4名グループです。
1964年から67年まで活動します。
その後、68年にデビューするのが、フォーリーブスの、北公次、青山孝、江木俊夫、おりも政夫になります。
華の90年代
1991年デビューのSMAPは初期は光GENJIのような華やかなコンセプトでスタートしました。
しかし、セールス面では事務所始まって以来の低迷を続けました。
SMAPのマネージャー であった飯島三智氏や、リーダー 中居正広はこの打開策を考え、アイドル像を捨ててバラエティやお笑いへ進出します。
音楽パフォーマンスと並行させることで「身近な存在」という存在位置を獲得することに成功し、マルチタレントとしてSMAPは国民的グループへと進化し、世の中を席巻することとなります。
1990年代はその後もTOKIO・V6・KinKi Kids・嵐がデビューし、SMAPに続いて多方面へ進出して行きます。
1990年代は単なる「イケメンアイドル」ではなく「マルチ路線」が特徴的となります。
2000年代には、ジャニーズ事務所の変革者となる滝沢秀明氏を中心としたジャニーズJr.も熱狂的存在になっていきます。
2000年代は、「ジャニーズ事務所の天下」が訪れることとなります。
参考資料:Wikipedia
憧れの場所
スターを目指すために
10代前半の男の子が、難関のオーディションに合格し、憧れのスターへの一歩を踏み出す。
少年たちは天にも昇る心地だったに違いないと思います。
だが夢は最初から踏みにじられていたようです。
故ジャニー喜多川氏による性加害。
1950年代~2010年代半ば、中学生を中心にジャニーズJr.などの少年たちへ性加害が繰り返されていたようです。
被害者の会からは、その数は数百人になるであろうと指摘しています。
絶対君主
ジャニー喜多川氏はデビューの可否を決める絶対的な権力者に君臨します。
若い被害者が拒むのは難しかっただろうと推察します。
コンプライアンス、セクシャルハラスメントと言葉を続けるより、卑劣と言う他ないです!
ジャニーズ事務所の外部専門家チームも、被害者は少なくとも数百人に上るという見解を出しています。
被害者の会のメンバー含め、勇気を出して告発する人が相次ぐものの、思春期に受けた傷は簡単には消えないと、精神科医が指摘しています。
誰にも言えずに苦しむ人が他にもいないかが気がかりだと、評論家が発言しています。
事務所側がジャニー氏の性加害を初めて認め謝罪しました。
藤島ジュリー景子社長が引責辞任し、最年長の所属タレント、元少年隊の東山紀之氏に交代するとの発表でした。
被害者の訴えを尊重し、「法を超えた救済」に取り組むと東山社長が説明しました。
遅過ぎたとはいえ、一歩前進とは言えるのでは、ないでしょうか。
年内で芸能活動を引退するという東山氏は「今後の人生をかけ命をかけて問題に取り組む」と発言しました。
その言葉を信じたいと、ファンの方々はじめ皆が思っていると思います。
しかしながら、トップだけでなく中身を変えなければなりません。
新社長は、「みんなを幸せにするのがエンターテインメント―。誰もが夢を共有し、笑顔になるためにはどうあるべきか。とても重い課題だ」とも発言しています。
忖度と気概と社会通念
オフィスゲンキ社長の松山千春が、「マスコミは、もっと前向きに出来ないだろうか!」「高裁で判決が出たタイミングで、親族が、止められなかったのだろうか?」「東山は頑張ってる、見守ってやりたい。」とラジオで発言しています。
「忖度」と言う言葉が、安倍総理時代で終わりと思っていましたが、、
また、ここでも出て来るとは、、
民間企業に勤務している、いた方々で、自社業務で「忖度なし!」と言い切れる方は、正直いらっしゃらないと思います。
オッケーは、断言します。
自由経済社会下で、
「忖度ない営業活動は存在しない!」と。
極論ですが、でなければ、全国の「夜の飲食街・繁華街・歓楽街」は存在しませんよ、、、
「接待は忖度」ですよ~~~~!!!
圧倒的な業界勢力を持った企業、人に対して、「見て見ぬ振り」をするものです。
しかし、あまりにも目に余る行動がなされている場合には、気概のある対応が出来る、行政、第三者機関、企業、人が、出て来るのを期待します。
今回の件は、その業界が、世論を左右しかねないマスコミ業界であり、言語道断、落胆甚だしい限りです。
よりによって、セクシャルハラスメントです。
企業のガバナンスが出来ていたのか?コンプライアンス遵守は?
新聞社・テレビ局は、ニュースとして叩くくせに、自社体質は隠していたのですから、、、
ジャニーズ事務所のみならず、業界として、猛省、改善すべきです。
マスコミは、人気タレントを使いたいために、悪行を「知らぬ振りをし続けた」のです。
オッケーは思います。
ジャニーズメンバーのCMは、今後は、清々しいアスリートに差し替えられると。
「ジャニーズ事務所の名称を変更すべきだ!」との見解を示すCMスポンサー企業が、次々に現れ出しています。
当然です!スポンサー企業は、ジャニーズ事務所所属のタレントを起用し続けることで、性加害を容認していると言われ、宣伝どころか企業イメージダウンを招かねない状況が生まれます。
飛び火を企業が嫌うのは、当たり前です。
皆さんは、どうお考えですか?
今日を明るく元気に行きましょう!
お仕事お疲れ様です。
いってらっしゃい!