【札幌開発散歩】大通~中島公園編

地域活性

こんにちは! 北の熱い講師 オッケーです!

オッケーの足が短くて、なかなか散歩になりません!笑
北海道札幌は、ナナカマドの実が緑から黄赤色に色づき始めて、夜は長袖でないと肌寒く感じる季節となりました。

ということで、急いで歩かなければいけないと思い、出かけました。

札幌開発散歩

えぇ~~と!駅前通りを大通り公園を渡り南進だっけ!笑

南1条通り

「北海道の経済中心地」とでも言うべき通りですね。
札幌駅前通りと南1条との交差に立地している「札幌三越」この建物も古く補修工事しながらの営業です。
そして1丁隣に、北海道民に愛され続けている「丸井さん」と「さん」づけして呼ばれる、「丸井今井本店」があります。当然のこと、老朽化が進み、「どうするんだろう~?」といつでもささやかれる経済話題です。

少し、百貨店マンであったオッケーとしては語らなければなりません!笑
丸井さんは、ご承知のように、北海道経済を牽引してきた企業です。その丸井さんに1997年に大きな転機が起きます。

拓銀破綻

この話をしなければなりません!「北海道拓殖銀行」です。
この企業も「拓銀さん」と道民に生活の中で親しまれて呼ばれた企業です。北海道を地盤とする唯一の都市銀行として北海道の経済を支え、北海道・札幌財界にも絶大な影響力を持っていました。しかしながら、都市銀行の中では最も小規模であったため、その焦りからバブル期に積極的な拡大路線をとったことが決定打となって負債が膨らみ、1997年に経営破綻します。
事業は、その当時、第二地銀であった北洋銀行等に引き継がれました。都市銀行としては戦後初、かつ現時点で唯一の破綻事例です。
なぜそんな話をするのかというと、「丸井今井」のメインバンクが北海道拓殖銀行であったのです。それまで今井春雄社長が推進してきた急激な経営多角化により債務が増大してグループの有利子負債が約940億円に膨らみ、不透明な海外不動産投資の失敗もあり財務体質が悪化していた丸井今井は経営危機に陥ります。後継のメインバンクを見つけるのが困難と考えられたため、19971216日の緊急役員会で今井春雄を社長から解任して後任に今井創業家出身ではない専務取締役だった柴田哲治を社長に昇格、路線転換を図りました。199812月に歳末商戦用の決済が集中して資金がショートしかけた際には北海道銀行から30億円の新規融資を受けて乗り切り、同年10月には同行を含む道内3行によるなど金融機関の協調支援の方向性が固まり、1999年7月には北海道拓殖銀行から債権約354億円を引継いでいた整理回収機構が「倒産すれば北海道経済に甚大な影響を与える」として178億円の債権放棄に同意するなどして金融支援が実現したという経緯があります。

三越伊勢丹ホールディングス

丸井今井は2005年に2度目の経営危機に陥ります。
そして、伊勢丹との業務提携合意にたどり着きます。
話は前後しますが、全国百貨店業界は景気低迷期の1990年代後半から苦しい時代に入ります。
そうした中で、独自のマーチャンダイジング(MD)で優位に立っていた伊勢丹が、日本最古の百貨店でありながら、資本増強に苦しんでいた三越を取り込む形で経営統合します。
200841日に株式移転(比率は伊勢丹「1」に対して三越は「0.34」)により純粋持株会社として三越伊勢丹ホールディングスが発足しました。
よって、札幌では、札幌三越と丸井今井が同じ傘下の百貨店となりました。
札幌の百貨店人としては青天の霹靂ともいうべき出来事が起きたわけです!!!

創成川

またまた脱線しますが、、笑
デパート通りを抜けると、創成川に出ます。
創成川公園?創成川通アンダーパス連続化事業に伴い生み出される地上部に、水と緑を生かした公園です。
いつの時であったか思い出さないのですが、20年くらい前の風台風でポプラの大木がなぎ倒されて、地上を走っていた石狩街道が不通になった記憶があります。

二条市場

創成川、公園を渡ると、ここに着きます。
2022年8月に市政100年を迎えた札幌市ですが、それより前の125年前くらいに、石狩浜の漁師がこの付近で新鮮な魚を売ったことから始まった、といわれています。今も札幌市民の台所として親しまれ、街ナカという立地の良さもあって、連日多くの観光客で賑わっています。通りに沿って鮮魚店や土産物店などが軒を連ね、カニやサケ、イクラなど鮮魚を中心に、水産加工品や野菜、果物などがずらり。お店の方の威勢の良い声が響き、活気に溢れています。と書きたいところですが、、、
コロナ禍で経営危機で大変になっています。1日でも早く観光回復を願いばかりです。
札幌観光の際は、是非ともご賞味あれ!

