こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
石川県などによりますと、能登半島地震による県内の死者が新たに14人増え、1月2日午後3時半現在、あわせて48人確認されているということです。
お亡くなりになられた方に、先ずは、ご冥福をお祈りします。
また、今回の能登半島地震に被災された方々に、衷心よりお見舞い申し上げます。
寒い環境下だと思いますが、頑張ってください。
2024年能登半島地震
1月1日、午後4時10分ごろ、石川県輪島市の東北東30キロ付近を震源とするマグニチュード7.6の大きな地震が発生しました。
同県志賀町では震度7を観測。国内における震度7の揺れは、2018年の北海道胆振地方を震源とする地震以来です。
気象庁は大津波警報を発表していたが、津波注意報に切り替わり、それも2日午前には解除されています。
非難の呼びかけ
元日に起きた地震を受け、NHKほか多くのテレビ局は放送予定だった正月特番を取りやめるなどし、災害報道に切り替えました。
そうしたなか、NHKの山内アナウンサーが強い口調で伝える避難の「呼びかけ」が大きな話題となっています。
山内アナは緊急地震速報が出た時から担当しておりました。
地震の約3分後、津波警報が出た直後から強い口調に切り替わりました。その瞬間を観ていた方々が多く一らっしゃると思います。オッケーもそのひとりです。
「テレビを見ていないで急いで逃げてください!!」
「引き返したりしないこと!」
「今すぐ逃げること!」
などと呼びかけました。
それに対してSNS上では「絶叫モードに変わった」「叫びすぎ」という声や、「こんなふうに危機感を伝えられるアナウンサーなかなかいない」といった賛否双方の反応が見られました。
災害報道への強い思い
しかし、今回の山内アナの強い呼びかけの背景にはNHKアナウンス室の災害報道への強い思いがあるという。
NHK関係者が語っています。
「NHKのアナウンス室は東日本大震災以降、大規模災害の際に『呼びかけ』内容を検証し、改善してきました。
今回のような、普段は冷静なアナウンサーが強く呼びかけるアナウンス方法も、当時の改善案として定着した手法です。
『異常な姿』を見せることで、特別なことが起きていると認識してもらうことを目的としています。
さらに『呼びかけ』に関する調査の過程で、全国放送のアナウンサーよりも、地元のテレビでよくみかけるアナウンサーのほうが実際の避難につながりやすいということがわかりました。
そこで立てられたのが、“災害時には地域の局から地域住民に向けた呼びかけ”を重視するという方針です」
とのこと。
「600ページにもなるマニュアル」
この方針を受け、2021年春に完成したのが、NHKアナウンス室が2018年から2020年度にかけてとりまとめた『地域版 命を守る呼びかけ』というマニュアルです。
全国で40以上の局が参加し、ページは600ページにもわたるものです。
関係者の話は続きます。
「この資料は当時、地方局に配属された若手アナらを中心に専門家や行政機関らと地元の方々にヒアリングするなかで作られたものです。
NHKの場合、アナウンサーとして入局すると若手のうちに地方局をいくつか周ります。
今回、話題になっている山内アナは現在、東京アナウンス室に所属していますが、彼女は2017年に入局し、金沢放送局で2021年3月まで働いています。
ですので、まさにこのプロジェクトに参加していた若手アナのひとりでしょう。
金沢の方々に、今は東京で活躍する山内アナの言葉が少しでも響いたことを期待したいです」とコメントしています。
NHKアナウンス室が災害報道にかける情熱の発端は「東日本大震災」。先輩アナらの“思い”を受け継いでいる。
「これらのプロジェクトは、数多くの災害報道を担当してきた横尾泰輔アナ(48)や井上二郎アナ(49)がとりまとめました。このほか、2023年末のNHK紅白歌合戦で司会を担当した高瀬耕造アナ(48)など、現在のチーフアナらを中心にNHK内での周知含めて推進してきました。
彼らが中堅アナだった頃、東日本大震災の際に経験した“無力感”などをきっかけに、それまでのマニュアルを見直し、『ことばで命を守る』という文化を後輩らに育んだ結果が、今回の『呼びかけ』につながったのでしょう」前出・NHK関係者のコメントです。
山内泉アナウンサー経歴
愛知県で生まれ東京都で育っています。
光塩女子学院中等科・高等科、慶應義塾大学経済学部卒業後、2017年4月に入局して金沢放送局で勤務しています。
2021年度から東京アナウンス室勤務と同時に『NHKニュースおはよう日本』を担当し、2022年度から和久田麻由子の後任として『ニュースウオッチ9』のメインキャスターを青井実・田中正良と務めています。
「声で、一人でも多く助けたい!」
「叫びすぎ」との声もあがった呼びかけの背景に、NHKアナウンス室が世代を超えてつないできた災害報道への強い思いがあったようです。
「声で、一人でも多くの方を助けたい!」
きっと、山内アナウンサーの切迫した声で、大津波警報が出た瞬間に語気をさらに強く発していることで、避難した方々が少なくないと思います。
使命感を持って、瞬時に対応した山内泉アナウンサーに敬意を表します。
今日を明るく元気にいきましょう!
年始からのご勤務の方々、お疲れ様です!