【戦略戦術】ビジネス=団体戦

マネジメント

こんにちは 北の熱い講師 オッケーです!

昨日の先輩と、「剣道」の話を良くしていました。
先輩は初段の腕前、オッケーは高校受験と初段試験が重なり断念の1級。

そこで今日は、「戦略と戦術」の話です

戦略と戦術

先ずは、経営学的基本理論から、

戦略とは

戦略とは、ビジネスとして他社と戦う上で、
「What(何を)」を決定するものです。
「経営的な目標を達成するためには、何をすれば良いのか」
という会社の根幹を指すものであり、
大きな視点で経営のスタートからゴールまでを考えます。
つまり、戦略は具体的な数字を出す前の段階なのです。
プロジェクトを進めるのか、やめるのか、
新しいメンバーを採用するのか、しないのか、などなど、
「やるのか、やらないのか」を決定していくのが戦略です。

戦術とは

戦術とは、戦略を成功に導くために、
「どう戦うのか」ということです。
つまり、ビジネスにおいて「How(どのように)」や
「When(いつ)」を決定するものです。
経営目標達成のために立てた戦略を完了するためには、
どの素材を使うのか。
どれくらいのコストが必要になるのか。
誰が、いつ行動したらよいのか。
そういった具体的な行動を決定していくのが戦術です。

戦略と戦術の関係性

戦略と戦術はそれぞれ上下の関係にあり、
ひとつの戦略に対して複数の戦術を立てることが必要になります。

武道の団体戦

戦略

武道の経験者の方ならご存じだと思います。
団体戦は「戦略」の戦いから始まります。

オッケー流解説(偏見ご容赦)

団体戦は5人組が基本です。
【先鋒・次鋒・中堅・副将・大将】の5人で戦うわけですが、
相手のメンバーを見て、【戦力分析】を行います。
そして、【誰をどこに置くか】の【戦略】を立てるのです。
【3勝先勝】を獲るための、【戦略】です。

武道をご存じない方も多いと思いますので、
役割りをオッケー流の解説をします。

先鋒

闘いの先陣を切る。実力的には1.2の力の持ち主の役割り
物事を1番先にする、という意味です。 集団の1番手前に立ち、全体を引っ張る、先導する、率いる、という意味があり、どんなことも最初にする失敗を恐れず勇気ある行動ができる人、という意味があります。

次鋒

正直、力量的には低位です。メンバーに滑り込んだ感じです。そうはいっても、「流れ」で重要なのです。先鋒が作った試合の流れを良い方に変えるのも悪い方に変えるのも、次鋒次第なのです。どんな状況で後ろ3つにまわすかは大変重要ですので、ここ2人で良い流れを作り、チームの士気を高めていきたいところです。ここで勝てると団体戦の勝率は、7,8割あると思います。

中堅

まさに、言葉の通りです。中堅でチームの運命が決まる。 前半の大将、後半の先鋒といった役割であり、 後ろに控えている大将につなげる役割。 冷静でプレッシャーに強いことが求めらる、精神的に強くタフな選手が起用される。

副将

「次鋒に次いで弱い奴」というイメージでしょうかね。
性格としては、冷静で頭の良い人が向いています。先鋒~中堅の試合結果次第で最も多くのパターンがあり、冷静に戦況を分析しなければなりません。

大将

説明は要らないと思います。
名のごとく絶対の信頼のおける、実力NO1である。

この組み方が、重要なわけです。
相手の力量を測り、正攻法のガチ勝負か、避けて奇抜な組み方を採るか、
駆け引きの始まりです。

戦術

剣道経験者の方なら分かると思いますが、、
蹲踞【そんきょ】〈体を最も低くすることで、相手にかしこまった形を示す敬礼であり、 重心を下げ、カラダの軸を整え、精神を整える、古の礼法〉し、立ち上がり、「はじめ!」の審判の掛け声で試合が始まるわけですが、、、
ここで、竹刀を相手と初めて合わせるのですが、、、、
この瞬間で、正直、自分が勝てるか負けるか判りますよね!

‟勝てる!”と思えば、正攻法で攻めて、如何にして自分の得意技で仕留めるかを考えればよいのです。
業務マネジメント的・コトラーの競争地位戦略の〈リーダー〉です。

問題は‟負ける”と思った時に、どういう奇戦をするか、隙がどこかにないかを、探るわけです。
業務マネジメント的・コトラーの競争地位戦略の〈チャレンジャー〉です。
業務マネジメント的・SWOT分析の〈強み・弱み〉分析です。
自分の持っている【技】(わざ)【戦術】を、どこで出すかの駆け引きです。
「一発勝負」です!
二度は効きません!

いかがでしょうか!
なんか、変に納得するところがありませんか?

ビジネス=団体戦

これが、ビジネスと同じなわけです!!!

「気合いだ~~~!」
気持ちで負けないように、鍛えるのです。
出稽古に出る。
場数を踏む。

ご参考になれば、幸いです!

さあ!今日から2月です!
28日しかありませんよ!
研ぎ澄まして、行きましょう!

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!