こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
久しぶりの、ガチ記事の掲載です!
『商業の論理』と、札幌の『景観』を考える
札幌駅南口の景色が、大きく変わろうとしています。
その中心となるのが、札幌駅前の「北4西3街区」の再開発です。
この再開発は、札幌駅南口の新たなランドマークをつくる大規模プロジェクト。
商業、業務、宿泊などの機能を備えた複合施設として整備が進められており、2028年7月の竣工が予定されています。
そして、ここで今、ちょっと気になる話題があります。
それが――
「ヨドバシカメラの大型看板」です。
報道によれば、筆頭地権者であるヨドバシホールディングスが、札幌市に対して、基準の約14倍となる大きさの看板設置を要望しているといいます。
商業施設として考えれば、「目立ちたい」は当然
先ずは、ここで、ヨドバシ側の立場を考えてみましょう。
巨大な商業施設をつくる。
そこには多くの店舗が入り、たくさんのお客様に来てもらわなければならない。
そう考えれば、
「駅前で、しっかり目立ちたい!」
というのは、商業施設として当然の発想でしょう。
看板は単なる広告ではありません。
「ここにヨドバシがある!」
「ここに行けば、いろいろな商品・サービスがある!」
ということを、一瞬で伝える重要なマーケティングツールです。
特に札幌駅という、多くの市民や観光客が行き交う場所。
商業ベースで考えれば、大きな看板を求めることには一定の合理性があります。
札幌駅前は「企業だけの場所」ではない
ここからが、難しいところです。
札幌駅前は、ヨドバシカメラだけの場所ではありません!
札幌市民にとっての玄関口であり、北海道を訪れる観光客にとっての「札幌の第一印象」になる場所でもあります!
だからこそ、札幌市は、札幌駅前通北街区を「景観保全型広告整備地区」として位置づけています。
札幌市の基準では、
「世界都市札幌の顔にふさわしい品格と機能性を備えた活力のある地区景観」
を目指し、広告物についても建物のデザインや街並みとの連続性への配慮を求めています。
つまり、
「目立てばいい」だけではない。
それが札幌駅前なのです。
「14倍」という数字が投げかけるもの
もちろん、14倍という数字だけを見て、
「大き過ぎる!」
と決めつけるのも早いでしょう。
札幌駅前に新しい賑わいを生み出すためには、ある程度の視認性や華やかさも必要です。
街が活気づくためには、商業施設の存在感も大切です。
しかし一方で、規制や景観の考え方を大きく超える広告物を一企業だけに認めることになれば、
「札幌駅前の景観ルールとは、一体何のためにあるのか?」
という問題も出てきます。
ここは、企業側の商業的な事情と、札幌市全体の都市景観をどう両立させるのか。
慎重な議論が必要なところでしょう。
「札幌らしさ」とは何なのか?
オッケーは、ここで一つ考えてみたいのです。
札幌駅前を、
東京・大阪などの大都市と同じような「巨大広告が並ぶ駅前」にするのか。
それとも、
「札幌らしい、品格のある駅前」
をつくるのか。
もちろん、賑わいも必要です。
商業も必要です。
企業の看板も必要です。
しかし、それらをすべて足し算していけば、必ず魅力的な街になるとは限りません。
街には、
「引き算の美学」
もあるのではないでしょうか。
大きな看板を一枚増やすことで、企業の存在感は高まる。
しかし、その一枚が札幌駅前全体の景観を変えてしまう可能性もある。
だからこそ、
「どこまでなら札幌らしさを守れるのか?」
という視点が大切なのです。
商業と景観は、対立する必要はない
オッケーは、今回の問題を、
「ヨドバシカメラ 対 札幌市」
という単純な構図で見るべきではないと思います。
むしろ、
「商業の力」と「都市景観の価値」を、どう両立させるか!
ここに、これからの札幌の街づくりの大きなテーマがあるのではないでしょうか。
企業には企業の論理があります。
行政には行政の役割があります。
そして市民には、市民としての「この街をどうしたいか」という思いがあります。
その三者が知恵を出し合ってこそ、本当の意味での再開発になるはずです!

札幌駅前は、北海道の「顔」である!
北4西3街区の再開発は、単なる建物の建て替えではありません!
札幌の玄関口が、これからどんな街になるのか。
その「顔」をつくるプロジェクトです。
だからこそ、
「企業が目立つこと」だけではなく、
「札幌という街そのものが輝くこと」。
これが重要なのではないでしょうか。
看板一つをめぐる議論に見えて、実はその先にあるのは、
「私たちは、どんな札幌を次の世代に残したいのか?」
という、大きな問いなのです。
商業の活力も大切。
企業の挑戦も大切。
しかし、それと同じくらい、
札幌らしい景観を守ることも大切です。
札幌駅前の新しい景色が、
「大きな看板が目立つ街」ではなく、
「人が集まり、歩きたくなり、そして札幌に来てよかったと思える街」
になることを期待したいと思います。
2028年、北4西3街区に新しい札幌の顔が誕生します。
そのとき私たちが見上げる景色は――
「企業の広告」なのか。
それとも「札幌の未来」なのか。
今回の看板問題は、そんなことを私たちに問いかけているのかもしれません。

今日を大切に明るく元気に行きましょう!
お仕事の方、お疲れ様です!
いってらっしゃい!


