【北海道百年記念塔】歳を感じるなあ~

経済情勢・指標

こんにちは! 北の熱い講師 オッケーです!

記念切手発行日に、郵便局に並んだのが、記憶にあります。
なんたって!『15円』です!
ということは、封書郵便料金が15円だったということです!!

北海道百年記念塔?

「北海道百年記念塔」って、ご存じでしょうか?
その記念塔が、存続か解体か、という話なのですが、
道民の意識が薄いまま、解体に向けた予算が付きました。

道の試算で、解体なら6億円、維持なら約30億円とのこと。

道などが1970年に札幌市厚別区に建てた北海道百年記念塔の解体工事が、今秋にも始まる見通しです。
老朽化による安全面の問題や、存続した場合の多額の維持費から、道は2018年末に撤去する方針を決めていました。
道民の中には解体に理解を示す声もありますが、地元住民らからは今も存続を望む声が出されています。
記念塔を巡っては、和人の入植で土地を奪われたアイヌ民族への配慮が足りないという批判が建設当時からあり、議論の火種はなおくすぶっています。

今現在、立ち入り禁止が続いている北海道百年記念塔です。
さらに記事です。

3月上旬、雪深い野幌原始林が背後に広がる百年記念塔前では、数組の見物客が写真を撮っていました。厚別区で約40年間暮らし、毎週末に塔周辺を散歩するという主婦は「地元のシンボル。解体見直しに望みを持っていたので、取り壊しが始まると知ってショック」と寂しそうに塔を見つめながら話しました。

開拓使設置100年目に着工

記念塔は1869年の開拓使設置から100年目の1968年、道の百年記念事業で道立野幌森林公園の整備とともに建設が始まりました。
総工費5億円の半分を道民の寄付で賄い70年に完成しました。
高さは100メートルあり、展望台からは石狩平野を一望できます。
周辺の小中学校では校歌で「雲は流れる記念塔 昔をしのぶ原始林」などと歌われ、遠足先としても親しまれてきた塔です。
空に向かって1点で交わる二次曲線は、
未来への発展を象徴しているとされていました。

オッケーも、‟あ~そんなことがあったなあ~”という記憶で、
まだ子供だったので、経緯は知らないのですが、、
道民が、こぞって、‟みんな!観に行かないと!”となったものでは、
そもそもなかったように思います。
一方では、記念塔は建設当初から、アイヌ民族にとっては開拓の裏側で強いられた同化政策や差別の象徴との批判があり、歴史認識を巡る論争の的にもなってきました。
実際に道発行の冊子「北海道百年記念事業の記録」(69年)には、当時の開道百年記念事業協議会(会長・故町村金五知事=当時=)の協議経過として記念塔について「(道民から)特定人物の顕彰や、先住民族や開拓事業の犠牲となった農民らを慰霊する塔や碑の提案が多かったが、開拓のすべての先人に感謝と慰霊の誠をささげる記念塔を建設することにしたい」と記載されており、建設理念が「開拓」を礼賛するものだったとの指摘もあります。

老朽化で解体準備着々

記念塔の解体が、最初に決まったのは、高橋はるみ道政4期目の最終年度の2018年末でした。
外壁に使っている鋼材が腐食で剥がれ落ちるなどしたためで、道は14年から記念塔を立ち入り禁止にし、16年には存廃の検討を始めていました。
公園施設利用者と一般の大学生・社会人を対象に18年に行ったアンケートでは、利用者は存続派、一般は解体派がそれぞれ多数と意見が割れました。
高橋氏は18年9月の道議会で「安全性や将来負担の観点から解体もやむを得ないと判断した」と説明しています。そして、同12月に解体を決めました。
その後、鈴木直道知事も前知事の方針を踏襲し、初の本格予算となる20年度当初予算に解体の事前調査費を計上するなど解体準備を粛々と進めました。
解体反対派はこの間も存続を求め続けていましたが、昨年11月、道への反発をさらに強めました。
道が老朽化の進行や労務単価の上昇のため記念塔の解体費は7億2千万円に膨らむとの事前調査結果を公表したためです。
これは、存続派に波紋を広げました。
道が公表した金額は17年に試算した金額の1・7倍に相当しました。
道はその後、工事内容を精査して修正しましたが、それでも6億4500万円に上りました。
併せて道は、今後50年間で維持費が17年の試算より2億円前後多い28億~30億円との見通しも示し、財政的に存続は困難との論拠としました。

解体ありきか?

この道の試算に対し、地元選出の自民党衆院議員は「解体ありきだ。過大に算出している」と猛反発しました。「歴史遺産の解体は理解に苦しむ」と投稿し、知事側近が今年2月に国会内事務所を訪れて解体費について説明しました。「こんな説明では理解できない」「徹底抗戦する」と言って側近を追い返したそうです。
地元住民らも存続を求める声を強めています。
道が2月上・中旬に3回開いたオンライン説明会には計109人が参加し、解体反対の意見が相次ぎました。
地元有志らでつくる「道百年記念塔存続プロジェクト」の代表は「塔には開拓の歴史をつくった先人の思いがつまっている。道は文化財的な価値を全く勘案しておらず、透明性のある議論をすべきだ」と強調しました。設計者の建築士は「塔表面のさびは鋼材独特のもので安全性に重大な問題はない。記念塔は北海道の背骨のような存在」と存続を訴えました。
道議会自民党会派の一部は2月の道議会環境生活委員会の質疑で道に解体見直しを求め、近く有志と塔の状態を調査する意向を示しています。

広がり欠く反対世論

ただ、全道的には反対世論は広がっていません。
道議会の中では危険性回避と税金を原資とする財政負担の最小化のため、解体はやむを得ないという声は少なくありません。
札幌アイヌ協会の会長は解体着手について「当然の判断。塔建設の背景に何があるのかよく考えてほしい」と話しています。
予算案には北海道百年記念塔解体に向けた費用が盛り込まれました。
知事は2月18日の記者会見で「構造上、老朽化の進行を完全に防ぐことは難しい」と述べ、22年度予算案で解体費6億4500万円のうち電気設備工事などに要する4300万円を計上しました。
予算案は24日に道議会で賛成多数で可決される見通しです。
約半世紀、論争の舞台となり続けた巨塔は、多くの課題を道民に提起し、秋にも解体作業に入ろうとしています。

難しい課題です。
皆さんは、どう考えますか?

開拓150年!
そもそも、建設時代を知るオッケーも歳ですね。
家族会議で、親父の解体予算が付かないことを願いたいものです!笑

今日を明るく元気に行きましょう!

いってらっしゃい!