4丁目プラザ

駅前通りに戻りましょか?笑

青春時代が、1970~90年代前半の方は、よく行ったビルだと思います。なぜなら、7階に「自由市場」(レディス、アクセサリー、ファッション雑貨、雑貨、ビューティ&リラクゼーション、フード&ドリンク、その他)、4プラホールという雑貨フロアがあったビルだからです。
「トレンド」を生むパワーを秘めていたところでした。
ここも、老朽化に伴い、今春に閉店しました。
新ビル計画が先日発表され、地下街直結のビル建築の予定です。

PIVOT(ピボ)

この専門店ビルも、長い歴史で、小田氏一族経営から商船三井グループ傘下で大阪本社の不動産デベロッパーの「ダイビル」に2019年に譲渡され、建て直し計画があります。個人的に役員が先輩であり、応援したいビルです。

札幌PARCO

上記のビルを紹介すると、やはり、この老舗専門店ビルを紹介しておかないといけませんね。
1970~80年代のファッションリーダー的存在だったPARCO。
今は大丸松坂屋百貨店などを傘下に持つJ.フロント リテイリングの100%子会社となっています。 かつては旧セゾングループ(西武流通グループ)の一員であった企業です。時代の変遷を感じますね。
札幌店は1975年に開店しています。旧富貴堂書店札幌本店初代店舗跡地に建設されました。高校の教科書?を買いに行った記憶がある方、読者の方大勢いらっしゃるのでは?笑
オッケーが業務出張で、必ず市場価格調査に行く店舗が、渋谷PARCOでした。
「渋谷公園通り」は、PARCOの店舗に面しており、その名称はパルコがイタリア語で「公園」を意味していることや、代々木公園に通じていることに由来するらしいです。渋谷駅から登っていくのが好きでしたね。渋谷西武、フォークの聖地、小劇場「ジャンジャン」があり、ファッション雑誌の中を歩いている感じがよかったなぁ~(ちょっと気取ってみました!笑)

またまた、蛇足でした!大笑

モユクサッポロ

モユクとは、アイヌ語で‟たぬき”を意味する言葉で、立地的に狸小路商店街に立つことに、関連付けたようです。

ビジュアル検索クエリイメージイメージ図:札幌市
地下街のポールタウンに直結する形で、地下1階(飲食店メイン)から6階までは商業施設を計画しています。
4階から6階には都市型の「札幌大通水族館」(仮称)を計画中で、ファミリーをターゲットにしたMDのようです。
9階から28階に大京の分譲タワーマンション「ライオンズタワー札幌」となる。予定戸数は133戸、地権者優先などのことがあり、通常一般販売が52戸とのことです。地下街直結が売りのタワマンです。

狸小路

札幌狸小路商店は北海道で最古の商店街の一つで、2023年で150年目(明治6年~)を迎える札幌の原点商店街。
規模も最大級で7ブロック総延長約900m・店舗数約200軒の全蓋アーケードを持つ商店街です。1丁目から6丁目の現在のアーケードは二代目(昭和57年完成)で、国道部分を除き交差する路上をも覆うロングアーケードです。
先月8月30日にオープンした2丁目エリアに生まれた「狸COMICHI」は、施設すべてで食が楽しめる、狸小路の歴史ミュージアムです。映し出される、昔の狸小路の映像。北海道の各地から集まった、人気の飲食店。それぞれが、自分のまちの食や観光の魅力を発信することがコンセプトです。
https://tanukicomichi.com/
7丁目以西は、今こそコロナ禍の最大な影響が出ているであろう店舗が並んでいます。東南アジア系の店舗が多く、そこに立つと‟ここは東南アジアか?”と錯覚を覚えます。コロナ前には、東南アジア系の観光客で、ごった返していました。

すすきの角

北海道経済を側面で支えた、全国有数の「大歓楽街」です。
ニッカウヰスキーの看板が似合いますね。

(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画イメージ図:2022.3.17ニュースリリースから
2022年3月に発表がありました。「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画が推進中です。
おそらく、イトーヨーカ堂が運営する地下 2 階のスーパーマーケットと地下 1 階のマルシェでは、北海道産の良質な食材を近隣飲食店の日常ニーズに応えます。1 階はアインファーマシーズのコスメ&ドラッグストア、顔となる路面飲食店を計画。
2 階は体験価値を重視した物販・サービス店舗で構成。
3階と4階は、すすきのには希少な飲食店の集積の形態として、フードホールや横丁を導入計画。また吹き抜け空間を有したメゾネット区画では、エンターテイメントシーンの提供も予定しています。
5 階から 7 階はシネマコンプレックスを配置し、7 階から 18 階は、今は西隣に立地する東急ホテルで構成の予定です。

この立地が、「札幌松坂屋百貨店」であったことを記憶している方が、どれだけいっらしゃいますかね。

ポールタウン・チカホ

!!忘れてましたが!
札幌駅からここススキノまで、地下道が存在します。
歩いて、30分かからないと思いますよ。
札幌駅から大通りは、地下歩道空間‟チカホ”
大通りからススキノまでは、「ポールタウン」地下街が存在します。
札幌市民にとって、冬の地下道はありがたいです!

中島公園周辺


中島公園、老舗ホテル、札幌パークホテルの建て替えの可否
国際会議場の設置などの計画があります。
https://www.city.sapporo.jp/kikaku/downtown/project/documents/honsyo.pdf
キリンビール跡地にはホテルが、ヤマハ跡地にはアクサグループの複合ビルが計画されています。
札幌コンサートホール「kitara」があり、総合的な開発計画が進んでいます。

未来予想図

やっと、到着?
札幌駅北側から始まりました。
前回・前々回などを、ご覧くださいませ!
未来?いや、ここ数年の間に具現化することなのですよね。
なんか、実感が湧きませんが、、、
目の前で工事が進んでいるのは事実です。

なにか、東京五輪・パラリンピック開催関連事件が起きていますね。
2030札幌オリンピック・パラリンピック開催に暗雲が立ちだしました。
ただ、北海道新幹線をはじめとする建て替え計画が、あちらこちらで着々と進んでいる状況です。

連載にお付き合いいただきありがとうございます!!!
またです!

今日を明るく元気に行きましょう!

行ってらっしゃい!連休かな?笑