こんにちは!オッケー農場主です!
農業でのニュースとしては、大きなニュースが飛び込んで来ました!
ブロッコリー🥦が「指定野菜」になる
『ブロッコリー』が国民生活に欠かせない野菜「指定野菜」に追加されることになりました。
農林水産省が2026年度から適用するとのこと。
新たな指定は1974年のジャガイモ以来、約半世紀ぶりとなります。
安定供給のため、価格が下落した場合、国が生産者を支援するものとなっています。
指定野菜とは
農林水産省は、特に消費量の多い野菜を指定野菜と定めています。
1966年度にできた制度で、14品目が対象となっています。
指定野菜は、キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、たまねぎ、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ばれいしょ、ピーマン、ほうれんそう、レタスの14品目です。
品目ごとに一定規模の産地を「指定産地」とし、価格が大きく下落した場合、国が農家に補給金を出して生産量を確保するというものになります。
ブロッコリーの生産推移
農林水産省によると、人口減少などの影響で、他の野菜の生産量は過去10年間、横ばいか減少しているそうです。
しかしながら、ブロッコリーは増えているのです。
2022年産の出荷量は15万7100トンで、12年産から28%増えているそうです。
総務省の家計調査でも、2人以上の1世帯あたりの購入量が2022年に4850グラムとなり、12年比で29%増だった数値が出ています。
1989年の7万7千トンからは倍増している推移です。
農業水産試験場【作物 の 品種改良 をしたり新しい 農業技術 を開発したりするための、農業の 研究機関 。 しばしば「農試」(のうし)と略称される。】などの技術者たちが研究し、通年で生産出来る品種改良を重ねたことが、多く伸びた要因と考えられるそうです。
北海道、埼玉、愛知、徳島、香川、長崎などが主な産地となっています。
ブロッコリーの学術的存在
ブロッコリー(学名: Brassica oleracea var. italica)は、アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜で、キャベツの一種がイタリアで品種改良され現在の姿になったとされています。
食用とするのは蕾(つぼみ)と茎の部分で、大きなドーム状の部分を「花蕾(からい)」と呼びます。
ブロッコリーの和名は、メハナヤサイ、ミドリハナヤサイであり、「ハナヤサイ」(花椰菜)とはカリフラワーのことです。
カリフラワーと比べて茎が高く伸びるため、キダチハナヤサイ(木立花椰菜)とも呼ばれます。
β-カロテンとビタミンCが豊富で、含有量はキャベツの4倍といわれています。
茹でるよりも、炒めたりレンジで加熱することでビタミン類の損失を抑えることができます。
ブロッコリーは現在、指定野菜に準じる「特定野菜」(35品目)です。
指定野菜への格上げは初
農林水産省の担当者は、
『他の指定野菜に比べ、生産量も遜色がない』として「昇格」を決めたとのこと。
今後は、政令などを改正し、2026年度から対象とするそうです。
特定野菜から指定野菜への格上げは初めてとのこと。
安定的な生産を促すため、価格が著しく下がった場合に生産者に支払われる補助金が現在よりも手厚くそうです。
農林水産省は「出荷量が横ばいか減少傾向にある野菜が多い中、他の指定野菜と肩を並べる規模になった」とコメントしています。
大規模な生産者や出荷団体は、農林水産省に登録すれば補助金の対象となり、国のガイドラインを踏まえて供給計画を作成することが出来ます。
効能
ブロッコリーは私たちの身体全体の健康に対して多大な利益をもたらしますが、特に目の健康に対する効果は顕著らしいです。
それはゼアキサンチンとルテインという、目にプラスにはたらく栄養素を豊富に含んでいるからです。
これらの栄養素は、網膜の酸化と、加齢による劣化を防ぐ能力を持っています。
ブロッコリーのようなダークグリーンの野菜の多くは、ルテインを多く含むといわれています。
したがって、ほうれん草、ケール、ズッキーニ、芽キャベツからもルテインを摂取できます。
また、ブロッコリーには抗酸化物質の硫黄化物が含まれており、これは失明のリスクを減らす効果があるそうです。
網膜を傷つける可能性のある紫外線をガードする機能を支援します。
また、ブロッコリーは目の健康を向上させる、ビタミンB2を豊富に含んでいます。
ビタミンB2の欠乏は、疲労感や視覚のぼやけを引き起こす可能性があります。
さらに、ブロッコリーにはベータカロチンが含まれており、体内でビタミンAに変換され、これもまた目の健康にとって重要です。
ビタミンAは、目が暗い照明に適応し、暗闇で見る、といったような機能に寄与します。
ブロッコリー1カップ分だけで、目が必要とするビタミンAの摂取量の50%を得ることができます。
また、ビタミンCも豊富に含まれており、目の毛細血管と組織の構造を保護し、抗酸化作用を持つため、目を光の損傷から守ります。
ビタミンCが豊富な食事は、白内障の形成を防ぐともいわれています。
美味しいブロッコリーの選び方
緑色が濃いもの
ブロッコリーのつぼみの色が濃い緑で鮮やかなものは鮮度が高いです。
全体的に黄色くなっているものは鮮度が落ちているので選ばないようにしましょう。
中には紫色に変色しているものもありますが、これは寒さの厳しい時期に収穫して変色しただけです。
味や品質への影響はありませんのでご安心ください。
茎にツヤがありキズ・変色がないもの
ブロッコリーは茎の部分も食べることができ、栄養価が高いのでおいしくいただくことをおすすめします。
茎にツヤがあり、キズや変色がなければおいしいブロッコリーになります。
外葉があればしおれているものは鮮度が落ちているので避けるようにしましょう。
外葉がみずみずしいものは新鮮で味も良いです。
茎の切り口がみずみずしいもの
ブロッコリーを裏返して茎の切り口に注目してみましょう。
切り口の色が黒ずんでいるものは、鮮度が落ちてしまっています。
逆に切り口がみずみずしいと新鮮な証拠なので、こちらの方がおいしいと言えます。
締まりがあるもの
つぼみの部分はしまっており、固めのものを選びましょう。
つぼみが開いてきており、全体的に柔らかくなっているものは鮮度が落ちてきています。
さらに花が咲いてしまっているものは、鮮度や味が落ちてきているのでおすすめできません。
中央部が盛り上がっているもの
ブロッコリーを横から見た際に中央部分が盛り上がり、きれいなドーム型になっているものは美味しいブロッコリーです。
1つひとつの房がしまっていると、きれいに盛り上がり、上から見ても山型になっていることがわかります。
健康によいもの
みなさん!ブロッコリーを食べましょう!
オッケー同様、「眼」の悪い方、食べましょう!
今日を大切に明るく元気に行きましょう!